2009年 08月 23日
このレンズから派生して、、
まだ、4ヶ月少しではあるが、フォーサーズ使いとしてD700に関して与太などを、、
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D700, Zoom-Micro Nikkor 70-180/4.5-5.6D
ISO200, F5.6
CaptureOne 4.8 Pro





オリンパスは、カメラ以外に創立時からの事業としての顕微鏡等のライフサイエンス事業あり、Zuikoにおいてもマクロレンズというのが一つの看板になっていた。

ニコンも映像事業と並ぶコア事業として精機事業があるが、これの礎ともなったのが脇本氏の設計によるマイクロニッコールと言えるだろう。と言うわけで、マクロ好きの私としてマウントを追加しようと思った時に、やはりニコンのマイクロニッコールレンズ群というのは選択する上での大きな要素になったことは間違いない。そんな中で惜しくもディスコンにはなったが、ユニークなマイクロニッコールとして前から気になっていたものだ。

と言うわけで、D700に関しては、24-85,70-300のベースに、このズームを含むマイクロニッコール3本という形になった。紆余曲折を経たが私の用途に限って言えば「もう、これで十分じゃないか」という感がある。後は精々、今後進展が予想されるDタイプ等のAFレンズのリニューアルにぶち当たった際に、ナノクリ仕様に入替をする程度だろう。

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また、私は現行の各社フルサイズ機の中で、このD700の「フルサイズで12MP」と言うコンセプトに良さを感じる派である。
すなわち、
フォーマットの大きさをそのまま使った余裕のある画素ピッチを、
1.そこから来る、高感度特性と(特にRawにおける)のりしろの余裕
2.レンズへの性能要求がやさしい
と言う、使い勝手の良さに振り向けるところに魅力を感じている為に、ボディもこれで十分じゃないかと思ったりもするのである。

そもそもは、このフルサイズで12MPと言うコンセプトも、アマチュアの利便性云々よりも主に報道用のプロ機としてのD3に求められる性能達成と画素数のバランスの結果の産物ではあるだろう。実際、噂などを見ればD4では画素数が15~16MP程度に上がるようではある。また、D3Xの普及型は近々出そうな感じでもある。

D一桁機と合わせてレンズもFXのF2.8や大砲を揃える人であればウエルカムであろうが、単純に、35ミリ一眼のフイルムを撮像素子に置き換えて、出来ればレンズも(MFニッコール含め)充分使えるボディが欲しいと思っている人には、画素数が増えた結果レンズを選んだり、画像ファイルが重くなりハンドリングが悪くなるとか、失うデメリットと追加投資額を考えると、ここに加えて、
1.51点AFが更にD300並に画面全体に拡がるとか、、
2.ハンドリングや質感を犠牲にせず、より小型化される
とか
3.値段がD700XもD700もさして変わらない
とか
何か+α、お得感がないと、元々20MP欲しいのに我慢していたと言う人以外は、あまり乗り換えようと言う気にならないかもしれない。それならいっそ、D700後継でなくD700X(D一桁Xの普及型)にいくという感じだろうか?

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よく、フォーサーズフォーマットって将来性があるの?的な話がネットなどでは出るが、フォーサーズは良くも悪くもまだ出来て日が浅い。特にオリンパスがAF一眼時代を事実上経験しなかったためにDSLR突入時に他社の様なベースボディもなく、デジタル以前のAF一眼としてのベースから作り上げないといけないハンディがあった。1980年代後半からE-1登場の2003年となれば、約10数年のブランクをこの数年で一気にここまで詰めた。つまり、フォーマット自体のメリット、デメリット以前に作るオリ自体がかなりビハインドの状態からのスタートだったと言うところだ。

追いつくまでは、これら「何にもない」というのはハンディではあったが段々肩を並べてくると、例えば強力なダストリダクションは、「撮像素子むき出しのマイクロ」などの下支えにもなっているし、FXなどや、マイクロに見られる「電子補正も加味したレンズ設計」などは、これらを加味せず現状の性能と大きさにとどめているZDレンズ群にすれば、これらを加味した「更に極限の性能確保」あるいは、「これらを使った小型化とZD水準維持の更なる可能性」と言った、デジタル専用設計が故の「のりしろ」も生まれてきたわけだ。

これに、特許などで出てくる「撮像素子二枚利用による究極のEVFボディ」や、今後恐らく撮像素子の先端技術の主戦場となる車載、携帯用あるいは、監視用センサー技術の転用といった局面では小さいことのメリットが効いてくる。つまり、色々不完全な部分はあるが、何もないところから作ったためにこれから手を入れられる部分も色々あると言うところだ。正直、この「将来の可能性の伸びしろ」を評価するかどうかでフォーサーズ(含むマイクロ)の評価は変わる。
特に、酷な言い方だが、撮像素子(フォーマット)以外の部分での出遅れ感?はこれはフォーサーズ云々というよりオリンパスがというところであろう。

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で、一転D700に戻ると、ここから先にどう発展していくのか?これから2,3年かけてレンズのリニューアルが進み、普及型タイプでも少なくとも現状価格程度に維持したままで20MPまでいってしまったとしたら、その先にはどうするのかというところである。

今まで、フォーサーズも進歩したが、APSも進歩しフルサイズもそうであるために差が縮まるスピードは遅かったかもしれない。両方走っているのでじわじわとしか追いつかなかった形だ。ただ、お互い走っている絶対速度は決して遅くはないので立ち止まったり、歩を緩めれば加速度的に追いついてしまう可能性があるところだろう。

「立ち止まるはずないじゃないか?」と思うかもしれないが、実際には先日も書いたように物理的に通常使用する範囲内において必要とされる限界が自ずとある。
それを超えて使いたいと言うニーズも確かにあるかもしれないが、もう一つの限界はそういう少数ニーズになってしまったばあいに、「作る側がビジネスとしてペイするか?」という現実的な壁がある。

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フォーマットの大きさによるメリットをひたすら追求することは、一般的なアマチュア写真好きが対投資額とのバランスで「まだ性能アップのために金を払う価値がある」と思う時、すなわち潜在需要でなく需要が顕在化している内は良いかもしれない。

しかし、追いかける方がその需要が顕在化するポイントまで性能を上げてしまった時どうだろう。

「撮像素子の大きさによるアドバンテージの部分」は純粋に物理的なものであるからこれがアドバンテージとして機能する間は追いかける方は「技術では追いつけない絶対的なもの」として機能する。
ただ、小さい撮像素子(フォーサーズや、APSでも良い)でこの実際に金を払う=商売になるぎりぎりまで上げてきて、対コストパフォーマンス、ハンドリング(望遠、マクロ等での小型軽量の可能性等)等撮像素子の大きさに起因するディスアドバンテージもまた「物理的に背負うべき避けられないもの」として残る。物理的な差異による特徴はそれがアドバンテージとして機能するうちはよいが、デメリットが目立つとこれまたどうしようもないものになるということだ。

脱線した。(笑)

要は、現在と1,2年を見ればこのFXと言うのは悪くない。と言うよりD700などはコストパフォーマンスに非常に優れた良いボディだと思う。私は入れていないがD300sや、D90とて同じだろう。上記の例で行けば、ひょっとしたらDXの方が良いかもしれない。また、ボディのAFなども使いやすい。

つまるところ、現状はフルサイズとフォーサーズのメリット、デメリットで考える以前の技術開発の部分、つまるところ、オリンパスとニコンのDSLRボディ、システム作りの手慣れた感、ツボを押さえた感はやはりニコンに一日の長がある。

ただ、もう少し長い目で、例えばZDで言う松レンズ群の様なクラスまで入れ込んでしまうか?となると、やはり私はうーむとなってしまう。元々、オリとてカメラシステム自体が素人ではなく、ここは改善可能であるからだ。
そして、デジタル専用設計システムとして、立ち上げて自らマイクロを出してしまっちゃうほど今後も何がどうなるかわからない面白感は断然フォーサーズだと思っている。

と言うわけで、今のところは私にとって、D700は
フォーサーズの現状の不足を埋めるシステムとしては良いシステムであると考えるが、数年先まで楽しみにお布施をすると言う部分では、フォーサーズ(含むマイクロ)に一歩も二歩も譲らざるを得ないと言うのが正直なところだろう。
もし、ニコンさんに期待するとしたらこのフルサイズの低画素モデルラインというのを維持してこれはこれで画素以外の画質追求をひたすら突き詰めるというのをやってもらえればありがたいなと思う。
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by hiro_sakae | 2009-08-23 20:35 | AiAF 70-180/4.5-5.6D


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