2009年 08月 30日
【特許関係】ZDレンズにも、ナノクリ?
   一方、オリンパスの方で反射防止膜に関する特許が公開された。

【訂正】防止膜が帽子膜になっていました。訂正しました。ご指摘感謝m(_ _)m



【公開番号】 特許公開2009-186670
【公開日】 平成21年8月20日(2009.8.20)
【発明の名称】 反射防止膜

ナノ構造の凸凹?を活かした新世代コーティングとしては、ニコンさんのナノクリスタルコーティングや、キヤノンさんが24/1.4IIで採用したSWCコーティングがある。ニコンさんの説明はここが詳しいし、キヤノンさんであれば、このリリースなどで概要がわかる。表現が異なるもののナノレベルでの突起のようなでこぼこ効果で今までとは次元の異なる透過率を得る元になっていることは明らかだ。

今回の特許は、先行特許はキヤノン。今日もある方は原典からたどっていけばわかると思うが先行された時期や構造からもキヤノンさんのSWCコーティングのベースのものと思われる。

尤も、このコーティングの仕組みはニコンさんの上記引用記事でもわかるとおりカメラ用のレンズ以外では既に実用化されていたものでもあるし、オリの特許でもこの仕組み自体は以前から各種やり方があるような記載である。

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一方で、こういったナノ構造を活かしたコーティングは非常にデリケートで、例えばレンズを作るにも直接人が触れる面への使用が出来ず、また清掃に当たっても拭き清掃は事実上出来ない。従って、抜群の威力を発揮するものの、カメラ用レンズに利用すると取り扱い上レンズの内側等利用出来る面も制限を受けるし、レンズの大きさや曲率なども出来る出来ないに影響を受けるようである。

今回のオリ特許は、こういった従来の同種構造のコーティングの強度等を実用的な(種種の制限の無い)強度にまで高めると言ったものである。

恐らく、工業用や産業用等カメラ用とは一線を画すような舞台では利用されていた技術で作れるメーカーならこれをDSLRに、、と言うのは思いつくのだろう。オリンパスは生真面目だから?「素人さんも扱う商品だから、、」と万全を期している間に、ニコン、キヤノンが先にやっちまった~感もしないではないが、より完璧にしてこれをZDに投入するというのであればありがたいことだ。楽しみな技術である。
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by Hiro_Sakae | 2009-08-30 21:50 | オリ特許関係


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