2006年 09月 02日
3度目の正直であえて問う。次期E-1の撮像素子メーカー


  去年の秋頃、オリンパスの寺田氏の話の中に出てきた「大手だけでない会社でも、撮像素子メーカーはある」という類の発言があった時、当時、私なりに色々調べて撮像素子メーカーの大穴中の大穴として某社を予想した。去年の10月の記事がそれである。(サマリーを書こうかと思ったが、出来ればリンク先で読んで頂きたい。m(_ _)m)

  この時は、オリンパスの次期機種の噂の中に「3CCD」という言葉が入っていたために、一足飛びに、某社が既に商品化していたプロ用ビデオカメラ向け3CMOSのスチルカメラ版が出るかの様な話をしていた。そこまで飛ぶか飛ばないかは別にして、下の記事のテリーさんのコメント「デジカメで最も重要なパーツで製造メーカーが苦労しているらしく、(どことは聞けなかったのですが日本のメーカーでは無いのではと思った)思うように供給出来ていないそうです。」でぴんと来た。




  ここまで来て重要なパーツと言えば、もう次期E-1開発の遅れの公然の原因となっている撮像素子しかあり得ない。パナやコダックならクライアントにこんなに迷惑をかけるぶざまな事はしないだろう。そして、ここまでなりながらもオリがこれに固執しているのは、、、

  この記事を書いた後、実はもう一社E-330用の撮像素子メーカーとして噂されたものがある。cypress社(コダックのフルサイズDSLR用CMOSを作ったメーカーが吸収されている)だ。実際、オリンパスは、SP500シリーズのEVFや、自動車関係のセンサーで協働している。

  しかし、ここで話題作りに皆さんに楽しんでもらうための大穴としてはやはり某社を推す。Cypress社程注目されていないので、当たればとっても嬉しいということだ。その後も某社は個人的に注目していたのでそれも踏まえて、つらつらと、、、、


  結局、この寺田氏発言がまんざら嘘ではないと思うのは、、、、、、


 まず、私が某社→altasens社ではとたどり着いた経緯は去年の記事を読んで頂きたい。
 記事にも書いてあるように当時は、オリ連結子会社のITXの連結子会社=オリの連結子会社の地位に同社はあった。では、現在はどうかというと、不可解なことに18/3月期決算ではaltasens社は、ITX(=オリンパス)の連結子会社から忽然と名前を消しているのである。一体何があったのか?

 まさか、わざわざ作った会社をつぶしてしまうことはあるまいと思って、同社のHPにアクセスしてみたが、案の定同社自体は存続している。と言うことは、考えられるのは二つ。
A.ITX社が第三者に売却をした。
B.何らかの理由で一部だけ売却し結果として、連結対象を外れる出資比率になった。
だろう。そして、私が、ここの動きに注目し今まで引きずっている理由は以下の二つである。

1..結局、Alta社は前の記事に述べたようにビデオ用CMOSの後、この技術で「高性能デジタルカメラ向CMOS」を作ると会社設立時に言っておきながら、今現在このCMOSは発表されていない。(単純に見れば事業の失敗、遅れか?)

2.にもかかわらず、ITX社の決算発表の(確か中期計画の方のプレゼン資料だったと思うが、)前期(18/3期)までのオリンパスとの協働の成果にaltasens社の設立が明記されているのである。設立後プロビデオカメラ用CMOSを売り出した以降音沙汰無しで、連結からはずれてしまった会社をである。(なぜ、これが好事例でわざわざ披瀝されているのか?)

 少なくとも、このあまり見た目ぱっとした成果も上げていない会社の全部、または一部の株式の売却においてITX社は損はしていないと言う推測が成り立つ。ということは、売却時にきちんとバリューが付いたということだ。未公開株であるから常識的に言えばディスカウントキャッシュフローベースでバリューが付いたのであろう。必然的に3年から5年程度はバリューが付く事業計画があったのだろう。では、この事業計画の担保となる製品と、購入先はどこか?

 ただ、この仮定だと悩ましいのは、もしこの購入先がオリンパスなら、alta社を買った会社にはこの計画がばれてしまう。ITX社としては誰でも売り抜ければめでたしめでたしだが、オリンパスが敢えて売りに出すだろうか?

 私の大妄想はこうだ。
 オリは、ITXのalta社に次期E-1センサーの開発をさせた。成功すればalta社のバリューは飛躍的に上がるだろうし、またオリも事実上自社センサーを持つことになる。(尤もalta社はファブレスであるから、生産自体はどこかにお願いする形。)
 ところが、何らかの原因でalta社がもたつく。ベンチャー企業の常で、製品のアウトプットが遅れるとその間の開発費がかさみ、会社の価値は痛む。加えてもし、妄想通りならこれを外部へ売却すれば、結局「グループ外の他社」になってしまい、オリのコントロール化をはずれてしまう。
 一方で、イメージング部門の立て直しを終えたオリンパスにとって、次に手を入れるのは実は有利子負債がふくらんだITX社である。で、連結ベースを考慮してITX社の連結対象からalta社をはずした。(まあ、それは実質オリ関係の資金が入った投資組合に株を一部譲渡する等手法はいくらでもあるだろう)とまあこんな感じだ。逆に言えば、そこまでしてでもalta社を掌中におく理由があると。


 勿論、alta社或いは、別の会社かは別にしてオリに近い秘密のメーカーで次期E-1センサーが作られているのではと言う妄想の前提には以下のことがある。

1.次期E-1開発スタートの絡み。
 遅くとも、E-1をリリースした時、もしくはその前後から当然次期E-1の開発はスタートしていると考えるのが自然である。となると、パナのNmos及び、提携話はその段階で存在しないのである。もし、パナのmosの登場により、急遽当初計画を捨て、パナに乗り換えたと考えればどうだろう。その際は、パナであれば受けた以上はセンサー開発が遅れて、盟友オリがモックアップしか間に合いません的な状態になるような請負をするだろうかという疑問が出てくる。今回の発表状態を見ると、パナでは無いような気がする。

2.オリのオプトデジタルとの絡み
 オリはコア技術をオプトデジタルと位置づけている。オリの方針では自社で撮像素子生産は行わないが、撮像素子自体の基本研究や実装周り等はオリでも行うと去年の中間決算の発表ではされている。事実、オリはE-system用撮像素子は他社製を使っているが、医療等の部門にまで広げれば特に動画撮影を中心に最先端の撮像素子研究を営々と行っている会社だ。
 オプトデジタルの中でもコアといえる撮像素子に関し、生産は自社で行わないとしてもせんさー開発、設計を自社のコントロール下におく会社で行いたいというのはむしろ自然ではないだろうか?また、オリのカメラファンにとっても、パナとの協働のLive-MOSに加えて、もう一つ実質オリ独自開発のセンサーを持つというのは心強い話である。

3.富士、コダック、フォビオンのセンサーは乗ってこない。
 まあ、シグマのフォビオンは別にしても、何で、富士のハニカムやコダックがこんな状態なんだというところも、もしオリが次期E-1向を当初目標として自社開発センサーをしこしこ作っているとなれば話は簡単である。富士や、コダックのセンサーがE-systemに乗ってこない或いはディスコンになる理由は、両社がフォーサーズ用CCDを作ってくれないのでなく、オリ側が発注をしないと言う単純なものだ。オリがどうしても作ってくれと言われれば恐らく、撮像素子メーカーとしては対価さえもらえれば、同じフォーサーズ仲間であれば作ってくれてもおかしくないはずだからだ。

とまあこんな感じだ。中にはたくましい妄想力にあきれた人がいるかもしれないが、外からうかがえる傍証?からだとこんな感じだ。当たったら、記念に次期E-1を買うことにしよう(笑)
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by hiro_sakae | 2006-09-02 00:56 | E,Pen-system関係


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