2006年 10月 08日
シグマのフォビオンセンサー→フォーサーズ参入の噂について
  当初、dpreviewにアップされ、デジカメジンでも取り上げられているのでもう既に耳にした人は多いだろう。インタビューのネタ元が他ならぬシグマの山木社長であるので尚更だ。PMAのインタビューの流れから行って、SD後継機がでて、サプライズのカメラも発表されとなると、、




期待が高まろうというものだ。私自身は、シグマの社内事情は知るよしもないが少なくともシグマに関しては、既にフォーサーズ参入企業である。おまけに、フォーサーズもようやく今年のPMA2006で初の共同記者会見、フォトキナではフォーサーズのHPを衣替えの上、レンズに関して初のフォーサーズ共同のカタログを出版する等、今まで理念が先行していたものが「フォーサーズ」という新たなマウントのブランドとしてもようやく立ち上がった感がある。

そんな中で、この新フォーサーズHPにオリ、パナ、ライカと共にフォーサーズ主要メンバーとして名を連ねているシグマが、仮にフォーサーズマウントのカメラを出したとしても、流れ的にはおかしくはないと思う。事実、主要4社以外のオリ、パナ、ライカは(成り立ちの問題は別にしても)一応自社ブランドのボディを有している。また、一部SAマウントとの兼ね合いを指摘する声もあるが、ライカもMマウントと、フォーサーズのダブルマウントであるし、他社ではあるが、ペンタックスも中判と35ミリのダブルマウントである。SAか、フォーサーズかと言う選択は現実的ではないと思う。(将来はわからないが、)恐らく参入するにしてもSAマウントにフォーサーズが加わると言うことだろう。

また先程述べたようにフォーサーズの中では、シグマの立ち位置は、キヤノン以下他社向けにはあくまで、「非純正のサードパーティとしての交換レンズ供給元」であるのに対し、フォーサーズ向けに関しては、DGだろうがDCだろうがフォーサーズの「純正レンズ」であり、細かいことではあるが、フォーサーズ用のシグマレンズの元箱には、オリンパスや、ライカと同列の「フォーサーズのロゴマーク」が付されるのである。For Canon や For Niconではなく、正に自社が参画しているマウントの為のレンズである。(極論すれば For me(us?))

では、実際にボディを出すに当たっての難易度はどうだろう。まずフォビオンの撮像素子については、現行のソニー、ニコンさん等のAPS-Cの撮像素子サイズが23.6×15.8mmに比べて、シグマのSDのサイズは20.7×13.8mm。ちなみにフォーサーズのサイズは17.3mm×13.0mmである。横幅はフォーマットの縦横比の関係もあり約3.4mm違いがあるが、縦幅は0.8mmの違いでしかない。イメージとしては、E-1相当の5MPでフォビオン版、5MP×3であればすぐいけそうな感じである。

また、レンズはどうであろう。レンズに関しては実際にフォーサーズ用をリリースしているが、重要なのは(あくまで想像であるが)フォーサーズ用は利益的にはビジネスとしておいしいのではと思うからだ。お店やネットで見ていても、E-300発売時に出した、DCの18-50と、55-200のズームは好調のようであるし、特に55-200は単体、標準とのセットにおいてもフォーサーズ用はロットが出ると程なく休止というのが続いている。(今も55-200は入手しにくい)

第二弾の中で先行した30/1.4も品切れや次回入荷待ちが目立つ。適正な供給ロットをしていれば間違いなく捌けている形だ。今回秋に発売になったマクロレンズ2本と50-500や、追加発表になった24/1.8あたりも結果はこれからだろうが、フォーサーズユーザーの目から見て、実に「うまいところを突いてきた」という感じである。

これは、私の感覚ではあるが、フォーサーズレンズの区分けとして
・価格気にせず、高性能狙い→オリンパス松、ライカ
と言う感じで、オリンパスの梅はリーズナブルながらE-400のボディ等をにらみながら小型軽量を売りにしてくるのではないかとする。いわゆるオリの梅ラインは、単純にオリの主力、竹ラインの廉価版という位置づけでなく、小型軽量で独自の色を出していくような気がする。

となると、松ラインとタッグを組むライカではないが、竹ラインとタッグを組むシグマのEXラインというのがうまくはまりどころではないかと思うのだ。つまり、将来梅が小梅に進化していく過程で、
「E-1に合わせるので小型化も大事だが、性能(明るさ等)をもっと出して欲しい」
「梅の想定する小型軽量を求めるユーザー層にはニーズがないかもしれないが、竹に無い○○mmのレンズ(ズームでも良いが)が欲しい。当然竹クラスと釣り合う性能&HSMで」
とか行った場合である。

実際、シグマは同じタイプのレンズを各種マウントに供給する(数をさばける)事が純正よりも安く供給できる一因になっていると思う。そうすると、性能を追求するよりも小型重視の小梅を作る方が却ってビジネス上はきついとおもうのである。(当然フォーサーズ専用のレンズとなるであろうし、フォーサーズだけのレンズとなると従来通りのリーズナブルな価格設定が出来るかもよくわからない。)

従って、繰り返しになるが、個人的には現行フォーサーズでいくとレンズの大まかな組み合わせは、
オリンパス松&ライカ      (性能重視、価格高い)
オリンパス竹&シグマEXライン(性能、価格高バランス、主力ライン)
オリンパス梅&????    (性能ベーシック、小型重視ライン)
とこういう感じだろうか。梅のコンビは今のところ無い。勝手に妄想するとすればここに例えば、ライカでなく、LUMIXブランドでパナがぶつけてきても面白いのではないかと思う。勿論、これは大枠で、別にこれにはみ出ても一向に構わない形だ。

話が、レンズに脱線したが、ではシグマのボディはどこの位置づけかということになるが、、これはどこでも良いというか、シグマが主力でフォーサーズにレンズを展開するグレード。上の通りになれば、中級クラスではないかと思う。また、シグマが出てくる場合は、ボディはシグマのボディにしても、オリも固いことを言わずに、盟友のボディデビューにはダストリダクション搭載を手伝うべきだろう。

そして、脱線ついでに、オリもオリでシグマがフォビオン連れてフォーサーズにボディ参入するのはフォーサーズ拡大という意味では悪い話では無いのだから、もっとシグマさんにおいしくて且つオリもメリットがあるような事を考えてはどうかと思うのである。ここからは、更に私の勝手な大妄想である。
これは、有り体に言えば
「フォーサーズを助っ人してもらうのだから、SAマウントを助けてあげよ」と言うことだ。
で、ただ助けるだけでなく、シグマがフォーサーズで商売しているようにオリも助けつつ商売をすれば良いわけだ。
これは、単純に言えば二つだ。

1.SDシリーズにダストリダクションを提供してあげよう。
 もはや、ゴミ取りがデフォルトの機能となりつつあるなかで、盟友のマウントにぐらいお返しに提供すればと言う感じだ。多少割引価格でも(笑)無料でない限り、SDが売れたら売れた分だけ商売になるはずだ。ダストリダクションは、オリの売りではあるが、フォーサーズ以外に付けてはいけないものではない。

2.そして、思い切ってこの際、SAマウントのズイコーレンズを出してあげよう。
 よくフォーサーズの一番の売りはダストリダクションか?みたいな話があるが、私的にはフォーサーズの一番の売りは「Zuiko」が使えることであると声を大にして言いたい。ニコンさんの「Nikkor」と共に戦前から現行生き続けている由緒あるレンズである。また、Nikkor共々、戦後間もない頃は、ライカLマウント等の自社マウント外や、他社の二眼レフ、スプリングカメラにレンズを供給したブランドである。
 で、この際、シグマがSAマウントがありながらフォーサーズもボディも出してくれるなら、SAマウント版のZuikoを出しても良いではないか。「今更、OMのレンズを作る設備がない」というのであれば、製造はシグマ自身にしてもらっても良い。シグマならできるはずである。

↓↓↓

私は、フォーサーズ基準ですら、オリ自身がこれは大丈夫と言う推奨絞りで高得点を出すようなOMレンズ群の中でもとびっきりの玉を厳選して、シグマに頼んで復刻して売れば(オリとシグマで)ちょっとしたビジネスになるのではと思うのである。これで例えばOM時代をあまりしらない人たちにも「ズイコー」の優秀さを知ってもらえればイメージアップにつながる。
AFが難しければ、ツァイスのニコンマウントのようなでも良い。マクロレンズだけ復刻して、「フォーサーズならこれより更にええのが、フルラインでデジタルでありまっせ」的な感じでも良いではないか。(と言いつつ、ニコンマウントでMFのマクロプラナーコンビ&ズイコーマクロトリオと、VRニッコールの新鋭マクロ群が使えるとなると、ニコンは最強のマクロ環境になりそうである。)

とまあこんな感じだ。また、いつものように脱線してきたのでこの辺で。
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by hiro_sakae | 2006-10-08 22:09 | E,Pen-system関係


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