2006年 05月 23日
オリンパスは手ぶれ補正をどうするのだろうか?
もう、ここを読んでいる方の多くはご存じだと思うだろうが、ペンタックスがK100Dと言う名前で丁度E-500クラスにボディ手ぶれ補正の新型を投入するようだ。時期は7月である、、、




オリンパスはと言うと、これはE-systemになってからは、新機種発表は秋、前年度から2機種リリースになったが、秋と年明けと言った感じである。今年の秋はフォトキナの開催年でもあるので、順当に行けばフォトキナ~PMA2007の間に2機種リリースとなり、もし予定通り2機種出るのであれば、これは、E-x系と、E-5xx系であろう。特にE-500に関しては「より進化したものを出す」とイメージングの社長も決算発表で言っていたので、E-5xx系のニューモデルは当確。そして、何ら公式の言及はないが、もう一つとなればE-x系であろう。(私は、個人的には今回もし、この秋に次期E-1が出ないと言う事態になったら、出ない理由をこの際はっきりユーザーにアナウンスすべきであると思う。)

で、問題はここで、ペンタックスがボディ手ぶれ補正でいくとなると、ソニーも当然アルファを引き継ぎボディ補正、キャノン、ニコンは既にレンズ補正で製品投入済み、パナソニックもレンズ補正で発表済となってくると、手ぶれ補正関係が無いのは唯一オリンパスのみと言う事になる。時代の進歩というか、DSLRの進歩は恐ろしいもので、今年のフォトキナの時期には光学式、ボディ式の区別は別にしてDSLRも「何らかの手ぶれ補正があるのが当たり前」という環境になると言うことだ。

加えて、日経紙等カメラ雑誌以外のメディアでは今年のDSLRの構図は、新しいビッグネームのニューカマー2社(ソニー、パナソニック)に、ようやく黒字化し体勢を立て直し、それぞれ一眼レフに注力すると宣言している既存光学メーカー(ペンタックス、オリンパス)がスパートをかけて、一体全体キャノン、ニコンの二強体制に変化が出るのか出ないのか、或いは二強に続くあらたな第三勢力が台頭するのかというものである。むしろ、今年から来年にかけてが、一眼レフ市場がこのままキャノン、ニコンの金城湯池という体制が固定化するのか、群雄割拠の戦国時代に入るかの極めて重要な位置づけとなっている。

オリンパス自体は、これから3年はまた新しい規格のDSLR云々は一切考えずに現行のフォーサーズ(そして恐らくラインも現行3ラインのまま)着実に地歩を固めると言う位置づけであるため、ここは今ある3ラインとユニークな技術(ダストリダクション&ライブビュー)をコアにしながら手堅くシェアを積み上げていく戦略であると思う。(思いたいが正解だろうか(笑))

であるなら、やはりここは何らかの手ぶれ補正を載せてこないとまずいのではと思う。過去の特許から見れば、古くはCシリーズの時にはレンズ補正を登載し、未だ出てこない、一眼レフの特許としては、光学ファインダー系ぶれ補正+撮像素子補正である。(出れば、撮像素子補正でリアルタイムにファインダー上もぶれ補正後画像が視認出来るという画期的なものにはなるが)

今回、他部門は従来のオリンパスの進取の気性に沿った計画の中で、オリンパスらしからぬ極めて手堅い戦略を映像部門はとっていくようであるが、手堅く既存製品を熟成させるのと、進歩が遅いのとは別物である。むしろ、手堅く熟成するのであればこそこういうところも抜け目なく他社に遅れないように追随して欲しいものである。私などは、上記のような完璧な補正にするまでに時間がかかるくらいなら、他社並みで出しても良いと思うし、場合によっては(私は買わないが)光学手ぶれ補正のレンズを、(ボディ補正までのつなぎとして)出しても良い。もっと言うなら、ダストリダクションとクロスライセンスで、撮像素子補正のハード部分をコニミノからライセンス供与を受けても良いとさえ思っているくらいだ。

オリの技術陣としてはプライドが許さないかも知れないが、それぐらいの泥臭いことはやっても仕方ないだろうと思うのである。

何れにせよフォーサーズ陣営にとっては、今年の秋~来年初までの動き、特にオリンパスの新ボディと、パナソニックの(恐らく提示されるであろう)ライカデジタルレンズのロードマップあたりが、来年以降のフォーサーズの発展の肝になる様な気がする。

去年を振り返ると、秋のE-500の「まともな噂」がぽつぽつ出だしたのが、7月の終わりぐらい。後2ヶ月少しすると、そろそろ何かの「動き」が見えてくるのかも知れない。
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by Hiro_Sakae | 2006-05-23 23:44 | E,Pen-system関係


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