2006年 05月 07日
雨につき、与太話、レンズ関係のマイブーム等
全くの私的与太話であるので、、、




マクロと言っても、私の場合は元々フィルムの時のレンズが1/2倍止まりであったので等倍等本当の寄り寄りというところまではいかない。35ミリフィルムで1/2倍というとフィルムが24ミリ×36ミリとすると、撮影範囲は48ミリ×72ミリ程度であろうか。アスペクト比がフォーサーズと35ミリフィルムでは違うので、おおまかにこの範囲をカバーするとなると、1:3~1:4程度まで寄れると具合が良いわけである。裏返すと、フォーサーズでは同程度まで寄れれば、35ミリフィルム時代の1/2倍程度までのマクロ撮影が可能になると言う次第だ。被写界深度が稼げる事と、(ピント合わせのシビアさはあるが)画角が狭まるために同じ焦点距離で、同じ撮影範囲を撮るのであればワーキングディスタンスを稼げる事はマクロ撮影においては、マイナスにはならない点である。

後は、元々1/10倍(普通のレンズの最短距離。50ミリレンズで大体0.5m位か)を割り込んでくるとこれはMFの世界であるので、銀塩レンズ使用での「MFになる」と言うマイナス点が帳消しになる。E-300時代は、実絞りによる開放でピントを合わせてから、絞るという2アクションが使用上の慣れを必要としたが、E-330でビューBを使用するようになってこの残っていたマイナスも消えてきた。

当初、M42のテッサーから始まり、面白さからレンズ出入りを繰り返したがレンズによっては予想以上に「クラシックレンズの癖を楽しむ」というレベルから、「充分実用になる」と言うのがわかり、マクロの実用に耐えると言う目線でまた出たり入ったりを繰り返して今に至ったと言うのが実情である。結局変遷を経て、OMの2本が順当に残った反面、M42、エキザクタではリケノンが1本だけ残るという形になった。

去年の後半に導入してある意味想定通り、またある意味予想外だったのがライカRマウントでのマクロ利用である。35ミリエルマリートこそ、私の主要用途に合わなかったのでドナドナしてしまったが、ELPROを付けても全く問題ないズミクロン、マクロエルマリート、同エルマーはそれぞれとても良い感じだ。(尤も、35/2.8エルマリートも0.25mまで寄れるので、そこそこのクローズアップは問題ない。)ライカRと言うとコンタックスの一眼レフに比べるとあまりポピュラーでもなく、やはりライカというとM型のイメージが強かったので、使ってみるまで良さがわからなかった。後は、現行品があまりに馬鹿げた値段がついているので、そもそも縁がないと食わず嫌いをしていたところもある。加えて、ライカと名が付くと何故か日本では1カムや2カムの中古品でさえきれいな品物が多く(従って高く)、支障なく写れば見てくれはどうでもよいと言うリーズナブルな並品が少ないことも安く手に入れにくい障害になっているような気がした。

と言うわけで、私のフォーサーズの使用に耐える寄れる銀塩レンズと言う部分でこのライカのレンズがマイブームである。また、これとだぶるところもあるが、マクロエルマーとリケノンつながりで入手したMLマクロで感じたテッサー型(ここでは広義の3群4枚玉という意味)への興味がある。

かつては、テッサーと言えば先鋭なものであったのであろうが、今使うとむしろ(あくまでイメージではあるが)柔らかなイメージがすることさえある。また、これも35ミリの像面一杯使えば印象が異なるのかも知れないが、状況によって発生する二線ボケも角がとれていて、とろけるように溶けると言うのとはまた違うものの嫌みのない良い感じがする。すっきりと言った感じだろうか。

尤も、フォーサーズでは像面の中心部当たりを拡大するような使用法になるので、この像面中心部の解像力はこなしてくれる程度の「実力」が無いと困る。この辺の基礎体力がないとピントがあっているところは良いが、ボケがぐるぐるボケ等いかにもクラシックなレンズで撮ってます的画像になってしまうのだ。従って、厳密に言えば、「ある一定レベル以上の優秀な4枚玉」はフォーサーズ使用において、とても良い感じになると言うことだろうか。元々、このテッサー型自体がマクロに向いていると言うのを読んだことがあり、4枚玉と来れば、本家ツァイス自身が何故マクロテッサーの様なものを作ってくれなかったかが残念である。

後は、ライカのマクロ的フォーサーズ利用を画策しているとこれが意外に奥が深いのがわかってきた。色々研究というか、模索は最後に残してあるアダプターとあわせて続けており、このたくらみ(と言うほどのものでもないが(苦笑))も最終段階に突入している。MLマクロよりはずっとポピュラーであるし、導入例もぽつぽつとあるので奇抜性は薄いかも知れないが、自分自身今とても楽しみにしていることである。

更に、外道的ではあるが、ライカのスクリューマウントレンズをM42につけるリングがちょこちょこ売っており、これでLマウントレンズをつけようかというのを一時期考えた。当たり前であるが、フランジバックの問題で無限遠は出なくなる。マクロ専用のようなものである。50ミリレンズだと20~40センチぐらいしか焦点が合わなくなるので活用範囲はかなり限定されるが(苦笑)、これが、80~100ミリや、135ミリ程度だとかなり寄れて、遠方側も135ミリ程度だと3メートル程度まで合うようだ。(80~100だと1~1.5メートルぐらいだろうか)
(L39とM42では大体フランジ差が17~18ミリ程度だったと思うのでこの長さのエクステンションチューブをつけたのと同じ状態になるということだろう)

個人的には、やはり気分の問題として(苦笑)無限遠からきっちり出ないと嫌なので、思いとどまってはいるが、Lマウントレンズを持っている人ならば2,3千円でリングは入手可能なのでEシステムで試してみても面白いかも知れない。ヘクトールとエルマー(何れも135ミリ)の作例を見たことがあるが、良い感じである。ただ、この安直マクロで私が「バルナックライカも持っていないのに馬鹿」と言われても試してみたいなと思うのは、この安直直付リング+ロシア製のJupiterの85/2.0の組み合わせだ。作例を見た時のとろとろの心地よいボケが好印象であったからである。M42版があり、これはこれで良いレンズではあるが、やはりゾナーの真正コピーであるキエフ版をそのままL39に移植したKMZ製のJupiterはキエフオリジナルと同様他マウントのjupiterとは段違いの性能であるらしい。(ロシアカメラで有名な中村さんのHPでも1にキエフ、2にゾルキー、3,4が無くて、M42他ぐらいの違いがあるらしい)

本当は、金に糸目を付けなければ本物のコンタックスゾナーとコンタックス-L39アダプター経由で付ければ良いのだが、これで近接専用というのはいかに私でも、「何かとんでもなく人の道を外れてしまった」のではないかときっと後悔ばかりと言う状態になってしまうだろう。(笑)

とまあ、フォーサーズへ今秋からライカが参入する前にうちの銀塩レンズ群は先んじてライカシフトをしているが、実際マクロ的展開がこんなところに隠されていたと今更ながら気づいたというわけだ。

気づいてしまったとは言え、舞台裏は時既に遅しの状態になっているのであるが、、、、
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by Hiro_Sakae | 2006-05-07 15:06 | 雑記諸々


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