2008年 11月 30日
Dpreviewの Reichmann's new comments on 4/3
ちなみに、ここで書こうとする本題からずれるがこのDpreviewのスレからLuminousLandscapeでのG1のレビュー記事が引用されている。作例は多くはないが、パナのHPの作例でぴんと来なかった人もこっちの記事の方がより(良い意味で)ピンと来るものがあると思う。まだ見ておられない方がおられればご参考に、、

与太話として、真性フォーサーズファンには怒られるかもしれないが、私の忌憚のない?与太話と言うことで、、




スレ自体は、洋の東西を問わず最近のフォーサーズに対する論調とベースは同じだ。

フォーサーズのデジタル専用システムの立ち位置として
・従来のフィルム一眼レフ(35ミリ)を代替するDSLRシステムを構築する
と言う目標があったわけだが、4年を経て既存ユーザー層も

・あくまでフィルム一眼レフ時代の質量をベースにすればそれ以上肥大化するのを良しとしない一方で、それ以上の小型化を求めるのでなく、スペック、画質ともDSLR移行後のメインシステムとしての性能を追求して欲しいとする層(Aタイプとする)

・いや、折角デジタル化したのであるから、必要十分な画質を確保した上で従来の一眼レフ程度などと言わず、極力小型軽量化を突き詰めた、既存の枠にとらわれないデジタルならではのシステムを追求して欲しいとする層(Bタイプとする)

に大まかに分かれるとすると、このBタイプに関しては「マイクロフォーサーズ」という非常にわかりやすい未来図が呈示された。元々フォーサーズ自体がEVF等のデジタルの進化に適応しやすいシステムであることに加え、少なくともBタイプを突き詰めようとすると今のところ、「製品としてはマイクロフォーサーズしかない」。マイクロ発表後、程なくして開発表明したサムスンですら予定時期は2011年の春であり、少なくとも1年半以上はこのカテゴリの潜在需要をうまく顕在化さえすれば、「ライバル無しの入れ食い状態」とも言える。

そして、このくっきりと絵が描きやすくなったBタイプのニーズ充足と比較すれば、いくらメーカー側が大丈夫と言ったとて、不明確さが否めないのがAタイプのニーズをどう充足していくというところだろう。

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そして、このスレでの展開の中で、DpreviewのオリSLRスレでは古くからのコメンテーターで、名指しでコメントをリクエストされることもある、Louis氏がコメントをつけている。(このおじさんは本職はコンピューターのコンサルタント。同じおじさんでも私と違い、いつも冷静なコメントと、写真もうまい人である。)

ちなみに、彼の機材はシンプルで、
ボディはE-3に
レンズはZD7-14,ZD12-60,ZD50-200,ZD50マクロの4本に
EC-14
である。

標準、望遠を竹のニューレンズで固めた上に広角は松、そしてマクロ
これにレンズを付加する代わりにEC-14をチョイス。
この4本で殆どのものをカバーした上にE-3との組み合わせ完全防塵防滴だ。

そして、彼自身は現状で一般的な使用においては上記の組み合わせがベストのシステムと考えているとした上で、
ただもし将来E-6(E-3の次の次ということだろうか?)が出る頃に、これらのシステムと同じ重量と予算をかけて良いのであれば、その時もE-6がベストと考えられるかどうかはわからないとする。そうした上で、これと比較検討する対象として以下のようなものを上げている。(現行ある機種でなく、こちらも予想、希望である念のため)
D900
14-24
24-70VR
80-400VR AF-S

うーむである。LouisはこのD900の画素数をどう考えているのか知るよしもないが、例えば
・D900は敢えて画素数をがんがん上げず現行から15MPまでで高感度とダイナミックレンジ優先し、価格は据置。
・更にひょっとすると防塵防滴をD300並に、、
14-24以下のレンズは今のレンズの価格を据置
と言う感じだろうか?

こうすると、レンズは竹より高いが松よりは安いというところに行く。ちなみにオリの方を松レンズで揃えてしまえば、値段も重さもオリの方が重いくらいになる。勿論、防塵防滴、100%ファインダー含め全体的な比較となればまた議論の分かれるところになろうが、少なくとも比較対象には充分なりうる。恐らく価格帯も非常に接近してくるはずだ。

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フォーサーズを主に竹以上のレンズをメインとしE-3のボディでハンドリングする、いわばフォーサーズを小型軽量のサブシステムでなく、メインのシステムとして使っている層の場合、洋の東西を問わず、「考えることは一緒だなあ」と思った。ここで書いたように私も今回は「やはりフォーサーズの松まで使ってみてそれから考えよう」と言うことでやめてしまったが、ニコンのD700を並列で入れようかと考えた時期があったからだ。

フルサイズもフォーサーズの言うように理論通り性能を追求(フォーサーズと同じ画素ピッチまで上がれば、40MPオーバーもあり得る)すればレンズの肥大化やマウント設計の限界が露呈し難しい局面を迎えると思う。
しかし、フォーサーズが必要十分な見切りをしたように、フルサイズも必要十分な見切りをした場合にはこうなるよといったものが呈示されたような気がしたからだ。

つまり、
・今のマウントで破綻するぎりぎりまでのレンズで
・しかしてそのレンズの解像力で賄える画素数以上には敢えて上げずに
・撮像素子の余力は他(高感度アップ等)の使い勝手の改善に回す
フルサイズをマウントの制限や肥大化を気にせずに性能追求した際のポテンシャルを仮に40MPだとしたら、それらを追求する代わりにその1/3~1/4程度(10MP~15MP)と言う極めて(フルサイズとしては)ゆるい水準にとどめておくことによって、
肥大化等のデメリットを回避するというアプローチである。

これらのフルサイズの「廉価版」とE-3を比較すれば、
・100%の視野率のファインダー
・防塵防滴堅牢なボディ
や比較機種においては
・連写速度や、AF性能
等E-3が勝る部分もある。しかし、お互い勝る部分、劣る部分が相半ばするから比較対象になるのであって、問題はそれらを相殺し合った時にどちらによりメリットを感じるかである。そして、今までと違うのは、価格的なアドバンテージが早々失われる可能性があることだ。

フォーサーズが
・筋の良いレンズがありながら、撮像素子が負けている
フルサイズが、
・撮像素子に余裕がありながら、レンズがそれを生かし切れていない
いわばどっちもどっちの中で、価格パフォーマンスではフォーサーズが上というアドバンテージがはがれたとしたらと言う話だ。

個人的にも、次期E-3でも現行の延長線上であれば、どっちもどっちなら価格が安くて確実に手持ち機材の「欠点の穴埋めに効く」フルサイズを入れて次期E-3はスルーというのがコストパフォーマンスの点からも良いんじゃあないかと言う気がするのだ。

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マイクロフォーサーズをこの時期に入れたと言うことはオリ、パナで「このままじゃいかん」と言った切迫感なり、先の見通しがあった上での決断であると思う。これはこれで大いに評価したいし、発表後のパナの俊敏な動きを見ても、その本気度や、気合いは充分伝わってくる。また、これにオリンパスも別の切り口から合流していくとなれば「語らずとも、動きだけで」充分伝わってくる。

しかして、E-systemはどうかという話である。

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オリンパスというのは、妙に律儀なところがあって事実上新機種開発がストップしたOMもフォーサーズというDSLR構想を立ち上げる直前まで延々とシステムを継続した。私が松レンズまで安心して踏みこんだのも、仮に万が一フォーサーズをやめることになっても保証期間はディスコン後数年はあるために、現状今の内容に満足して使い続けている以上「元はとれる」と踏んでいるからに他ならない。(既に4年近くも楽しましてもらっているし、、(笑))

ただ、E-systemが良いなと思った理由の中にはフォーサーズに対する期待と共に、OM以来のズイコーレンズのファンとしては、「これでデジタルの時代になってもZuikoのレンズが使い続けられる」というのも相当大きな理由を占めていたのも事実である。ひょっとすると私のようなものは少数派なのかもしれないが、フォーサーズである前にE-systemとしてZuikoが使えることに魅力を感じているフォーサーズファンもいるはずだ。(そもそも、このブログの表題を考える時に、フォーサーズあれこれでも、オリンパス-フォーサーズあれこれでもなく、ズイコー-フォーサーズ あれこれとしたのも、Zuikoファンとして、ささやかがら、そのリスペクトの気持ちを現したものだ)

従って、もしオリンパスがフォーサーズは小型軽量のマイクロフォーサーズはいけるが、DSLR市場でフォーサーズで生き残っていくのは無理と思うなら傷の深くならない内にさっさとやめて、もう一度仕切直した方が良いくらいに思う。フォーサーズに固執して、現行のE-systemがじり貧になるか、フォーサーズはマイクロだけになっちゃったけど、ポストE-systemでフラグシップ級のZuikoレンズは残ったよとなるのであれば、私個人は間違いなく後者を期待したい。

尤も、下の記事で妄想した撮像素子のような、隠し球があるのであれば良いのだが無いのであればなおさらだ。この辺は私にはわからないが、、、

大元に戻れば、オリンパスがフォーサーズを考えたのはオリンパスがデジタル移行後もOMの様な一桁機を冠するシステムを作ろうというのが目的であって、フォーサーズは目的達成の手段であったはずだ。オリンパスが、上に書いたような隠し球もきちんとあり、しかして、これであっといわせる着地になるというのであれば、それはそれでよい。しかし、オリンパス自身迷ったり、まずいかなあと思う部分があるのであればどうだろう。いけると思っていてもだめなときはあるが、まずいかなあと思っていたらまず間違いなくまずくなるものだ。

極端に言えば、そういう隠し球が無いのなら次善の策として、さっさとフォーサーズをやめて、マイクロフォーサーズで一転突破を図るというのもありだと思う。フォーサーズの代替システムは探そうと思えば他社でもある。かなりのE-systemユーザーを失うかもしれないが、新たに得るユーザーがそれより多ければそれでよい。中途半端で、マイクロはパナのマウントになってフォーサーズはじり貧でZDがメインで活躍する場が無いという最悪の事態よりはうんとましである。

どうも、この辺のDSLR市場自体今後伸びるものの競争が激化する中で、想定外の景気環境の変化によるよりビジネスとしてのシビアさが増す現状、フルサイズの想定通りの下限価格の切り下げに対し、マイクロフォーサーズによる新たな市場の取り込みや、これに対するパナソニックの俊敏な展開等、新たな環境変化とそれの対応で各社なりにダイナミックに動き始めている中で、オリンパスのE-systemのミドルクラスでの新たな提案がアートフィルター、そして、アナウンスだけでスピード感が感じられないマイクロへの展開を見るに付け、何か違うんじゃないかという気がぬぐえない。(苦笑)わかっちゃいるけどやめられないメーカーの事情か、わかっていないのかも外野からではわからない。

最後に、んなものはどうせ妄想というか予想するしか手だてがないわけで、私としてはその辺の動きを読むとすれば、当面は来年に入ってPMA~PIE、そして今年度でオリの中期計画が区切りを迎えるので3年ぶりに中期計画が出されるとすれば5,6月。そしてその頃までに次期E-3の某かの動きがあるか無いかだろう。勿論、その間に来春E-4xxラインに新機種が投入されるのか、投入されたボディがマイクロと価格面、スペック面でどういう差異があり、それからどういう裏読みが出来るか?更には、5月~7月にかけて、秋以降のオリマイクロ機がどうなるのか、その時に次期E-3は音沙汰無しなのか?ここで音沙汰無しなら、来年次期E-3は無い。そして秋にモックアップすらなければ再来年も無い可能性が高い。従って、自分としては、来年の特に8月あたりまでが近年になく注目している。今までここでウオッチしてきたのが、「いやあ良い夢見させてくれてありがとう」となるか、大サプライズが来るか、、ここからがドラマの最大のヤマ場かと思ってみたりするのである。
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by Hiro_Sakae | 2008-11-30 23:26 | 雑記諸々


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