2009年 06月 27日
【特許関係】オリ特許に見るいわゆるスナップショットモード?
下のE-P1関連の記事でのKIYOさんのコメントに反応?する形で折角軽快なE-P1であるから被写界深度を活かしたスナップを撮りたい→だけど、レンズに距離目盛りもないし、それをアシストする機能もないと言う意見があれこれと出ている。実は、オリンパスもこれに対する解決法を特許では公開している。今後是非とも搭載して欲しい、、




【公開番号】 特許公開2007-199171
【公開日】 平成19年8月9日(2007.8.9)
【発明の名称】 撮影装置及び撮影方法

と言うもの。かれこれ2年近く前に公開されているものである。特許の図面を見るにコンデジを想定しているため、OKボタンの配置等はE-P1と同様だ。

仕組みを見てみよう。
基本形は以下の操作方法になる。ある操作でこのモードを呼び出す。

例えば、被写界深度でカバーしたい部分例えば道路で道のこちら側と奥は対面の歩道までとか何でも良いのだが、まず手前のポイントにAFする。すると液晶にそこまでの計測距離が表示される。次に一番奥のポイントでAFをする。すると今度は奥のポイントの計測距離が表示される。これは十字ボタンのどれかを使って連続して5つ位まで入れようと思えば入れられるし、手前と奥の2点だけでも良い。

で、OKと押すと二点であればこれをカバーする被写界深度になるような絞り値と距離に固定される(バリエーションとして固定されている距離も表示可能)というものだ。オリ特許によれば、例えば3m~20mまでをカバーするにしても、3mと20mの2点ポイントで設定するのと、3mと7mと20mの3点では微妙に同じカバーするにしても絞りと距離は変わるようでもあるが、、まあ、言ってみれば、OMのマルチスポット測光の被写界深度版の様なものだろうか?

バリエーションとしては、手前のポイントだけAF指定して、奥はあらかじめ定まった距離(10,15、∞等)を画面で選ぶものや、手前のAFポイント含めこれをユーザーが距離を手入力することも可能となっている。特許としては、距離の入力が手入力かカメラがAFして自分でやるかの違いでこの複数点の情報が与えられた時に適正な被写界深度を与える部分と、その(画面を使って選ぶ)仕組み自体が肝のようである。また、AFで選んだり、手入力の値をカバーする被写界深度の設定自体が不可能な場合はエラー表示を出すほか、設定可能(選択可能)な距離を呈示するという形になっている。

また、これの仕組みの秀逸だと思った点は被写界深度を算出する式を可変出来る。すなわち通常の被写界深度で想定している鑑賞方法を超えるもの、例えばより大きな印刷で許容錯乱円をシビアに設定したい場合はここを調節することが可能というオプションを持っているところだ。

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現在、これをそのまま搭載したような機能はない。しかし、画面上の複数点が被写界深度に収まるように絞り、距離等を調整するという仕組み自体はその後のコンデジ、(そして第二章以降のEやE-P1)にも搭載されているはずである。ここでは紹介はしないが、現在搭載されているオートで顔認識機能を使った場合の撮影だ。複数の顔認識AFの特許などを見ると、画面上から顔を認識する部分と合わせて、複数の顔=AF則距点と見なした場合にこれらの各点にピントが来るように調節する機能が必須となっている。確かに並んだ顔が等距離に来る保証は無いから認識しても、一人しかピントが来なければ意味がないから当然と言えば当然だろう。

従って、素人考えでは下でShairさんもご指摘の通り、この特許のようなインテリジェントなものかどうかは別にしても、単純な距離表示と距離設定の行えるパンフォーカスモードであればファームウェアの更新で可能なような気がするし、その割には一つの売りの機能にはなると思うのだが、いかがだろうか?
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by Hiro_Sakae | 2009-06-27 15:20 | オリ特許関係


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