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2005年 06月 05日
1999年からはどうなったのか?
御礼を書きながら、当初「OMとの関わり」と題して殆ど人目に触れていない時期に、OM40を手に入れた後、1992年に一度一切カメラから縁を切ってしまい、その後2000年になってまた復活したというとこまで書いて、そのままになっていたことを思い出した。(正確には1999年夏から)気が付くと、きになるので、一気にはしょって書いて、今につなげてしまおう。(苦笑)




復帰のきっかけは単純なもので子供が大きくなってきてビデオもいいけど、やっぱりカメラもいいなと、カメラを久しぶりに買って使ったことからだ。このときに、若い時のように健全に関心が写真を撮ることに回帰すれば良かったのであるが、カメラの機体自体に関心が言ってしまったことが大きな間違いであった。

結局、今年の初めにE-300を買って、このブログを立ち上げるまでの数年間をカメラと触れながらも一向に写真の腕が向上しないと言う不毛な時間に費やしてしまったのである。

そもそも、カメラを触っていない時代に特殊なPCのパーも手に入れられると言うことでニフティサーブの売ります買います欄を使い始めた頃からネットでの売買自体に首を突っ込んでいた。カメラを触りだしたころも、当初はちょっとした小物がこういうところの方がPCパーツと同じように安価に手に入れやすいのではないかと首を突っ込んだのが運の尽きであった。

若い頃に憧れだったものが、びっくりするような手の届く価格で並んでいるではないか。しかし、これは安易に手を出すべきでは無いと思い直し、先ずは今の現状と本を読んで相場をたたき込んだり、若い頃縁の無かった世界を勉強しているうちに、ロシアというエルドラドの存在を知った。

それからの坂の転がりは、ロシアもの(主にキエフとLマウント)→Lマウント国産機と言うチープLマウント&キエフジュピターを本流にしたロシアものの流れと、ひょんな事で手に入れたローライフレックス、コード(と言っても、プラナー等が入る前の)テッサー、トリオター、クセナーの流れ、オリンパスのレンジファインダーの流れ(従って、Penも私はPenSやEEの方しか知らない)、その他B級と言うか非ライカ、非ハッセル、非プラナー&クセノターローライという流れをさまよったのである。

従って、私の中ではOMと、その時々のオリンパスのレンジファインダーカメラが唯一まともに写せるカメラであった。(厳密に言うと、ロシアLマウントレンズの母艦にキャノン7を使っていた時期はこいつで、当時幼稚園の娘の行事等の撮影をこなしていた。)

余談であるが、仕事で会う方でクラカメの話になると、特にハナの付く親父に関して何とか話がついていけるのは、このときのロシア沼のおかげである。この沼にはまったおかげで私は取り返しの付かない時間をとられたが、お陰でゾルキーでバルナックライカのフィルム装填等のお作法とKievでツァイスイコンのコンタックスのお作法を、またkiev88で、オールドハッセルの難解なお作法を体得することが出来た。ついでに、古いローライフレックスもオートマット以降は3.5Fも2.8Fも一緒である。

で、こういう親父がライカのMや、ハッセルのうんちくを傾けだしたら私のいつもの決まり文句は「私は、クラカメは1955年以前のものしか興味がないので、、」とかまして煙に巻いていた。これ以前だと上記の通り操作もわかるし、後は耳学問で何とかなると言う次第だ。今から思えばロシアのモスクワシリーズもさわっておけば、ツァイスイコンのイコンタもわかっただろうにと思う次第だ。

こういうのは、日本はとんでもなく高いのでe-bayを使った。買う、触る、その後下取りに出すすべもないのでヤフオクで処分→また、e-bayでと言う繰り返しであった。一方でオリンパスは、手に入れると持っているので、自然とオリンパスが堆積していくと言うそんな感じであった。

最近は、ロシアものもリペア等を受け付けるところもたくさん出来たので消耗品のように回転させる事も無いだろう。あのころの私は持っていても、いつかぐずぐず崩れてしまうのであれば、動く内にさっさと楽しんで、壊れない内にさっさと次を楽しもうという感じであったように思う。

この下取りをお店に出さず、ヤフオクに出すと言う行為が必然的にクレームを受けるのを回避するためにレンズやカメラの調子を見るようになり、またe-bayでかすをつかまないためには如何にポイントを押さえて質問メールを送るかということになるので、カメラの知識を増やすことになった。

その結果、肝心の撮影が全くおろそかになったという次第である。(笑)
とまあ、これ以上書いても面白くも何ともないので、、、と言う時期を経て、この連鎖を止めて現在更生中というところだ。

by Hiro_Sakae | 2005-06-05 02:02 | OMとの関わり


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