2006年 07月 11日
シグマ-フォーサーズ の実売価格
なかなか、正式発売日の見えないシグマフォーサーズの新レンズ5本組であるが、(もうご存じの方も結構いらっしゃるのかもしれないが)カメラのキタムラのネット店舗で予約開始と同時に予約価格が公開されている。ZDとの比較をまじえ、私見並びに与太話を、、




カメラのキタムラは無料で会員登録をするとログイン価格というのが出てくる。これで実売価格ベースで予約価格を見ると

APO Macro 150/2.8 EX DG 75,800円
Macro 105/2.8 EX DG 46.800円
APO 50-500/4-6.3 EX DG 122,000円
30/1.4 EX DC 42.800円
18-50/2.8 EX DC 54.800円

となっている。すべてEX仕様で標準ズームと、105マクロ以外はHSM仕様。ちなみにDGは35ミリフルサイズ判をデジタル対応したもので、DCは元々デジタル専用設計という形だ。

レベル的には、ZDの竹シリーズクラスという位置づけだろうか。ZDの竹は防塵防滴が必須になっているが、その辺は用途により重要度の分かれるところだろう。

ZDの竹の穴を埋めるという点では、マクロの2本と30/1.4の単焦点3本だろうか。値段もリーズナブルであるし、特に105の上のAPO150/2.8マクロは、雑誌等のレビューを見ても良いようであるし、フォーサーズだと300ミリの画角で等倍マクロである。実物は他マウント品で見ているが、コンパクトである。105ミリも良いと思うが、ここまで待ってしまうといずれ来年には出てくるZD本体の100ミリクラスの望遠との兼ね合いを悩んでしまう。過去のOM,そしてZDになってからのマクロ2本を見ても、オリが出してくるマクロにははずれはないと個人的には確信しているからだ(苦笑)。30/1.4は明るさを求めるには良いのかもしれない。従って、私的にはこの単焦点トリオの中では、やはり150/2.8のアポマクロが要注目である。値段もこれで竹クラスの実力が出るのであればバーゲン価格に近いものを感じる。

50-500ズームに関しては、私はこういう用途が無いので何とも言えない。(苦笑)10倍ズームでHSM,DG仕様と来ればZDには当然このスペックのものが無いのでニーズが合う人には魅力的なのではないだろうか。

そして、そもそもこれを書こうかと思うきっかけになったのが、最後に残った標準ズームである。これだけは、ZDの竹ズームとがちんこ勝負である。実際には、14-45/3.5-5.6のE-500についているセットズームから、標準ズームをレベルアップするとした場合にどちらが良いかという相談を受けたのが考えるきっかけである。

焦点範囲では、ZDは14-54で、シグマは18-50、開放はZD2.8-3.5に対して、シグマは開放2.8通しである。最短近接はZD22センチに対して、シグマは28センチ。大きさはややZDの方が長い(3ミリ程度)感じでほぼ同じである。最後にこの実売価格でいけば約1万円程度ZDの方が割高である。

シグマのズームを他マウントで使ったわけでもないので比較という意味においては何の根拠もない。ただ結論から言えばスペックの差がこれで、価格差が1万程度しか無いのであれば多少無理しても迷うことなくZD竹ズームを買う方が良いと私は思う。確かに開放の絞りが一定で通ることの使い勝手の良さというのもあるし、ニーズによって広角はそんなにいらないというのであれば、シグマの方が良い場合もあるだろう。

しかしである。(ここからは、ファンの偏見も入っている(苦笑)
ZuikoDigital 14-54/2.8-3.5は、EDだとか、プラチナラインもないし、単純な竹レンズではあるが、非常に優秀なズームである。山岸さんが何本もこれを使い倒しているのもわかる気がするし、E-1のムック本でOMからのオリンパス使いでもある赤城氏がこのレンズに関して「E-1ユーザーは、このレンズを徹底的に知りつくし、使いこなすことを最初の目標」とせよと書いたのもわかる。

半段の絞りの変化はあるものの、広角から望遠まで優秀で且つ堅牢な作り。なんと言ってもE-systemスタート時に顔となったレンズである。E-system立ち上げ時の4本組(50-200ズーム、50マクロ、サンニッパとこのズーム)の中ではE-1のセットレンズという地味な位置づけ、そしてE-300以降はこのセットレンズは弟分の梅ズーム(必然的に新機種のレビューでの登場は梅ズームばかり取り上げられることになった)にその地位を譲ったために、ことさら雑誌に取り上げられる事も少なくなってしまった。

しかし、やはりオリンパスのE-system使いであればこれは何というかジャンルを問わず押さえて欲しい。オリンパス自身が、ここに松ズームがいずれ登場し、このシグマ以外にも、ライカのエルマリートズームも登場する。そんな中でも、かつての50ミリ標準レンズではないが、「フォーサーズの描写水準の標準原器」的存在として、これらのズームと比べてもZD竹ズームは未だ優秀だと思う。今後、フォーサーズ連合の中でのレンズの切磋琢磨が本格化すると思うが、今のところ、ZDのレベルは一日の長があるような気がした。
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by hiro_sakae | 2006-07-11 23:07 | E,Pen-system関係


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