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2006年 09月 28日
日経記事に、「来春、日本でも新型機投入」の記事
本日(と言っても正確には昨日か9月27日付)の日経11面の「2強が主導、デジタル一眼レフ、中堅挽回急ぐ-オリンパス、ペンタックス」という記事が載っていた。読まれた方はご存じだと思うが、ここで日本市場の件にも触れているが、、





E-400発表の件がまず書いてあり、E-400に関し「・・・11月に欧州で850万ユーロ前後で発売。」とあり、続けて「来春には新型の小型軽量機を日本市場にも投入する見通し」と明記してある。

文脈からは、新型の小型軽量機=E-400であるのか、或いはE-400と同様の小型軽量機の日本バージョンの新型が出るのかは判然としない。しかし、何れにせよ来春、日本でも新型機が投入されることは間違いないようである。

後は、現在日本ではオリンパスは非常に苦戦しているが、これもはっきり「新製品がなく日本では苦戦」と書いてある。(笑)
ちなみに、オリンパスの2005年度のDSLRの販売実績は25万台で、世界シェアで6-7%(これでも、確かその前の年から比べると倍に近い増加である。(笑))
そして、今年は6割増の40万台の出荷を目指しているとのことである。

今回、E-400が投入される欧州は地域別ではオリンパスの一番強いドル箱市場で、フォトキナ関係を見てもかなり引き合いが強い様子。日本と同じくE-400見送りになった米国オリに関しても、同社がE-400を導入しなかった理由がdpreviewに掲載されていたが、「現行米国オリに関してはE-330&E-500のコンビのセールスが好調なためこれにフォーカスしていくので十分」とのことであった。日本のファンとしては、双方ともどこか別のメーカーの話を聞いているようでもある。(苦笑)

このワールドワイドでの台数と日本での感覚との違和感を感じたのが同じく記載されていたペンタックスのもの。ペンタックスは今年度の世界出荷目標は去年度の倍増の23万台とのことである。オリより元気に思われるペンタの目標がオリの半分。また、倍増で23万台と言うことは去年どの実績は12万台程度であり、ありこれはオリの去年度の世界販売台数の半分である。去年度の世界販売台数の実績で、ペンタの倍もオリが売っているというのは確かに日本での売れ行きを日頃見ている我々としては大いに違和感があるだろう。

またこれでいくと、日本ではニコンを一時抜き勢いの凄いソニーの今年度の世界市場での販売目標が50万台で、パナの目標は8万台。
従って、ソニー50万台に対し、パナ+オリでは48万台であるから、これも世界市場ベースで見ればどっこいどっこいである。(裏を返すと、世界市場ベースではキヤノン、ニコンの二強は今年度も安泰ということなのだが、(苦笑))

逆に言うと、とにかくオリンパスは日、欧、米の主要市場で、日本ではデジカメ全売り上げの9%しか上げられない。早い話が、日本がめちゃくちゃ弱くて足を引っ張っている感じだ。

今回、E-400が投入される欧州市場では、オリンパスだけでなくライカのエルマリートズームも欧州市場で12月に先行単体販売されるようである。

とまあこんな感じだ。オリ的にはもともと一昨年1数万台、去年25万台、今年は40万台とオリのペースで着実に伸ばしてきているし、オリののんびりこだわり開発スピードも理解されるユーザーには理解され数字もついてきている。パナさんも同じように少しずつ着実にやっていっているし、これはこれで前からオリのビヘイビアとしては良くも悪くも変わってないのに、、、と言うところだろう。
やはり、ここは日本のオリファンも折角用意してくれる第二章を楽しみに待とうではないかと。おまけに春には日本にも何か投入してくれるようである。

そして、こうなってくると気が早いが、やはりまえのきじにも書いたがフォーサーズはPMAが相性が良いようで、(笑)来年2月のPMA前後でE-3の詳細スペックがベールを脱ぎ、春投入の新型機が姿を現しとなるのだろうなと思う。

by hiro_sakae | 2006-09-28 00:37 | E,Pen-system関係


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