2006年 04月 15日
次期E-1はいくらならリーズナブルなんだろう?
フォーサーズに興味が無い人にはどうでも良いことかも知れないが、、私はやはりフォーサーズのフラッグシップ機は希望価格で25万円まで、実売20万円前半から、20万円アンダー辺りに落ち着くというのが妥当では無いかと思う。私がこれぐらいかなと思う理由は、、




性能をけちってもらっては困るが、安いに越したことはないと言う本音を言うと話しは終わってしまうので(笑)つらつら書いてみたい。

 先ず、フォーサーズシステムは既存の35ミリSLRシステムをデジタルに置き換えたものだという事から考えると、それは性能的なものもさることながら、価格的にもそれなりのゾーンがあるというものだろう。

今、例えばヨドバシ価格でDSLRを見てみると普及型と言われるものが10万円アンダーで落ち着いている。ボディ価格で、E-500、D70Sで99800円,KissDNで89800円、それより少し安めでペンタックスの一群と言ったところだ。次に、10~15万円にE-330と、30D、15から20万円がD200と言った感じだ。10から20万円では価格に倍の違いがあるが、この辺は大ざっぱに言って、一つのゾーンといえるだろう。
メジャー4社に限れば、ここから上は一気にE0S5Dの30万円オーバーに飛ぶ。これにD2Xと別格で1DSとなる形だ。

私は、前から極論すればDSLRのフォーマットはフォーサーズと、キャノンのフルサイズがあればよく、フォーサーズが従来の35ミリ小型一眼レフのゾーンをメインにするならキャノンのフルサイズのDSLRは従来の中判フォーマットのマーケットを取り込むものではと思うからだ。正直言って、従来の35ミリ一眼レフの守備範囲をと考えた場合安くなった5Dの30万円オーバーはまだ高いと言えるだろう。

ちなみにこの価格から見たリーズナブル感というところで、現行のフィルムカメラのボディ価格を見てみよう。同じボディ価格で見ると
キャノンのEOS1Vが、226000円
ニコンのF6が、290000円である。フィルム一眼なら、両巨頭のフラッグシップの新品が20万円台で買える。また、ここで中判の主だったものを見ると、
ハッセルのH1は、309000円、
マミヤ645AF2で、297000円等である。正にEOS5D辺りからの価格ゾーンにかぶってくる形だ。

DSLRがスタートした時に、DSLRと言うだけでフィルム一眼の同グレード比かなり割高でそういうものだという雰囲気、あきらめがあった。しかし、既に事実上一眼レフのメイン市場がDSLRに移行した今となっては、フォーマットやグレードに応じた価格ゾーンもフィルム時代のそれにリンクしてくるべきだろう。フィルムがデジタルになった、開発費がかかるというのはメーカーさん側の論理で、カメラユーザーの側からすれば、デジタルの時代になったからと言って、カメラに費やせる予算が倍になるわけではない。(笑)過渡期でやむを得なかったのかも知れないが、そろそろメーカーさん側が一眼レフはデジタルがメインというのであれば、従来のメインであったフィルムカメラの価格ゾーンにリンクさせてもらわないと困ると言ったところか?

これでいくと、
フルサイズのDSLR(=中判クラス)の下限が25万円で、同じくこれぐらいが、フォーサーズ(=35ミリクラス)の上限ぎりぎりと言うのが、私のリーズナブル感だ。
フルサイズのDSLRも逆にこれ以上安くするのであれば、その余力は質感や使い勝手と言ったものの作り込みをすべきであろう。やはり、それなりのモノとしての作り込みは重要である。

今、このフォーマットによる用途、クラス分け、並びにフィルム時代のような適正な価格ゾーンをあやふやにしているのは、銀塩レンズの流用が出来ていると言う部分だろう。本来フルサイズのCMOSの性能をフルに引き出すだけのレンズを揃えたとなると(キャノンさんは恐らくこれから続々出されるであろうが)、それは恐らく中判でシステムを組むのと同じぐらいの予算が必要だろう。私はそれが、悪いとは思わない。フルサイズDSLRは本来そう言うモノであろうと思うからだ。

よく、このフォーマットによるクラス分け、用途による要求性能の違い、価格ゾーンの違いを言うと、いかにもフルサイズDSLR=高い=フォーサーズより偉いと短絡的に考えがちであるが、それは違うと思う。また、だからフルサイズ=メインシステム、フォーサーズ=サブという考えも然りだ。メインシステムはあくまで自分の用途、嗜好によりその主だった役割を担わせるのがメインシステムであり、それを補完するのがサブシステムであるからだ。

例えばフィルム時代に予算に制限無く、ハッセルの500シリーズ(マミヤやペンタの645でも良いが)、とOMシステムのどちらでも思うようなレンズを揃えてシステムを組んで、メイン、サブを構築するとしても恐らく組み合わせは人それぞれだろう。少なくともフォーマットの大小とか、出来上がりシステムの価格の高低でメイン、サブを決める人はいない。当たり前の話しである。自分のニーズを一番過不足無く満たしてくれるのがメインシステムであり、その中で特に力点を置きたいところを補強してくれたり、あるいはメインの弱点、カバー出来ない部分を補うのがサブシステムだからだ。

加えて、上の例のようにお金が無尽蔵に投入出来る人はまれで、本来はそこに各人の予算というものが加わる。ハッセルのボディに80/2.8プラナーだけにするか、同じ金額でOMでレンズ数本とフラッシュ等を組み合わせたシステムにするかという具合だ。このときにプラナーとズイコー標準レンズの性能を比べても意味がない。出来上がりのシステムとして自分にあうかどうかだ。尤も難しいのは、わたしなら、OMでレンズ数本を選ぶが、中にはプラナー一本あれば何も要らないとこちらを選ぶのも有りと言うところだろう。

結局話しが脱線したが、あれこれ考えていると、フォーサーズは従来の小型一眼レフの立ち位置を踏襲するのであれば、大きさ等だけでなく、価格ゾーンもそこを逸脱しない、それ以上高くせずに出来ればデジタルならではの機能等を発展させて欲しいし、逆にある一定以上は馬鹿みたいに低価格重視でなく、それをむしろ道具としてより完成させる形に金をかけてもらいたいと言うことだ。
[PR]

by Hiro_Sakae | 2006-04-15 11:43 | E,Pen-system関係


<< 今日も風が強く      マクロエルマーで白 >>