2006年 10月 21日
当たり前だが、、第二章難産の意味
  書くまでもないが、ここまで難産している意味を考えてみた。




 久しぶりに特許の記事をアップしながら、あれこれ思い出しまた第二章の展開、想像できるオリの隠し球?を考えるに付け至極当たり前のことが頭に浮かんだ。

 結局、今までの事を整理すると、
・光学ファインダーは、既存ポロに加え、ペンタ型もMもしくはリレー系へ一から作る
・AFセンサーは全く新しくラインセンサーから作る
・ぶれ補正は元々無いので、これも一から作る
・連写も秒8コマ以上の壁を越えるために仕組みから作る
等々の流れが特許公開の流れから見えてくる。出願ベースで見ればフォーサーズ構想発表の2002年から、E-1発売の2003年頃をルーツに紆余曲折したり、或いはやり方が変わったりを経てそれぞれが、2004年後半から2005年春ぐらいには一つの形に収斂されているというのがおぼろげながら見えてくる。

 つまり、オリはDSLRの独自技術としては唯一「ダストリダクション」を売りにE-systemをスタートはさせたが、それ以外のボディの基礎体力部分に関しては、そのときのオリの所有していた技術で精一杯出来るものをリリースしたと言うことだろう。(プラス、コンデジにも共通するデジカメ部分だろうか)

 そして、これは皆気づいているところだろうが、他社がAF一眼レフ時代に競争の中で磨いたボディの基礎体力の部分が決定的に欠けていた。いわゆる他社が改良、改善でブラッシュアップしていく部分が足りなかったわけである。
 この時、オリとしては二つの選択肢があっただろう。欠けていたとはいえ曲がりなりにもDSLRとして形にする程度の技術はあるわけであるから、性能のスタート地点が低いもののそこを基点に猛烈に改良を行っていくという戦略。もう一つは、スタートで差がついているものを改良しても差が縮まらないから、一か八か新しく全部作り直すという戦略。オリは後者を選んだことになる。

 フォーサーズのHPによれば、フォーサーズの開発がスタートしたのは1999年。E-1として商品になり発売されたのは2003年。ベースとなるAF一眼レフのボディ等がないところからレンズの開発も含め、4年でその後の今日に至る「第一章」のベースを開発したことになる。(極論すれば、種種改良や光学系の違いはあるものの、)ボディの基本ベースはパナとのLive-MOSをのぞけば今までのE-systemのボディ性能はE-1の延長線上を逸脱する様なものはない。全て改良、改善の範疇であろう。

 第二章が、第二章とイメージングの社長自らが宣言するほどの内容であるとしたら、オリが既往技術改良漸進主義を見限り、全て新技術を用意するという賭がようやく成果として披露できるところにたどり着いたということだろう。それであれば、ファンとしては非常に嬉しい。また、憶測であるが、そうであるなら、オリがE-1発表時に「死にものぐるい」でやると言いながら、その後のDSLRの販売計画が非常に「控えめ」な数字であったのも、うなずける。(実際、今までこの数量でも、期初のオリのDSLR販売計画対比ではE-1発表後毎年度、計画通りもしくは若干の上ぶれである。(苦笑))オリの第一章における死にものぐるいは、目先数量でなく、「長期的に戦っていく為の基礎技術の抜本的研究開発」と「オリ単独から、フォーサーズ連合としての体制の基礎作り」と言うことだろう。

 繰り返しになるが、オリがフォーサーズの開発をスタートした1999年からE-1発売までが4年。そしてこの2003年から、来年第二章のスタートまでも同じく4年。ファンとすれば期待するなと言う方が無理だろう。0から全く新しいDSLRを生み出すのと同じ期間をかけての第二章であるからだ。

 この4年の間も、他社さんはAF一眼レフ時代の技術、資産を有効に使いDSLRのパイは拡大している。今のところ、オリの一から作り直す戦略は非常に「鈍くさい」感じではある。しかし、個人的に不幸中の幸いは、他社さんが、特に一眼レフの基礎体力の部分で既存技術の延長線上での改良にリソースをかなり割いていること。特に王者キヤノンが次世代撮像素子や新技術まっしぐらというわけでなく、マルチフォーマット維持、またはフルサイズに既存レンズを適合させるための撮像素子改良等、しがらみなくDSLRを開発するとなると不要な部分までリソースを割いてくれていることだ。おかげで、曲がりなりにもようやく基礎体力部分も「オリが追いつき場合によっては多少先を越せる」可能性が残っていることだろう。

 「第二章は、出直し的全く新しいパーツがのってくるE-systemの発展形」とすれば、これはこれでE-1から次期E-1までに4年の歳月がかかったことも、(良いとは思わないが、)「致し方ない」ものと思う。前にも少し書いたが、主要機能を全て新しく作り出してくるのが第二章だとしたら、これが実質初の「オリの考えるフォーサーズDSLR」の基点となるだろう。去年通り、PMAの1ヶ月前に何らかのリリースが出るとすれば、丁度後100日ぐらいか、ティザー広告がまた出るとすれば、2ヶ月半後位には明らかになっていくかもしれない。待たされ、待たされまだ、2ヶ月半と思えば長いのもわかる。(私自身そうである。(笑))

 しかしオリが、約4年の歳月をかけしこしこかけてたどり着いた最後の100日だと思えば、ここは腹をくくって待つしかないだろう。(笑)
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by hiro_sakae | 2006-10-21 19:00 | E,Pen-system関係


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