2009年 07月 12日
DpreviewのGH1レビューに見るLive-MOSの進化
  先日、E-620のDpreviewのレビューで、従来解像力のベストであったG1を超えたと書いたが今回出たGH1のレビューで更に更新。12MPへ画素数をとどめて画質アップに注力した効果が出てきたのか、12MP機としては驚異的な数字を叩きだしている。その他、E-620とのアプローチの違いもかいま見えた。




まずは、問題の解像力の方は、こちら。

Absolute(以下A)ははっきり見えている限界、Extinction(以下E)の方は判別不能になるぎりぎりと理解して欲しい。

A,E共完全にE-620を凌駕しただけでなく、画素数の多いEOSKDX3をもAでは凌駕している。GH1のデータは、Aで水平垂直とも2300本、Eで同じく2900本であり、12MP機の中では頭一つ抜けた格好だ。ちなみに、過去12MP機で一番好成績を出しているのNikonのD700でAが2200本、Eが2650本であり今回これを抜き、12MP機としては最高値を叩きだした格好だ。

一方で、興味深いのはダイナミックレンジ
Jpegでは、7.8EVとG1と同じかISOによっては若干下回る水準、総じて同じ。E-620がここで9.2EVと伸ばし、比較機種(D5000とKDX3)対比でも大きく差を付けたのと対照的だ。

AdobeのACRではAUTOで7.0、Bestで10.5EV.E-620がACRでもAUTO9.2、Best11.3EVとなっている。GH1のJpegのカーブを見るととくにハイライト側の粘りがなくよくもわるくもすとんと落とした格好。その分昼間部のリニアなところはきれいに出ている。まるで以前のE-410や510を見ているような感じだ。Rawでベストを探ればかなり伸びるので良いかと思うが、結論部でもこのハイライト部に関しては少し注意が必要とのことだ。白飛び白飛びとさんざん言われたオリの方は、かなりこちらを改善したと言うところだろうか。

高感度に関しては、詳細は元データを見て頂きたいがやはり感度が上がるほどディテイルはGH1の方が上、これはE-620以外の機種と比べてても同様だ。

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E-620とGH1の良いとこ取り、E-620でのダイナミックレンジの改善と、GH1の解像力アップを両方備えればベストなのだろうが、その辺は両社のウエイトの置き方や色々まあ無理なのであろう。
何れにせよ、後になる程きっちり改善されているというのは先に期待が持てる話である。また、フルサイズや、APS対比小さい撮像素子であることを考えればセンサー側だけでなく、これに併せてレンズ側が追随手いるからこそ共言える。このあたりは、やはりLumix-Gも相当頑張っているようだ。

また、こうなってくるとE-P1のレビューも早くみたいものであるし、両社のマイクロの一桁機GH1とE-P1の後に出てくる、秋のE-3xでどこまで上げてくるかも期待したいところだ。
A2もしくは全紙以下なら12MP機(フォーサーズに限らず、フルサイズ12MP機まで)で普通はOKであるというのが大体わかってきた今、この範囲であれば高感度と、大きなボケに魅力を感じなければフルサイズは必要ないんじゃないかなという気がする。

いや、正確に言えばこの上A2以上を常用とするというか20MPオーバーを必要としないならばということだろう。ただ、20MPオーバーでこういった大きなものを必要とする、もしくは超高精細な描写を必要とするというのであればここに来て気になるのは中判DSLRの動きである。CaptureOneの関係でPhaseOneなどから時々レターが来るが、PhaseOneの20MPオーバー機が100万~200万の間で選べるし、リビルド品で良ければ、ボディ、標準レンズ込みでも選べる時代だ。

私には縁がないが(笑)売り文句も、プロだけでなくクオリティを最優先するハイアマを意識している。実際D3XやEOS1Ds系+高価なレンズに投資出来るお大尽な層(=上得意)であれば、今後PhaseOneあるいは、Mamiya,Pentaxなどの競争で更に廉価になればむしろ、常用やサブをAPSやフォーサーズ(マイクロ)にして、勝負カメラをこちらにする人も出てきそうな気がする。元々、ここまで画質にこだわる人はそもそもフイルムの時は35ミリでなくブローニーを使っていた層とかなり重なるものと思われるからだ。「お財布さえ折り合いが付くのであれば」もう一度中判で撮りたいという人もいるだろう。

尤も、二強さんとてバカではないのでそこは「35ミリフルサイズだからこそ」の売りを作っていくだろう。ただ、20MPオーバーで「やはりD300や50Dとは違う」という画質を得るにはレンズにも相応の投資が必要であるのはユーザー側ももう気づいてはいる。周辺部を捨てたAPSや、12MP程度でとどめていたフルサイズ機と違い、既存マウント流用の利点である「今までのストックのレンズが使えるからトータルではリーズナブルですよ」商法は限界に来る。(特にもしこれから更に30,40MPと上げ本気で中判デジタルの領域で勝負するとするなら尚更だ。)

何れにせよ、E-P1もとりあえず立ち上がっていったようであるし、オリパナあるいは、フォーサーズ、マイクロの違いは別にしてこのままいけば恐らく、APS以外はみなマイノリティの中から、フォーサーズフォーマット自体のシェアは一気に拡大しそうである。実際に使う人が増えてこれで、もといこれがいいじゃないか!と言う人が増えてくれれば嬉しいものだ。
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by Hiro_Sakae | 2009-07-12 23:05 | E,Pen-system関係


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