2009年 04月 11日
で、正直どうなのとなると、、
これがまた、当たり前というか




フォーサーズだろうが、フルサイズだろうが一枚の写真としての出来になってしまうと一番のボトルネックが自分の腕になっている現状ではそれぞれ差異はあっても、自分の写真の出来はそんなにドラマティックに変わるものでもない、、と言う厳しい現実である。(苦笑)機械はそう言う意味ではやはり正直である。

また、私個別の事情としては何だかんだで4年半近くフォーサーズをメインにずーっと使っていると段々絞り値とぼけ具合の感覚も普段使っているフォーサーズに感覚が慣れてきている事に改めて気が付いた。単に、カメラを切り替えるだけでなくバイリンガルでやるにはやはり練習が必要だなと思ったりもしたものだ。

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尤も違いとして最初に感じたのは、
高感度の差というところか?Jpeg撮って出しで言うとE-3よりE-30、E-620の方がハイライトが粘っていると思うし、E-3に至る前の初代Live-MOSから比較すれば確かにそうだろう。しかし、実際にRawの現像ソフトでぱっと開いた時のノイズの感じはJpegで開いた時ほど新旧機種で一段、二段と改善されたと言う感じもしないし、またRaw現像での手間を厭わず色々工夫をすれば、E-410,510とて別にその後のLive-MOS対比極端に劣っているというわけでも無かった。勿論、私の利用においてはと言う話である。

ここに関しては、現在D700とE-30(620でも良い)のRaw画像でノイズ等の差が2段差か?と言われると現状では2段以上はD700の方が良いように思った。明るいところはオリでもあまり気にならないが暗いところだとやはりかなり違いがある。また、暗部を少しトーンカーブで持ち上げた時とか、CaptureOneのHDR機能を使いバーを動かした際にどこまでもずるずるでてくるんじゃないかと思わせるハイライト部とかそう言ういじる場合の柔軟性で特にD700の方が余裕を感じる。

「よりイージーに」ハンドリング出来るという意味ではD700の方が楽ちんだということか。

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また、実際に持ちだしてと言う意味では
1.特に竹クラス以上の単焦点レンズの充実
2.松クラスのレンズリニューアルも含む更なる小型化
等をすべきではと思った。レンズボディ総体の重量軽減という意味である。

例えば、写りのレベルは別にしてもD700に単焦点レンズだと組み合わせによってはE-3の竹以上のズームを使うよりも軽い。今まで、第二章はどちらかと言えば3桁機+梅ラインの小型軽量にフォーカスされていたと思う。また、このAPS以下の普及機ラインにおける小型軽量の強みは今後マイクロフォーサーズとの合わせ技で今後も補強されていくことだろう。

一方で、E-一桁機とAPS上位機、フルサイズ普及機対比の小型軽量のメリット追求はこれからだとも言える。フォーサーズ重量コンビ=E-3+松レンズと比較すると、場合によってはフルサイズ機の方が総重量で「言うほど違いはない」位で、下手をすると逆転する場合もある。今までは殊上位機に関しては小型軽量よりも(特に松レンズにおいては)先ず性能優先においていたのだから致し方ない部分もあるだろう。小さい撮像素子=性能が劣るというわけではないという部分を訴求しておくためにはこれはこれで押さえておく必要があったと思われるからだ。

小型軽量を性能を落とさずに訴求する手っ取り早い手段は、やはり単焦点レンズのリリースだと思う。標準ズームを持ちだしてワイド側からテレ側まで余すことなく使い切る人なら違うのかもしれないが、私などはケースにより結構偏る。ズームレンズというのは、仮に3本の単焦点レンズを一本でまとめるという意味では確かにコンパクトなのかもしれないが、逆に言うと必ず3本のレンズを持ち歩かなければならないと考えると無駄な持ち運びをしないといけない場合もある。

現行でも、単焦点のみで考えれば松の150,300、竹梅のマクロ等梅のパンケーキ以外のレンズも同一画角の同クラスのレンズと比較しても小型と言える。「折角単焦点で作るとなるとやはりあっという大口径を」と言う考えもあるかもしれないが、私は例えばフルサイズの200/2に対して開放のぼけも同じ100/1.0の様なでかいレンズを作るくらいなら、100/2の竹を作って同じ画角でよりコンパクトで高性能なレンズを作った方がフォーサーズらしいと思う。開放ぼけの2段を見切った(あるいは、同じF値で二段被写界深度が深い)代わりに得た小型軽量のメリットまでぼかしてしまう必要性は無いと思うのである。

また、ユーザー側としても今後フルサイズが更に価格が下がったりあるいは中古がどんどん出回ってくるようになれば、(周辺画質等細かいことは抜きにして)こういうフォーサーズが見切った部分を埋めるためであれば、そこだけフルサイズを入れた方が結局安上がりだと思う。(確かにオリが手抜きなしに作ったZD100/1.0
の様な化け物レンズを見たい気もするが、多分良くも悪くもまた完璧を期すと思うのでお値段も相当なものになると思う。(苦笑))

そして、第二弾としては松レンズの第二章というか梅のダブルズームや、9-18で見せた小型化への取組を今度は松でも挑戦して欲しいと思うのである。松のクオリティで更に小型化というのはかなりの高難易度であると思うが、これはやはりフォーサーズとしては挑戦する意味があると思うのである。

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最後は、いつもくどくどと、いやこれからもくどくど折りに触れて言うつもりだがやはり、ボディをE-3のクオリティを維持したままでせめてE-1かE-30並に小型軽量化、両方無理ならせめて小型化はして欲しいと思う。いや別に今のE-3の大きさでも大きすぎるとは思わないのだが、フォーサーズのメリットを維持し際だたせるにはそれは必要だと思うのである。そう言う意味では、E-3のみならず、E-620タイプにそういう防塵防滴金属ボディを入れるというのは私は「フォーサーズだからこそあり」だと思う。極端に言えば、なりは小さいが値段は高いとか、普及機より高性能で且つ小さい高級機などと言うのがあっても良いと思うくらいだ。

何度か引用した米谷氏のOM開発時代の話ではないが、そもそも写真を撮るためにはカメラを持ち歩かないといけないし、持ち出そうという気にならないと話にならない。となると、小型軽量や防塵防滴は(雑誌等の評価ではあまり高ポイントにならないが、、)考慮すべき性能となりうるし、ここをあまり重視しないとなるとE-systemを選ぶメリット感は薄れてくるような気がする。

また、画素数に関しては確かに20MPオーバーがフォーサーズの範疇外であること、それは撮像素子の大きさに起因していることは理解出来る。そして、そういうものを追う代わりにダイナミックレンジや、高感度特性の改善を図ると言うのは私にとってはウェルカムである。逆に言えば画素数アップを横に置いただけ、さすがに違うな!と言うのを次期E-3には期待したいものだ。少なくとも12MP程度の画素数で使う分にはフルサイズの普及価格機程度では比較するまでもないと言うぐらいになってくれると良い。

ただ、オリンパスはOMの707化において、「AFなのだからフォーカシングリングはいらない」、更にはその後「普通のユーザーは高倍率な高性能ズームがあればそれでほとんどが足りるはず」と出たLシリーズと、良く言えば合理的、悪く言えばニーズは本来ユーザーが決めるものを勝手にメーカー側で見切ったように思ってしまうことがある。私はD700を使いつつ「おー、12MPでもこれだけRawでの許容範囲があって、ノイズが少なくなれば画素数なんて別にこれ以上いいよ」と思い、これをそのままE-X化した様な小型なボディが出るならそれが一番と思い始めている。オリもあそこまで言うには某かのネタがあるものと期待しているが、来年のPIEで「殆どの人はJpeg撮りであるし、通常の用途では現行程度で充分、、、」なあんて落ちだけは勘弁して欲しいなと思ったりしている。

何れにせよ、FXの方はこれから段々なれていかないとまだよくわからないところも色々ある。ただ双方うまく補完出来、どちらもそれぞれの良さがある反面、どちらも相手に補完してもらうべき強み、弱みが交錯しているものだなと言うのはわかった。どっちが良い?的なものは、その切り口(画質、小型軽量性から作り、デザイン、価格、コストパフォーマンスまで)により優劣や嗜好ではっきり分かれるのだろうが、少なくとも現状では一つのフォーマットに一点集中投資するよりは、長所短所比較し(ウエイトの置き方に差異が出るとしても)分散投資する方が良いのだなあというのはわかった。正確に言えば、マウントを分散する為に発生するコストはバリエーションを拡げるコストと、保険料だと割り切れればの話ではあるが、、
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by Hiro_Sakae | 2009-04-11 23:24 | E,Pen-system関係


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