2009年 06月 21日
そろそろ、発売前の情報も出尽くしてきたので
今年度の第二QをE-P1でスタートするわけであるが、これから今年度末(2010年3月)までのフォーサーズ&マイクロの動きを勝手に妄想することにしてみたい。





その前に、Furthirds-Userにベルリンでの発表後のオリとのQ&Aが出ていたのでリンクしておく。目新しい情報としては二つ。一つは既に、ペン2号機に関してはEVFを搭載することに関して日本のインタビューでも「示唆」されているが、フラッシュに関しても次機種では載る予定であると言及されていること。もう一つは、今回E-P1でイメージャーAF対応以外の全てのレンズでE-P1上でのAF作動を可能にしたが、これは今回新開発のTruePicVによるものであることの二点だ。(TruePicVの前バージョンからの主な改良点は、コントラストAFの強化と、高感度ノイズの改善とのこと。)

では、これまでの情報も合わせてペンシステムの方から

1.Penシステムに関する妄想と、期待したいところ
 高倍率ズームと、超広角ズームの二本を来春まで=今年度末に出すと言うことであるから、恐らくこのリリースの前、もしくは同時に二号機が発表されるのではないかと見ている。小川氏の発言によれば、今後のコントラストAFの改善もファームウェアのバージョンアップで還元出来る程度の余力がTruePicVにはあるようであるので、そうなってくると、この2号機の要素として煮詰めを要するのはそのパッケージングとEVFそのものだろう。
 同氏の発言では、EVFもプロトタイプらしきものは出ていたが完成度からこれにGOサインを出さなかったようであるので、ベースになるものは既に出来ていると思われる。これをどこまで完成度を高めていくかにかかっていると言えよう。そして、ペンのコンセプトを明確にするためにもこの二号機のパッケージングは極めて重要になってくると思われる。

 SLRライクなものを廃し、ただEVFも搭載するとなるとG1タイプのような縦置きではどうしてもそこが出っ張る。中央におけばペンタプリズムの代わりに、EVFが鎮座する形となるため結局G1ライクな形=SLR風になってしまうだろう。となると、ずばりE-3xx系のあのフォルムが復活するのではないかと思う。今回のE-P1がかつてのペンシリーズでのPen→PenSと言うベーシックライン立ち位置だとすれば、今度出てくるのはさしずめPenD(D=Delux)とも言える。

 また、この二号機は姿形はパナのG1タイプと違うにせよ、「マイクロにおけるオールラウンダー」という性格ではいわばG1シリーズとガチンコ勝負となる。センサー=ゴミ取り等共通ユニットと同じマウントと言うイーブンの状況で
・TruePic VS Vinus
・オリのイメージャーAF VS パナのコントラストAF
・オリのEVF VS パナのEVF
と言う基本部分での勝負になる上にもし、予定されているM-zuikoも同時リリースであれば
レンズも、標準に加え、超広角、高倍率の主要どころ3本が
M-Zuiko VS Lumix-G
の比較となる。

 個人的にはオリのEVFがどの程度のものを出してくるかが気になる。パナの供給を受ければすぐにでもG1のものを搭載出来たはずであるのに敢えて駄目出ししてまで煮詰めている。パナ以外でオリがこだわるクオリティのものを共同で作れるとなると、、順当に考えれば既にSPシリーズ等で納入実績もある、Displaytech辺りだろう。ちなみに、DisplaytechはMicronグループのMicrodisplay部門であり、MicronのCMOS部門が、先日、NHK等の新型撮像素子の記事で紹介したAptinaである。

 撮像素子は、特にマイクロに関してはLive-MOSでいくものと思われるが、将来的には重要なキーデバイスとなるEVFに関して自社でこういう会社と組んで作れるのかは個人的には大いに興味の沸くところでもある。

 となってくると、恐らくG1発表後から微妙にリリース時期はガチンコにならないように来ているので春GH1+レンズ、夏EP-1+レンズと来たわけであるから、秋の新型機はあってもパナが予定されているレンズと出すと言うパターンで、年明け春モデルがオリ二号機+新レンズという形だと思う。

2.フォーサーズに関して、

 先ずは、秋はマイクロのレンズをパナが出すとすると、オリはフォーサーズのレンズを出して懸案の「宿題」を片づけると言うところか?第一候補はもう出る前から神レンズ?が予定されている(笑)ZD100マクロに、噂で出ている、広角~標準の間の単焦点が出るかどうかと言ったところだろう。

 そして、第二には次期E-3を出すのか出さないのか?と言ったところだ。何だかんだ言っても発売後2年を経過したために、E-P1までの成果を還元するとしたら以下の点が改善点になるのだろう。
・新型のLive-MOSの搭載(12MP、EP-1のローパス改良&E-Xスペシャルチューン)
・TruePic V搭載。
・全てのレンズのコントラストAF可能化
・可変液晶可動部等のE-30型への改良(強度アップ)
・アートフィルター搭載(Rawによる後処理可能)
・AFのチューン
・液晶等のグレードアップ
・その他諸々の改善(アバウトで申し訳ない)

要素的には、手持ちの駒(もしくはそれのスペシャルチューン)の全部載せといったところか?メジャーバージョンアップまでの改良版と言った感じかもしれないが、現行E-3よりは使い勝手は改善されると思う。
もし、サプライズがあるとすれば、幾分なりとも小型化するかどうかだ。ご存じのようにE-3のグリップ部の高さより下はE-30も殆ど同じである。かといってE-30と同じ手法で小型化するとファインダーが小さくなる。この辺をどううまく「解決」して操作性を犠牲にせず小型化できるかと言うところに注目したい。場合によっては外観は全く変わらない形も考えられるかもしれないが、、

最初は、この手の機種更改はフラッグシップ機は不要かなとも思ったが、よく考えてみれば恐らくE-630などは、セールス上も来年になれば手持ちの要素で改良出来るところはバージョンアップするだろう(そもそもTruePicでも何でも新旧両方作る方が却って非効率化もしれない)となると、E-3だけそのままではあまりにも取り残される感があるからだ。

上記の中で、アートフィルターの後処理に関してはE-P1ではカメラ内でRaw画像に対して後処理で適用出来るようになった。問題は、これがカメラ外オリスタにおける適用まで拡大されるか否かだろう。カメラ内とは言え、JpegオンリーからRawによる後処理を許容したと言うことで一線は越えてきているわけであり、私としてはここでオリスタへの適用をとどまる理由は何もないと思える。出来ればE-P1のRaw現像適用のためのオリスタのバージョンアップ時にこれをやってしまう事を期待したい。(E-P1の発売時=再来週にはわかることだ)

----------------

フォーサーズに関しては、固有の部分すなわち、位相差AF,光学ファインダー以外はペンと撮像素子の大きさまで共通であるので、ペンでもフォーサーズでも拡張、拡大していくなかで自然と改良は加えられていく。AFセンサーと、光学ファインダーに関しても第一章と違い既にベースは出来ているので、これの改良(例えば、E-3以下の機種のファインダーの改善であるとか、AFセンサーの多点化、アルゴリズムの見直し)の延長線上で出来ると言える。そう考えると、オリの言うように殊ボディに関して両マウントを並立することでのデメリットというのは少ないと思う。むしろ、共通部分の多い要素技術で二つの別のシステムを作れるという意味では良いのかもしれない。

こういった、デジタルものの業とも言える年々の改良、改善とは別に長期的スパンで見た場合に考慮して欲しいことが二つある。

一つは、ここでも取り上げられている新型撮像素子の導入だ。まだ少し時間がかかるようであるがCCD,CMOS、あるいはLive-MOSと言った違いを超えて、そもそも長年続いている3原色のベイヤー配列を超えた新型撮像素子への切替だ。オリの基礎研究、あるいはパナだけでなく、各社裏では取り組んでいるはずである。フルサイズであればそれはオーバースペック=そんなにあわてることもないという技術かもしれないが、フォーサーズにとっては非常に待ち望まれるものである。

もう一つは、梅→小梅で達成したレンズの小型化を再度、松、竹クラスでも挑戦すると言うことだ。結局、ボディを小型化すると言ってもハンドリングを考えればレンズの重量等とかけ離れた小型化は却ってつかいにくくなってしまう。大きさとして小さい方が良いと書きながらも、E-30並のグリップ部を含む大きさとE-1並の堅牢性は維持しないといけない。梅のダブルズームをあそこまで一気に小型化させ、ガウス型の変形でフランジバックより短い焦点距離の25パンケーキや35マクロをあそこまで小型化させ、ZD9-18では梅とは思えないレンズを投入して小型化した様を見ていると、これを今後リニューアルする際の松、竹、あるいはこれから出てくる竹以上の単焦点レンズ群でも見せて欲しいと思うのだ。

松、竹に要求される画質水準の高さと、より小型化への両立が困難を極めそうなことは素人の私でも想像が付くが、梅のレンズ、及びボディ(E-620)で一定の成果が出、これより小型化はE-P1でフロントエンドを伸ばした以上、小型化において最後に残る領域が松、竹とも言える。正直、ここが制覇出来た上で現行のZD水準を維持出来れば、フォーサーズに関しては更なる強みとなると思えるからだ。

とまあ、こんなところだろうか
[PR]

by Hiro_Sakae | 2009-06-21 23:55 | E,Pen-system関係


<< E-P1キャンペーンの影で、、      E-P1を待つ身として、 >>