2005年 07月 18日
敢えて、OMを導入するとするとしたら、
デジタルから銀塩への先祖返りの中で、OMに興味を持つ人がいるかも知れないが、長く使える、メンテの点や、実用性の面から私なりのお薦めをこの際書いてみたい。参考になれば幸いである。



1.ズイコーレンズの性能を極限まで引き出したい人。
 これは、OM4tiの機能上問題ないものを手に入れるのが一番である。(美品はプレミアが著しいので避けるのが無難)。OM2、OM4の電子シャッター系は構造上電子部品を使っているが、既に修理部品が無く、電子系がやられた場合は修復の手だてがない。
 OM4tiのみは、2002年にOMが終了した時の現行機種で以降10年間は部品在庫が確保されているので、安心である。実際はめったに壊れないが、壊れなくても2012年の来る直前にでも、OHして部品交換しておけば当分安泰であろう。

2.とにかく、末永く愛用したい。
 これは、OM1にとどめを刺す。先ず、機械式カメラであるので今でも修理、OHを請け負ってくれる先が多い。特にシャッター回りでOM特有の部品であったシャッターのひもも代用品が開発され、泣き所のプリズムの再蒸着も複数の業者で対応している。
 元々、極めて堅牢に作られているので、買った時に一度きちんとOHをすれば恐らく一番長生きするであろう。

3.真ん中をとってリーズナブルに行くなら、
 OM2,OM2nであろうか。OM2nは少し高い。フラッシュを使うのであれば付属シューも入手しやすいOM2nが良いが、使わないならOM2でも問題ない。フレキがいかれたら、修理のしようが無いが、実際滅多に壊れるものではない。むしろ、高速側のシャッターが性能通り出ていない場合が往々にしてある。シャッター自体がいかれてなければ、修理可能であるので、うまく露出が行かない時は疑ってみよう。

4.OM-1の中でどれが良いか。
 上記の様にフルマニュアルでタフなOM-1はM-1,初期型(M-1がOM-1に変わっただけ、レア)、前期型(裏蓋のワインダー取付窓無し)、後期型(取付窓有り、)、MD(後期型にMDのエンブレム付いたもの)、OM-1nと分かれる。
 また、ややこしいのは、OM-1,2の泣き所であるプリズムの痛みの原因となるモルトの使用をしていない最終バージョンがあるが、これが何故か、OM-1にも1nにも存在する。

 フラッシュや、ワインダーを使うのでなければ、一番リーズナブルなのは前期型だ。
 また、OM-1自体、一眼レフとしては非常に小さくマイルドなシャッター音(これだけはOM-1が一番、後継のOM-3もフルメカニカルだが、シャッターの最高速を上げテンションが上がったのか、音は今ひとつ)である。
 加えて、チューニングのせいか、M-1と初期型は更に特有の角の取れた良いシャッター音を出す。OMファンは周知であるが、細かい部品、仕様がM-1とOM-1では実は異なっており、M-1に関してだけ言えば、偽物も多く、熟知していない限り間違いのない店で買うのが無難である。

まあ、好みであるから、異論はあると思うが、実力の4ti、モノとしてのOM-1,中庸のOM-2だろうか?私は個人的にはOM-1を押す。今敢えてOMをとなれば、やはりクラシックな味わいも欲しいからだ。
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by Hiro_Sakae | 2005-07-18 12:13 | その他オリ絡み


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