2006年 04月 23日
言い訳では無いが、フォーサーズの動向について私の見方
  たまたま、2通であるがメールを頂きまして、ここのところ春になり(色々なHPでも紹介されているが)dpreview等を中心にフォーサーズの新型機動向とかが出ているのに何もそれに類したものがないと言うか、フォーサーズのネタはどないなっとんねんと言う内容のものだ。(実際に頂いたのは、もっとソフトにお願いという形ではあるが)

  当たり前であるが、私がここで最近この辺のフォーサーズネタを書かないのは興味が無くなったわけではなく、ここに来ての噂の内容が今までの情報の焼き直しと言ったものの域を出ていないことと、これからの流れに非常に注目しているからである、、、、、




  はっきり言って、今はそんなに大したことも出てこないだろう。その前に先ず1年前を振り返ってみよう。去年は春頃に、オリンパス本体のCEOが「何れ、DSLRの価格は数万円台のものになるのを出す」あるいは、海外筋で「今年度は2台出す」等の発言があった。また、確か株主総会近辺のイメージングの大久保社長の話では、「1年に2台出せる体制が整えられた」等の発言があった。

  また、次期E-1の次期やもう出てしまったが、E-330のリリースにしても、秋にスペインでの寺田氏の発言が次期E-1がアナウンスぐらいあるかもと言うのをのぞけば、殆どの部分がその予告通りであったものだ。そして、超小型のものの言及に関してはやはり去年の中間決算でのプレゼン資料がやはり根拠になっている。

  要は、オリンパスのと言うかフォーサーズの行く末を占う意味ではこの経営陣の発言なり、或いはオフィシャルな発表資料に意外と素直に将来の情報が暗示、明示されているという事実がある。特に経営陣の発言に関しては、カメラ関係等業界宛のインタビューと言ったものでなく、(海外も含めた)日経や、ロイター、ブルームバーグ等のインタビュー記事でぽろっと出てくると言ったものが少なくない。(過去にこのブログでも、この辺は引用させて頂いた。)そして、実際に発売の何ヶ月前かに、今度はもう少し、下の層や、場合によっては販売員、セミナーでの噂等、そういうのがぽろぽろっと出てきてと言う流れだ。勿論、こういう流れで決まりだと言うつもりはないが去年ブログを立ち上げてから振り返ってみての感想である。そして、このトップのイメージングに関する発言として注目すべき発言は今のところ今年は無い。

  次に、地味なところではオリンパスの組織に関する動きである。これにかんしては日経紙等にも出ていたし既に人事も発令されているが、オリンパスは組織構成を大幅に入れ替えた。このへんの組織も外野からはわかりにくいものであるが、オリンパスは古い会社というか、○○事業本部とか○○部というのが漢字でのベタな名前が多いので(苦笑)どこを創設して、どこが強化されたとかがおぼろげながらわかってくる。

  また、これは私の独断にすぎないが、何となく予想出来るという意味での公開特許情報である。例えば、E-330に関連するのであろうなと思われる特許はE-330発表後に出ているものもあるし、その前にもある。ここで注目するのは、公開時期でなく、出願時期である。(素人なのでわからないが、この出願されて公開されるまでの期間がものによってかなり差がある)
出願時期で大まかに見ていくとE-330関係は(多少の例外はあるが、)2004年春から秋にかけて出願されているものがかなりある。

 例えば、こういう観点から見ていくと先に公開されているが出願ではE-330の出願時期よりも後に出願されていて未だフォーサーズに乗っていないものがいくつかある。その中で継続的に出願されて煮詰まってきているのが、ここで何度か取り上げた、ぶれ補正に関するものだ。ここから類推出来るのは、ボディ補正の際にリアルタイムで視認出来ない欠点を補うためにオリンパス独自といえる、ファインダー光学内補正機構が先行開発され、それに併せて、撮像素子補正も開発が進んでいるようだ。

 全くの推測であるが、ゴミ取りが出来なければレンズ交換式カメラは出さないと拘る会社であるから、このファインダー光学補正が出来ない限りとこれに拘っていたのかも知れない。であるからして、私は勝手に、時期的には逆算すれば、今年の秋から来春迄に(E-300であれば、出願時期はE-300の発表の18ヶ月前後)ぶれ補正が出てくる→次期E-1辺りに乗ってくると思うのである。逆に乗ってこない時は、何らかの技術的に解決出来ないネックがある。→うまくいっていない可能性もあると見た。そして、今、この特許情報も2月以降は、いわゆる「おおっと言う大物」的なものは一服状態である。

 と言うことで、PMA明けで今突然噂で漏れるような隠し球があるとは考えにくいし、そこに至る前のオリンパス関係者(特に管理、トップ層)のビジョン的発言やインタビューもなく、特許もトレンドの変化を感じさせるものが無い、私的にひっかかるものがないから従ってブログにも書いていないとそれだけのことである。

 では、ここ当面で注目していることが無いのか?と言われればある。

 先ずは、新聞発表の予定では今年は10日にオリンパスの決算発表(プレスリリース)が予定されている。ここでの業績自体もそうであるが、「決算数字の出来の良さ=去年来の大久保体制が引き続き進められるか」を占える。ここで好調であれば去年大久保体制で言及されている、普及型の超小型一眼レフ市場の新たな創設とか、1年2機種リリース体制などが、そのまま強化、発展されると見るのが筋だろう。

 そして、6月の株主総会(もしくはその前)に公表されるであろう、オリンパスの新中期計画だ。創業以来の全社ベースでの赤字を乗り越え、カメラをやめずに黒字化した上でのこれからの中期計画の中でイメージングの位置づけ、並びにそれを受けたイメージング事業でのフォーサーズの位置づけが明確になるであると思うからだ。

 加えて、これらの決算発表から株主総会ぐらいまではこういったトップ層への各社のインタビューが集中する。カメラファンにとっては幸いなことに、アナリストのオリンパスを業績を占う大きな関心事の一つにこのイメージング事業の動向があるので、何かこれに関連した記事がアップされることを期待している次第だ。(これが、今回の決算は内視鏡が目玉だなんてことだと、困ってしまうが、(苦笑))

 フォーサーズがうまくいくか行かないか、このまま伸びるかどうかに会社の決算を一番重視するのはいかがなものかという考え方があるかもしれない。しかし、実際に去年からいくつかの会社がカメラ事業から手を引いた。京セラしかり、コニカミノルタしかり。では、作り続けている会社はどうか。極論すれば、カメラ各社は今まで幾多のカメラ不況、一眼レフ不況を乗り切る過程の中で、今やメジャープレイヤーは光学メーカーではあってもカメラが無いと事業存続が出来ないと言う会社はない。やめようと思えば然るべき譲渡価格でキャッシュに換え残った事業でも充分やっていけるだけの会社である。言い換えれば、もしどうしてもカメラか、それ以外の事業のどちらかを売って金に換え、どちらか一方しか存続出来ないとしたらどうするか?そしてそれを第三者が合理的に判断するとしたらカメラ専業を選ぶだろうか?

 私は、極論すれば現在のカメラ事業は当然、営利事業である限り儲けてなんぼであるが、これを続ける、「短期的に赤字でもそれをてこ入れしてでも続ける」となると、これはその会社のカメラに対する意気込み、戦略的位置づけ要は、「カメラだけはうちはやめられない」と言う哲学、トップの意志に大きく左右されると思うからである。

 特に、フォーサーズのように全く新しい規格で一から立ち上げていく事業に関しては、長期的に育てていこうというオリンパスの意志があるかないかがフォーサーズが存続発展するかの大きなウエイトを占めると思うからだ。

 と言うわけで、やっぱり言い訳になったが(苦笑)いまのところこのPMA明けに私の目から見て何か動いたか?と思えるものがないことと、むしろ何かあるのは来月ぐらいからこういう大きな動きがあり、6月頃まで続き、またフォトキナの噂が出る7月ぐらいからごそごそ色んな噂が出てくるので、その間はまあ、レンズ沼で遊んでようかなと言う感じである。尤も、そう言うことで私は私なりにこそこそネタを探してはいるので、また気になることがあったらアップするので、その際は読者の皆様のコメント等いただければ幸いである。

 噂や、新製品があっても、無くても楽しめる、表も裏もオープン規格のフォーサーズとして使い倒して欲しいというのが、一ファンとしての本音でもある。
[PR]

by Hiro_Sakae | 2006-04-23 08:53 | E,Pen-system関係


<< 特に統一無く、、      【沼遊びへの道5】お友達紹介2... >>