2005年 06月 04日
Pentaxの新製品発表に思う、、、+フォーサーズ陣営
今年に入り、普及価格帯でE-300に追随して800万画素となったのは、KissDNのみで、以降ニコン、そしてペンタックスの新機種も何れも画素数は600万画素=現行CCDにとどまっている。

また、KissDNをのぞけば、マイナーチェンジもしくは更に低価格帯へのシフトが鮮明で同じ新機種ラッシュでも去年の趣とは少し変わってきた。



ここでは、その中の一つの特徴、新製品=高画素化の図式がキャノンをのぞいて崩れたというところであろう。

さて、前にも触れたがハイエンドの方、プリンターでA3まで伸ばしたいし、300dpiの銀塩プリントで月例投稿したいという場合、(まあ、この程度が銀塩35ミリに求める最大値ではないだろうか)

インクジェットプリンターで写真と遜色ない下限値が大体200dpiとされているので逆算すると、A3にするには約850万画素が必要である。また、300dpiの銀塩プリントから逆算すると、例えば日本カメラの月例最大サイズ4つ切りで約1000万画素である。

勿論、これ以上更に大きく焼くことも画素補完がなされるので、可能であるが私が銀塩35ミリの代替となるDSLRは800万画素から1000万画素が落ち着きどころではないかと思う根拠はこの辺である。1200万画素や、フルサイズのキャノンの画素数を要求されるのは風景写真等特に緻密な描写が必要となる分野である。

再三言っているが、こういうDSLRで1200万画素以上を(プリントの作画上)必要とされる風景写真専門の雑誌等を見て頂いて機材をチェックして頂ければ一目瞭然であるが、この辺は銀塩時代から、ハイアマチュアにとって既に35ミリの領域でなく中判カメラオンパレードである。
そもそも、セグメントが違うわけで、今までの中判カメラの代替と考えれば、1200万画素オーバーのDSLRの値付けは極めて妥当であると言えるだろう。

いわゆる、従来の銀塩35ミリの枠を超え中判の領域までカバーしようと言うキャノン、ニコンのハイエンド機がそれなりの画素数を達成している事を考えれば、35ミリ銀塩の代替としてくるDSLRの落ち着きどころは800~1000万画素が妥当であると考えるし、この辺りまで引き上げるのはやみくもな高画素競争とは言えないと思うのである。コンパクトカメラの高画素化とは異質なものであると思うのだ。

ここに来ての、600万画素定着が例えば、画素数は変わらないもののCCDの受光性能自体が大幅にアップしたとか、ハード面の改善がなされたものならともかく、受けた後の画像処理エンジンの改善にとどまり、旧来のCCDを使い続けるというところに、誤解を恐れずに言えば、ニコン、ペンタックスの事情が見え隠れすると思う。(要は新たな800万画素CCDをソニーさんにかいはつしてもらわないといけない)

結局、800万画素以上のCCD(上記のCCDも含めCMOSも含む)を持っているのは、キャノン、そしてD2X用のニコン(但し、ソニーと共同開発)と後はフォサーズのフジのハニカムと、オリンパス=コダックのみである。それ以外のDSLRは全てソニーに頼らざるをえないと言う事情がある。

レンズはフォーサーズの場合、今後出てくるものも含めて全てデジタル専用レンズであるので、値段は別にして、この趣旨を愚直に守っている限り質は担保されている。
今回、フォーサーズ陣営が結束すれば、光の入る方(レンズ)ともう一つの要、受光側のCCDもかなり有利に立てると言うことだ。

特に、松下が自社DSLRにコンパクトで定評のある自社製を投入することになれば(パナなら、自社製DSLR用CMOSは可能であろう)現在ある、DSLR用CMOSのソニー及びキヤノン製をのぞく、コダック=オリンパス(フルフレームCCD)、フジ(ハニカム)、シグマ(フォビオン)、松下(CMOS)を全てフォーサーズ陣営で囲い込む事が可能である。

今回のコダックの英断に続いて、フジ、シグマもここで一旦仕切直し、そして全部で4種類となる個性あるCCD、CMOS登載のフォーサーズDSLR群が揃い、更に各社レンズが相互乗り入れ出来れば、本来の意味のオープン規格になりうるし、グループとしてメジャーになることは充分可能では無いだろうか?

このまま、既存のCCDで低価格路線で勝負するという方向が良いか悪いかと言う議論はここではしない。しかし、ここでやみくもに、これに同調する一方という泥沼に陥ることなく、フォーサーズならではの何か違いを見せてくれればと思う。
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by Hiro_Sakae | 2005-06-04 01:00 | E,Pen-system関係


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