2006年 10月 01日
E-400は判ったが、ここで次期E-1のサイズを実測しよう!?
 E-400が、OMとほぼ同じ大きさで重さでは一番軽量だったOM10をもしのぐことがわかった。では、肝心の次期E-1はどうなのか?システムとして小型軽量と言うことであればフラッグシップ機も少なくとも現行E-1程度の大きさなのか?




  実測と言っても、実機があるわけでなくモックアップがあるだけである。従ってディテイルは変更があるかもしれないが大まかな大きさは変わらないという前提である。モデルとする画像は既にいくつかアップされているが、正面から正確に撮られていると思われるここでも一度引用したDPNowの正面画像を使ってみた。(と言っても、モニターに写してのいい加減な測定であるが、)

  測定方法は、極めて単純である。
1.使用画像は2枚目の50マクロを付けた正面画像。
2.フィルター径は52mmと判っている。(当たり前か)
3.モニターの画像上でのフィルター径を実測。
4.縮尺度合いを算出して、縦、横サイズを引き直し
と言うまあ小学生でも出来る安直なものではある。意外とミリ単位まで詰めると測定が難しい部分や、(試される場合)モニターによって縮尺度合いが異なるかもしれない。

私の場合、モニター上の実測では
フィルター径52mm→実測38mm。従って、モニター上の実測からモックアップの大きさを逆算するには、
モニター上の実測×(52/38)となる。
で、定規を当てて計算すると何と、
横幅は127ミリ~131ミリ
高さはグリップ付きで143ミリ、グリップ無しで109ミリである。
で、次は奥行きであるが、これは側面図を利用する。測定方法は同じだがこの場合の基準はレンズの長さ。写真で見るとZDのラベルが見えているが、このラベルの後端から先までの長さは手元のZD50から実測し、また逆算してみると
奥行きは約90ミリ程度ありそうである。

従って、現行E-1との比較でいくと、、、(幅×高さ×奥行き)
E-1 141×104×81   660g
E-x 129.5×109×91  600gアンダー
敢えて横幅を129.5としたのは、E-400と同幅においたものである。これでいくと高さが少し高くなっている。奥行きも10mm深くなっているがこれはグリップ部分からの撮影であるのと、ファインダーのアイピース分が入っているので、ボディ自体の厚みは却ってスマートになっているかもしれない。

1.他社機との比較)
  これは、改めて言うまでもないが、断トツに小さい。(現行E-1ですらそうであるが)

EOS 1Ds 156×157.6×79.9 1215g
D2Xs 157×149.5×85.5 1070g
EOS5D   152×113×75   810g
EOS30D 144×105.5×73.5 700g
200D 147×113×74    830g
PentaxK10D 141.5×101×70 710g
E-1 141×104×81  660g
E-x? 129.5×109×91 600gアンダー


各社のプロ用フラッグシップ機は論外にしてもその下の中級機クラスと比べても小型軽量である。一方で作り込みは現行E-1程度は最低でもクリアーするだろう。
一時、dpreviewでオリンパスは全く新しい発想の「For Professional, But small」なDSLRを出すという噂が出た時があった。私は次期E-1とは別ラインでそういう小型DSLRが出るのかと思ったが、そうではなく、オリに関して言えば次期E-1すなわちフラッグシップ機そのものが、高い堅牢性と機能を持ちながらも「For Professional, But Small」なカメラになるのでは無いかという気がした。

 また、このE-1を体積(重さで)軽量小型化する手法に関し興味深く思った点を書いてみる。

1.横幅を縮めてきたこと
 予測が正しければ、E-400と同じ130mm前後。ちなみにOMは136mm。5mm程度OMより更に縮めてきているがこれは当時のOMと違い(E-400ですらわずかとはいえ)最近のカメラは右側にグリップ部の出っ張りがあるために、実際はほぼ同じと言えるだろう。
 OMファンの方ならご存じだろうが、この横幅136mmは、35ミリのシステムカメラの始祖ライカのバルナック型と同寸法である。このサイズにオリが当時落ち着いたのは、カメラとレンズを左右の手で包み込むようにきっちり保持した場合、左右の指等が干渉し合わないぎりぎりのサイズだったようである。要は小型化するにしてもこれ以上小さくするとホールディングの観点から却って使いにくくなると言うのがその理由である。今回上記のボディ形状の変化を考慮すれば逆にDSLRとしての保持性を維持できるぎりぎりの線まで横幅が詰められた気がする。

2.光学系はやはり手を入れられている感じ。
 一方でE-1との比較では高さが若干高くなり、奥行きも増えている。これはやはりファインダー系の抜本的改良と、ライブビュー搭載の可能性は否定できない。フラッグシップ機として光学ファインダーの性能を向上した上でライブビューも使えるとなれば、どちらの支持派も問題ないのではないだろうか(笑)高さが5mm、そして何より本当に奥行きを10mm近くも深くしているとなると、相当怪しい憶測(妄想)がまた出てきそうである。特に次期E-1の最大の遅れの要因且つ謎とされている撮像素子が関係しているのだろうか?

 光学系に関しては、間の悪いことに特許庁のデータベースが長期メンテナンス期間に入ってしまったので引用できないが、フォトキナ開催中に公開された特許に目を引くモノがあった。(これは何れ記事を紹介した際には判る人に解説レスをお願いしたい。)

 小さな撮像素子(フォーサーズ)をファインダーで拡大して見るためにリレー光学系というものを採用している。この仕組みを使うとアイポイントを長く取って、高倍率のファインダーが作れる(カメラでの先行特許有り)のだが、今までのものだと、きちんと性能を出そうとするととても光路長が長くなってしまったり、短くすると性能がいまいちだったようである。これを今回、解決した特許らしい。素材や仕組みから書いてあるので非常に素人にはわかりにくい。(笑)しかし、これがオリの言う部材でいくと、実施例ではE-x型のペンタにきちんと収まり、高倍率ファインダーが一丁上がりという形になっている。ミソは、ペンタプリズム型のファインダーでの高倍率化は理論上限界があるため、これを小さな撮像素子用の仕組みとしてはあっさり捨てているところだろう。
 これは次期E-1かはたまたその次なのかわからないが、ネットの板等で→撮像素子小さい→ペンタプリズムで拡大しても限界有り→いつまでたっても小さいファインダーという議論は根底から意味のないものになってしまう。(苦笑)
 オリンパス、リレー系で検索してもオリのHPでこのリレー系というのが出てくるのはライフサイエンス部門の電子顕微鏡ぐらいにしか採用されていない。また、どこかの部門の先端技術の応用なのだろうか?謎である。

とまあ、話は脱線したが、王者の某社は、某HPで一眼レフはそもそも大きくて、重くて、お高いのはしょうがなくて、それに見合う高画質があればよいと言うことの様である。少なくともそういう路線で行って頂ければ、オリのフォーサーズとは目指すところは違うのでこれはこれで共存できそうな気がする。で、私はと言えば、やっぱり、持ち歩くには性能と小型化の両立ぎりぎりを狙ってもらいたいし、DSLRならではの可能性をどん欲に挑戦してもらいたいと思う。
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by hiro_sakae | 2006-10-01 11:19 | E,Pen-system関係


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