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2009年 07月 11日
E-3Xの次に来るのは、OM Come Back!?
既に、見られた方もおられるかもしれないが4/3Rumorsで現状のフォーサーズ関連のFT5並びに、FT4がまとめられている。

 加えて、おまけに与太話を、、




これによるとFT5(確定情報)としては、

1.8月下旬から10月の間にフォーサーズのビッグニュースが期待出来る。
2.次期E-3と、単焦点レンズ(複数)

FT4(信頼出来る筋からの情報)としては、上に関連して、
E-3のマイナーバージョンアップ版のスペックはE-30をベース。アートフィルターも搭載。但し12MPセンサーはローパスフィルター改良版
(恐らく、センサー&画像エンジンはE-P1相当ではないかと思われる)

そして、付加されたアップデートのFT4情報が非常に興味深い。

すなわち、上記E-3のアップグレード版とは別に全く新しいハイエンドの機種が来年(恐らく2010フォトキナ)に登場する。
従って、この秋登場するのはE-3のアップグレード版、E-3MkII的な位置づけ。そして来年登場する新機種が真のポストE-3と言える感じであり、
尤も興味深いのは(この同じ情報筋によれば)その機種の名前はE-4やE-5と言ったものでなく、”OM-N1"の様な形になるとのことだ。ただ、個人的には過去E-410が開発時のコードネームでOM-Dを名乗っていることもあり、これが正式名なのか開発コード名なのかは疑問が残るところだ。

ただ、少なくともE-1→E-3の時がそうであったように、E-3からメジャーバージョンアップする際にまた筐体から一新して出してくることは大いにありうると思うし、ペンタックスがK二桁機よりもK一桁機の方が「ボディが小さい」→「小さいけれど、上級」というコンセプトを打ち出してきた以上、オリンパスも充分考えられるところだろう。

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フラッグシップ機の大きさはどの程度がよいか?と言うのは、ここでも現状のE-3程度で良いという意見とより小さくと言う意見とある。
私は、現状のE-3の(ファインダーを含め)性能を犠牲にしてまで小型化する事は本筋からはずれるとは思うものの、性能を更に上げた上でなおかつ小型化も出来るというのならむしろ歓迎である。

2006年の中間決算期にイメージングの大久保社長は小型化はオリンパスのDNAであると言った。私も、オリンパスの真骨頂は高性能化だけでなく、いかにそれを小型化するかというところにかかっていると思うし、逆に高性能でより小型であるというところに価値を見いだすかどうかがオリンパスをどう評価するかの分かれ目になると思う。

E-systemとて、結果的に大きくシェアが動いたのはE-410と今回のE-P1の発表の時である。E-410の時はAFやAEも変わらずぶれ補正も無かったし、E-P1も、EVFも無ければ、ストロボもない。スペックから見た派手さはむしろ控えめな方で両者に共通しているのは、より小型化へと言う流れだ。

また、E-systemでなくとも、OM,Penはもとよりキャップレスで真にポケットに入るカメラとなったXAや、初代μ、また、古いところではオリンパス35や、Trip35,RC(セールス的にはDCか?)などもオリンパスらしい小型軽量が受けた。極論すれば、オリンパスの長いカメラの歴史の中で特に戦後大当たりしたカメラはライバル機種よりも小型軽量もしくは、リーズナブルな価格、もしくはその両方に際だったもので殆どが括られてしまう。重厚さを売りにしたりはしていないわけである。

まあ、ぶっちゃけ言ってしまえば「小型軽量化」に成功する、それをアピール出来るカメラでヒットを狙うというのはオリンパスにおける「勝ち戦のパターン」とも言えるのである。

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E-P1も果たしてこの勝ちパターンとなるかどうかは興味を持っていたがスタート時点では予想を上回る勢いを見せている。
文字通り、オリンパス「E-P1」出足好調と題されたBCNの記事によれば、6月の機種別売上げで予約のみで11位になり、7月第一週の機種別ランキングでは首位キスX3の20.7%に対し19.3%で二位。ちなみに3位のD90のシェアは8.5%であるので、X3とがっぷり四つと言った感じだ。

先週でた日経産業等のボーナス商戦の予測ではキヤノンのKDX3とニコンのD5000がシェア争いをしこれにGH1がどこまで絡むかと言う感じで書いてあったが、ここに割り込んできた格好だ。瞬間風速かもしれないが、今まで瞬間風速ですらこのような事態は起きていなかったので、少なくとも今までのオリの機種の中ではこれは当たりのモデルになることは間違いないだろう。

例えば、オリのフラッグシップ機が(性能は落ちない前提で)K7と同じ程度の筐体になってハンドリングがしずらくなるかと言われれば私はまず殆どの人は大丈夫ではないかと思う。松の望遠重量級専科の人であれば小さいかもしれないが、その辺は縦グリとの合わせ技で何とかなるのではないだろうか?
実際、OMも300mmを超える望遠や、180/2から始まる白レンズ3本組などは今の松望遠並かそれ以上に重い。これらを使う場合はOMでもワインダー等を併用したりしないとボディバランスはとれなかっただろう。

しかし、かといってOMのボディをもっと大きくしてくれたらと言う話にはならなかったと思う。現行の梅がOMの49mmフィルターのライン、F2通しの方が、現行の竹、松として同じ画角換算で比較するとズームと単焦点なので一概に言えないが、レンズの方はOMの頃に比べてめちゃくちゃ重くなっているというわけでもない。重量級から、小型軽量まで揃っている。だからボディはOM並とはいかずとももう少し小型化してくれたほうが全般的にハンドリングがしやすくなると思っている。

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ここでも、何度か書いたが、私の理想はシェイプをまねるかどうかは別にしてラインナップの組み立て方はOMのそれだ。

例えば、まずOM-1,2の様な小型軽量でベーシックなE-一桁機があり、これの上に縦グリ一体型とかより高機能全部載せに振ったモデル(イメージとしてOM4)があり、この下にOM10,20の様なエンプラにした下位機種があるという形だ。

グレード間のボディの寸法の基準は全て同じ(上位版は縦グリ相当分のみでかい)。従って、極力アクセサリ類も共用が出来る。組み合わせるレンズのグレード(やそれに付随して縦グリを付けたりはずしたりで)小型軽量のカメラから、重厚なカメラまでいかようにでも変わるというものだ。実際OMに28/3.5では軽快なスナップカメラになりうるし、ワインダー+サンニッパであればフラッグシップとして押し出しの強い出で立ちにもなるというのと同じ感じだ。

これだと、基本的なシャシ、設計は共用に出来る。何と言っても他社と違ってフラッグシップ機からエントリー機種までフォーマットは同じなのであるから可能なはずだ。ラインナップを増やすという意味ではOMの奇数偶数にならって同じシャシで、奇数機を光学ファインダー、偶数をEVF機というのでも良いかもしれないがまあこの辺は枝葉末節のところだろう。

カメラの重量としてみた場合、レンズの占める割合はバカにならずまたレンズは用途等で色々バリエーションを持つのは意味があると思うが、ボディに関しては松から梅までいかようにでもあわせられるスーパーなボディがあれば、私はそれが一番ありがたいと思うからだ。

とまあ書き出すときりがないのでこの辺で、

by Hiro_Sakae | 2009-07-11 23:03 | E,Pen-system関係


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