2005年 09月 30日
E-500の味付けで見えてきた、おぼろげながらの方向性
そして、今回E-300は併売される様だ。今瞬間風速のオリシェアは実質E-300一本だったために、数パーセント(キャノ、ニコ、ペンタ、オリの順番)だが、逆に言うとE-300のフォルムを受け入れる層は確実に存在するという証左でもある。先に触れた欧米版のキャッチフレーズ共に私の考えるおぼろげながらの方向性は次の通りだ。



 先ず、従来の35ミリ一眼レフの中に中判のレンジを包含する新たなフォーマットが登場した、キャノンの35ミリフルサイズシリーズである。1キロ近辺~1キロオーバーの筐体に性能を発揮するためにLレンズ群を必要とする。1200万画素オーバーのセンシティブなCMOSと重量から考えればフルに性能を発揮するには三脚も必要であろう。

 そして、本来の35ミリ一眼レフの小型機動性を活かしつつそのデジタルでの後継を目論むのがフォーサーズである。私はフォーサーズが完成していき、フルサイズもローエンドが下りてくれば、従来の35ミリ一眼レフの筐体を使いながら、フルサイズのCCDでない、APSと言うのは中途半端になると言うのが持論である。

 フォーマットの大きい小さいは、被写界深度の深さ、浅さ、レンズの大きさ(望遠ではフォーサーズ有利、広角はむしろ35ミリ等)等かなり語り尽くされた感があるが、これらのメリットデメリットを明確に使い分けるには、やはり、35ミリとフォーサーズぐらいのサイズの差が無いと特徴が中途半端になる様な気がするのだ。

 さて、そうなってくると、当初一桁、二桁、三桁とカメラのグレードを分けるというのが、オリンパスの展開の常識的な展開であるが、私はここでこういう松、竹、梅的あるいは、クラウン、マークII、カローラ的カテゴリー分けとは違った展開になるのではと思うのである。

 まず、カメラに求める高精細、画質の密度に応じてそれはいたずらに画素を上げるのではなくCCDのサイズによって規定されるのだと言うごくごく当たり前の着地に何れ来る。ただそれはフィルム時代よりは小さいサイズとなり、
・今の8X10や、4X5を必要とするレベル→ハッセルHD等のデジタル判中判
・今の645等中判を必要とするレベル→35ミリフルサイズCCD
・今の35ミリフィルムを必要とするレベル→フォーサーズ
と言う感じだ。

 この段階に行き着くと同じフォーマットで違う画素数が存在すること自体がそもそも無意味になってくる。もし下位のフォーマットでプリント全紙を高細密に仕上げたいのであればそのフォーマットでいたずらに画素数をあげるよりも、すんなりよりサイズの大きいCCDにする方が自然である。

 しかして、それが800万画素か、1000万画素かはわからないがどんなに技術が進歩したとしても、人間の平均視力が1,2から2.0へと上がるわけでもなく、回折現象の公式が変わるわけでもないので、レンズの性能との折り合いでそのフォーマットに最適な画素数が決まってくると思うからである。

 故に、まずオリンパスのDSLRもユーザーに対して誠実であるならZDレンズとの性能のかねあいで理論的に決まる最適最高の画素数に決まり、どのクラスも同じ画素数のCCDが搭載される。

 次に、カメラのクラス分けも、そもそもカメラのフォーマット自体でおおまかなクラスカテゴリーが存在するわけであるから、プロ用、セミプロ、入門者と言ったせこい分け方をせずに、プロ用と、コンシュマー用の二つのカテゴリーですっきりした方がよい。事実OMも一桁と二桁である。

では、今コンシュマー用に300ラインと、500ラインが残るとしてこれは何だと言うことになるが、これが
E-300→最新のデジタル技術を取り込んだりの尖った系、
E-500→プロ用のE-一桁のコンシュマーベースというか、いわゆるコンサバ系
とこういう色分けである。
このE-300ラインと、E-500ラインには上下の区別はない、丁度OM時代のマニュアル路線のOM奇数系と、電子路線のOM偶数系の様な位置づけである。

では、プロ用はそういう二系統に分かれないのかと言えば、それは無いだろう。これらのよいとこ取り+奇抜さよりも耐久性、信頼性を取るとなれば、一つになるのでは無いだろうか。

言ってみれば、OM時代は上位の一桁が偶数、奇数の2ラインで、普及機ラインが逆に1ラインであったのと逆転した様なイメージである。オリンパスはOM時代に同一カテゴリーで違う味付けのラインを上下関係を付けず併存するというのは経験済みであるから、可能ではないであろうか。

整理すると、上級、普及の2カテゴリーで、普及機カテゴリーは、尖り系とコンサバ系の2ラインみたいなイメージだ。値段(定価)はE-300と、E-500は同価格帯と言うことになる。そして、CCDや画像エンジンは基本的に全て同じグレードのもの、敢えて言うなら投入時期の早さで差が付くと言うイメージだ。

これであれば、各機体いたずらに、グレードのためのグレードの様な無意味な機能の差は無くなり、すっきりして良いと思う。
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by Hiro_Sakae | 2005-09-30 00:23 | E,Pen-system関係


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