2006年 05月 13日
次期E-1と、Kodakはどうなるのか?
どの噂でも次期E-1は10MPオーバー程度の新型素子のようである。10MPオーバーは私自身もE-500のイベントで複数の人から聞いたので良くも悪くも間違いないと思う。その時に聞いたのはこれと、連写速度の大幅アップ、載せられればマルチスポット測光だったと記憶している。
そして、その時も何より次期E-1の発表が遅くなっている一番の要因の一つとして撮像素子の開発を上げていたが、、



当然、その時はまさか、そのわずか何ヶ月後にE-330にLive-MOSなるものが登載されて出てくるとは知らなかった。このE-330のライブビュー機能、特にビューB機能をもし次期E-1にも載せるとしたら、当然この機能達成の肝とも言える連続ビューに耐える撮像素子がLive-MOS以外にあり得るのか?と言う点が気になってくる。

新型撮像素子の行方という意味では、もう一つ気になるのはE-500の後継である。2005年度が始まる時に、フォーサーズ開発体制の更なる強化で「今年度からは1年に2機種リリース出来る体制が整った」言う、イメージングの大久保社長の談話が出て、その後実際にE-500,E-330の2機種がリリースされた。

現行ラインはE-x,3xx、5xxの3ラインだとして1年2機種だと、均等に割れば平均1ラインは1年半のサイクル、または、一桁機は他ラインと違って、サイクルが長いとすると一桁機は2年、他のものは1年サイクルなのかもしれない。
何れにせよ、今年度2機種程度を、、となれば当然、E-500ラインも新型の撮像素子をどうするのかと言う問題になる。早い話が、今Kodakの載っているE-1,E-500共々入れ替え時期になると言うことだ。そして、ここで話しをややこしくしているのが、この2機種にビューBを載せるとなれば、現行KAFでは無理だと言うことだ。
私が考えるパターンとしては、以下のパターンだ。

A.あっさり、Live-MOSへ全面移行
 簡単且つ、合理的にはこれだろうか?これだと、ライブビューBも問題なく登載出来るし、何より既に7.5MPの実物が出来ているので、これを更に高画素化、高性能化すれば良いので現実味がある。また、E-500後継なら、E-330と同じものを載せれば良いだけの話しである。
 ただ、E-1は2003年時点で既に発売までこぎつけていた機種であり、当然E-1の発売時点以前に、次期E-1の開発は既にスタートしているはずである。とすれば、パナとの提携話が水面下で始まったのが2004年秋頃であるので、スタート時点で撮像素子の開発相手が決まっていないまま進めていたのか、或いは、当初想定していたものと変更したのか疑問が残る。
 また、こうなると、設立時からのパートナーであるKodakは(パナがKodakの撮像素子を使うことはあり得ないので)フォーサーズの撮像素子から全く姿を消すことになる。

B.E-3桁機(含む新E-5xx)はパナ製、E-1桁機はKodak製、但し非KAF
 Kodakは去年辺りから、IBMとの技術提携他デジカメ用の撮像素子をCMOS主体へ切り替えてきている。フルサイズ以上のプロ用等には、現行のKAF-CCDを残すがそれ以外のものは新製品はCMOSとなっていることから、実は裏でフォーサーズ用の新型素子をCMOSでしこしこ開発しているのでは無いかと言うまあ、推論である。
 何となく、ようやくパナも参入し、オリンパスも赤字体質を抜けてようやくフォーサーズが本格的に立ち上がろうという時期に、Kodakが、「立ち上げご苦労様でした」と言われて全てパナ製に置き換わることを良しとするだろうか?と言う問題である。で、遅れている原因も、3桁クラスに導入をするLiveMOSが思いのほか「出来の良い」MOSに仕上がったために、当初想定しているよりかなりの改良をせざるを得なくなったとか、ビューBに耐える性能を要求されているとかそういう事があるのかなあという気もするからである。
 言い換えると、ここに(既にそう言うことが決定していて)Kodak自ら「では自社でのボディ参加を」という噂が出てくる根拠があると言えるだろう。

C.E-1一桁機の撮像素子は非パナ、非kodak系列の新型撮像素子
 これの根拠は、去年秋のオリンパスの寺田氏のインタビューに起因している。E-1の次期新型撮像素子に関して、大手撮像素子メーカー以外にも優れたものがあると言うニュアンスの発言である。ただ、この辺はkodakや、パナと違い現行製品が全くない世界であり、仮にあったとしてもそれは次期E-1に載るようなレベルまで本当に作り込めているのかと言う気もする。

そして、いつものごとく、私の妄想を書くと、

私は、大久保社長が中間決算時に某社と新型撮像素子に関して3年間の独占使用契約を結んだと発表してその後パナとの共同開発のLive-MOSが発表されたこと、Live-MOSの立ち位置を表すマトリックス図の説明で、このMOSを従来のC-MOSとCCDのいわば良いとこ取りをしたという位置づけをしていることから、次期E-1を含めてパナ製撮像素子に全面移行するというのがやはり妥当ではないかと思う。

E-1,E-300,E-500の各系統の第一世代がKodakのフルフレームCCDとすれば、第二世代(独占使用できる3年間か?)はパナ製Live-MOSと言う区分けである。では、この独占使用契約が切れる時にはどうなるのであろう。ちなみに、次の第三世代→3年後は、中期計画で行けば、フォサーズのバリエーションもしくは発展形として、ニューコンセプトDSLRの出る新たな節目の世代になる。

そして、下の記事のコメントでも少し触れたが、新聞発表通り、開発が進めばこの頃に富士の新世代撮像素子が出る。フォビオンの様に3層を伴った3CCDで、且つ抜群の高感度、その層構造がフィルムと似ていてフィルム同様の深い味わいが出るという夢の撮像素子である。単色のモノクロ試作機では好結果が出ていて、この段階で基本的なものも含め特許を出願、煮つめて3年後には商品化を目指すと新聞記事には書いてあった。また新聞の写真は、基盤サイズとアスペクトレシオからみて、フォーサイズのサイズで作られているように見受けられた。
3層構造はZDのテレセントリック性でこそ生きてくる格好になってくるであろうし、撮像素子が小型のフォーサーズにはとても魅力的なものとなるだろう。
振り返れば、フォーサーズ賛同企業のKodak,パナ、富士の撮像素子がそれぞれフォーサーズのブレークスルー(Kodak→立ち上げ、パナ→ライブビュー、富士→ニューコンセプトDSLR)を演出すると言った形だろうか?

何れにせよ、フォーサーズ連合の強みは賛同企業の中に3社それぞれ、ユニークな技術を持つ撮像素子メーカーが絡んでいることだ。本当はそれぞれオリンパスと共同開発する形でそれぞれの立場でフォーサーズ撮像素子を造り、出来ればそれぞれでもボディを出してユニークなフォーサーズDSLRを作っていけるようになると楽しいものになるだろう。何れにせよ、今年も撮像素子は要注目である。
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by Hiro_Sakae | 2006-05-13 22:51 | E,Pen-system関係


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