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2005年 07月 18日
E-300でのM42を中心にマウントアダプター利用について
匠さんのブログで、マウントアダプターの記事が出ているが、M42を中心にフォーサーズでの気づいたことを書く。



M42等を使っての印象や、どれだけのマウントがフォーサーズで付くかなどはこれまで書いてきたし、近代インターナショナル、フォーサーズとでも入力して検索すればすぐわかることであるので、ここでは書かない。以下は、M42レンズを使う場合等に気づいたことである。(例により順不同)

「基本」
1.先ず、そのM42レンズはマニュアル絞りが可能か?
 大前提として、フォーサーズのアダプターは、自動絞りのものに対応していないのでマニュアル絞りが出来ないと意味がない。AUTOとなっていても、ペンタックスや、CZJのものは大体切り替え可能である。切り替えのものは必ずM-A等のスイッチがある。わからない場合は確認しないと、開放でしか使えない。

2.ズイコーのM42レンズはマニュアル切り替え可能でも使えない。
 よく、オリンパスFTLのレンズはM42レンズなので使い回せる様な記事を見ることがあるが、とりあえず、フォーサーズのアダプターは使えない。FTLは位置決めを正確にしたり、開放測光の為に独自のピンが付いているがこれが、アダプターのリングに干渉する。(はっきり言って泣きました。)

3.EBCフジノンのM42も使えない。
 EBCフジノンの場合はそもそもオート専用しかないので使えないが、後述する裏技を使ってオート使える様にしても、これも独自仕様の出っ張りが当たって使えない。改造するしかない。名玉だけに惜しい。ちなみに普通に使う分にはペンタのSP等はうまく干渉しない様である。

4.コシナのSLレンズも使えない。
 コシナもSLはオート専用であるので、現行使用が改造しない限り無理である。フォーサーズ専用に使うなら他のマウント用を使うしかない。

5.ヤシノンは注意。
 ヤシノンはDSシリーズは、オート専用で駄目、次の世代のDXは切り替えが付きOK。DSの前の無印はプリセットや、マニュアルなのでOKとややこしい。但しDSでも135ミリで切り替えのあるものがあった。

6.細かいところでは、回す方向に注意しよう。
 気にならない人は良いが、ペンタックス、ニコンは時計回りで無限大。OMとは逆であるので、MFのフォーカシングがOMで染みついている人は違和感が出るので注意。またヤシノン、セコール、チノン等はグレード等により回し方が双方混在しているので、必ず確認しよう。

「応用編」
1.M42のオート専用をフォーサーズでも使いたい。
 金はかかるが、ローライ用のフォーサーズのアダプターを買って、これにローライ→M42レンズアダプターを2枚重ねで使う。ローライ→M42アダプターにオートの絞りピンを推す仕掛けがついているので、これで使える。(このアダプターはe-bay辺りではコンスタントに出品されている)

 余談であるが、ローライSLのツァイス軍団に興味がある人はSLのボディとこのアダプターを用意すれば、SLのボディでM42も使いたい放題である。また、(悔しいが)EOSのM42アダプターには同様にオート専用も使える仕掛けが付いている。

2.M42アダプター以外に買うとすれば何がよいか。
 基本的に何でも良いが、もし、非純正メーカーの名玉(トキナーAT-X,シグマ、ビビターのシリーズ1)等に興味があるなら、ニコン-フォーサーズアダプターは狙い目である。なぜなら、こういう各社マウントで出ている名玉(特にMF時代)はニコン用が一番入手しやすいからである。おまけでニコンのレンズも使えるのでお買い得である。

3.タムロンアダプトールは必ず2を買おう。
 タムロンには現行の2とその前のただのアダプトールがある。それぞれその時代のレンズがあるのだが、アダプトール2はアダプトール2用のレンズの他、その前の初代用のレンズにも使える(下位互換)。要注意。

とまあこんな感じである。何かの参考になれば幸いである。

by Hiro_Sakae | 2005-07-18 11:43 | アダプター沼関係


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