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2005年 01月 25日
他のラインナップを見るとE-systemは本気
オリンパスは元々はカメラは大衆機からの出発であり、胃カメラをはじめとする医療光学機器という本流があるために、キャノン等のメーカーほどコンパクトカメラから一眼レフまですべてに力を注ぐと言うわけでは無い様である。(これは別に、作らなくなると言うわけでなく、たとえばコンパクトに力をいれれば、一眼レフがおろそかになるとかそういった意味である。)

古くは、35ミリレンズシャッターからペンが誕生した後、ハーフサイズカメラが衰退するまでPenシリーズ以外の35ミリ判のコンパクトカメラはほとんどめぼしいものが残っていない。しかしながら、PenFT以降、Penが過去のシリーズのマイナーチェンジ番で生きながらえる時代から、OMが立ち上がりはじめのこの時代には、35SP,35RCとコンパクトカメラの名機が誕生し且つ、機種が増殖している。

一転、今度はOMが爆発的に売れ出すと唯一の例外XAをのぞき、OM一色となる。OMがOM4で頂点を極め、その後OM707でこけ、交換レンズなしの一眼がこけてしまうと、今度は一転ミューシリーズが誕生。以降1990年代のオリンパスのカメラと言えば本業回帰と言うかこのミューシリーズ一本で食っていた様なものである。

逆に言うと、いつもコンパクトか一眼レフのどちらかが不振になれば、どちらかでヒットが出てと言う繰り返しである。

デジタルカメラも、コンパクトでスタートし、中だるみの時にE-10シリーズの一眼でつなぐ間にデジタルミューとCシリーズが爆発。しかし、価格低下で赤字の中でのE-systemである。

また、相前後する様に、海外のオリンパスでは新機種も出ているものの日本ではC-5060の後継も、出る様子はなく、8080もこの機種で終わりそうである。加えてミューもミニと40の2機種に整理されている。

これらのことを総合すると、オリンパスは(少なくとも日本の本体の開発陣は)相当にE-systemシフトがしかれているのではと勝手に期待する次第である。

銀塩ミューが、XAの進化形だとすれば、デジタルミューはその更に進化形である。
願わくば、この新世代デジタルミューと、E-systemがかつてのOM&XAの様なコンビになってくれないかなと思うものである。

コンパクト部門が、このミューと後は廉価版のXが1機種位に思い切って絞られれてくるとE-systemの本気度は本物であると思うのである。

by Hiro_Sakae | 2005-01-25 00:38 | E,Pen-system関係


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