2009年 03月 08日
'09PMAが終わって、
私がこのブログを始めて5回目のPMAとなるが、オリンパスだけ良いとこなしというのは別にしても、DSLRの新機種リリースがオリンパスだけというのは初めての様な気がするが、、まああれこれと、、




  キヤノンさんは、12月決算であるがその他の会社は3月決算が殆ど。オリンパス、HOYAのそれぞれデジカメ事業は通期でも今期営業赤字に沈む。オリンパスは上期は黒字、通期でも12月までは黒字を維持したがやはり久しぶりに赤字だ。最も決算予想ではニコンさんの映像事業もこの1-3月期は赤字。ちなみに決算予想ご出たデジカメ全体の売上げ統計などでも、米国は前年同月比1/13程度というのだから今回の不況のすさまじさがわかる。まあ1月などは一気に米国市場が消滅したようなものだと言えよう。DigitalCamera.JPのPMAのオリ関連の記事などを見ても、米国で今デジカメの売れ筋は3倍ズーム、10MPで$100というところだそうだ。従って、オリのコンデジでもμよりFEの方が注目が集まる感じ。

  そして、これらを反映してかどうかはわからないが、結局DSLR絡みではオリンパスがE-620、そしてパナがフォトキナで報じていたGH1をお披露目したのとSigmaのSD15以外は、二強を筆頭に新型機種のリリースが無いという異常事態となった。GH1もSD15も発売は夏以降であるので、この春商戦への新機種投入に限ればオリのE-620だけとなる。

  恐らく、オリに関して言えば今年はフォーサーズでもう一機種でるとしてもE-620の成果を反映した3桁機とマイクロ機何れも小型軽量ラインの投入となるだろう。いざなぎ景気を超えたと言われる景気も彼方にいってしまい、近年にない底割れのしている年である。小型軽量でリーズナブル路線というのは悪くないと思う。奇しくも、重い、大きい、音が大きいと機能アップと共に肥大化していた35ミリ一眼レフに小型軽量のコンセプトでOMが参入したのも1973年の第一次オイルショックの年である。そして第二次オイルショックまでの間がOMが大きく伸張した年でもあり、また業界自体がキヤノンのAE-1を筆頭に電子化、AE化を伴いつつ小型軽量に舵を切った。歴史は繰り返すではないが、こういう不景気の時こそ、こういう小型軽量なシステムは注目を浴びるのかもしれない。

 何れにせよ、いつも他社がリリースして先行してきたところを最後の方でようやくリリースするというのが常態化していたオリンパスであるが、今回に限っては公式ベースの情報でも今年前半にE-620にマイクロ機、オールフォーサーズではこれにパナのGH1と3機種投入が確定しているわけであるから何とか頑張って欲しいものだ。間違いなくDSLR全体での出荷数は前年度を下回るはずであるので、もしオリンパス自体が去年対比より増加ペースで売れれば、シェアは自然にアップすると思う。

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 とまあ、全体の話はおいておいて個別の話としては、、

 今回のE-620と去年出たE-30で一応第2章で新たに登場した機能が(ディチューン等多少の差はあれ)全部載せ状態になったところから来る安心感みたいなものだろうか?精々出たとしてもこれらをベースにマイナーチェンジ程度の機種が出るくらいで当面「いきなり買ってやっちゃったあ~」という思いに晒されるという心配が従来の機種対比かなり薄まったような気がする。

 そもそも、景気が不透明なところに加えてマイクロ機やその関連のレンズ、もしくはフォーサーズのレンズ等悩ましいネタが少なからずある(加えて去年までと違うのはパナも色々出てくると言うところ)中で、当面次のブレークスルーまでは、出し惜しみ感の無いボディで安心出来るというのはありがたいところだ。

 E-30もファインダーがややシビアなところを色々指摘されて事実そういうところもあるが例のE-3のファインダーの傾き問題ほどでは無い様な気がする。私自身も段々癖が飲み込めてきてここが慣れてしまうと結局E-3よりもこちらを持ち出すことが格段に多くなった。作り云々とファインダーの絶対的な良さを比較すればそれはE-3に軍配が上がるものの、二軸可動部分などは明らかに改善されていることに加え、MF拡大によるAFとか、何より軽いのがありがたい。また90-250等はわからないが、松レンズのハンドリングにおいてもバランスは悪くない。尤もE-620も縦グリ無しでコンパクトに、縦グリ付ければE-30と同じぐらいのウェイトとなるので松もバランスするはずであろう。この辺は好みで選んでも良いかもしれない。

 第二章スタート時にはE-3&E-4xx系という組み合わせがある意味ベストと書いたが、E-30&E-620も悪くないだろうし、逆にニーズにはまるのであればE-620はオールラウンダーとして使える様に思う。E-systemとしては小型の良さを捨てずにバランスのとれた良いカメラになりそうな感じだ。

 尤も、現行の機種で満足している、あるいは我慢出来る、いやそもそもフォーサーズでもでかいという人などはここまできたらオリのマイクロ機を見ても良いだろう。あるいは竹、梅でウェルバランスなフォーサーズを構築するなら、E-620とオリマイクロ機のコンビの方が、(私のようなフォーサーズどっぷり馬鹿は別にして)小型軽量で且つ広範囲をカバーするという意味ではそちらの方がスマートかもしれないと思ったりもしている。

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 この不景気に脳天気な、、と言われれば返す言葉はないが何となくDSLR業界全体でぱっとした雰囲気に欠けたPMAが終わった後で、こうしてああでもない、こうでもないと考えられるネタをオリ&パナが提供してくれた事はありがたいことだ。いや、手に入れるための出血や、煩悩との戦いを考えれば本当にありがたいかどうかは人それぞれかもしれないが、、(笑)
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by Hiro_Sakae | 2009-03-08 14:24 | E,Pen-system関係


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