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2009年 01月 17日
フォーサーズ絡みのマウントアダプターで、
 下の与太話で、うだうだ書いていた舌の根も乾かないうちに、ふらふら~っとアダプター関連にはまってしまった。
 既にヤフオク等でも出ているし、以前から扱われていたようなので知っている方もいらっしゃるかもしれないが、Praktica Bバヨネットのフォーサーズ用アダプターの話である。




 「プラクチカB?なんじゃいそれは?」という人は、ここがくわしい。要は東西ドイツが統合された時にZeissJenaの流れを汲む東独の名門Praktica社が西独の企業に承継される形で続き、その後出たバヨネット式のマウントである。

  M42マウントで遊んだ人は東独のペンタコン社だと言えば話は早いだろう。ZeissJenaの頃からのブランドTessarや、Flektogon、Pancolarなどを使われた人も多いと思う。従ってM42マウントとしては馴染みのあるメーカーだが、このバヨネット方式になったものはマウントアダプターがなかなか無くてボディも廃れたことからマウントアダプター利用としてはかなりマイナーな存在であった。加えて、実際のレンズラインナップもこのM42時代にペンタコン社で作られていたものがかなりの数見受けられるのも敢えてここに踏みこまなくともと思う一因だろう。

  と言うことで、私も存在は知っていたが縁遠い存在であったのであるが、今回ヤフオクをふらふらしつつ、たどり着いたのがブリコラージュ工房NOCTOと言うお店だ。私が最初にふらふらーっとしてしまったのはここが出していた、マクロプラクチカール55/2.8と言うレンズにふらっといってしまったわけである。

  そして、お店のHPにいくと何とフォーサーズとプラクチカBマウント用のアダプターだけでなく、改造等もやっていた。M42マウントでこのZeissJena系というのは何本か使ってみた。東独系のレンズの良いのは35ミリでも50ミリでも思いっきり寄れるところであったが、一方でマクロレンズがラインナップになかった。でプラクチカにはZeissJenaのマクロがあるというのを知っていたのでこれに反応したわけだ。

  早速、店主と電話とメールで色々話を伺ったが、プラクチカBで敢えて試すとなると写りでは50/1.4の標準レンズとのこと。後は大体主だったところはM42時代からあるのと同じものであるが、これだけは違うとのことである。前期型、後期型に分かれ前期は恐らくPancolar55/1.4系列、後期は全くの新型だと思われる。元々良いレンズだという評判はあるが、店主曰く、西のPlanar50/1.4と肩を並べられる程の要である。東独Zeiss最後の乾坤一擲のものなのだろうか?

  と言うわけで、私が手に入れたマクロはライカRマウント用に改造されていたもの。従って、あくまでライカRマウントのレンズだと強引に自分では納得した。m(_ _)m
尤も、非OM,非ライカRで色々試した標準マクロで一番良かったのは、M42のTomiokaマクロであり、これを超えてくるかどうか楽しみなところである。

  ちょっと変わったレンズを試してみたい方はこれ以外にもあるし、フォーサーズではニコンアダプターとの二枚重ねになるが、ペンタコン6のレンズを使う、ティルトシフトアダプターも売っている。良かったら、のぞいて見てはいかがだろうか?

by Hiro_Sakae | 2009-01-17 21:56 | 物欲あれこれ


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