2006年 11月 08日
オリ中間決算発表、予定通り絶好調!
 本日、予定通りオリの中間決算が公表された。明日、決算説明会が催されて菊川オリCEO,大久保イメージング社長等のメッセージが出るはずだが、とりあえず公表された短信から、、



 中間決算予想で出ていたとおり好調
売上高4846億円、営業利益421億円、経常利益313億円をたたき出し、期初予想を上回る好決算。
これを受けて、
19/3期末予想は、
売上高1兆40億円、営業利益900億円、経常利益680億円、当期利益380億円と修正された。

ちなみに、この数字が予想通り達成できれば、売上高から当期利益まで全て過去最高を記録する。戦後の混乱期をのぞいて実質上オリ初の当期赤字に追い込まれた平成17年3月期から文字通りの完全復活となる。考えれば、E-systemの第一章はスタート時からオリのカメラ部門がかつて経験のない未曾有の大赤字に転落するまさにどん底の時代とオーバーラップすることとなる。振り返るに付け、よく投げ出さず第二章につなげてくれたと思う。
と言うわけで、財務上は、E-system第二章は、第一章とうってかわって、過去最高益を背にスタートを切ることになる。(頑張って欲しいな、、)

とまあ、全体の話はこれくらいにして肝心の映像部門はと言うと、
売上高1320億円、営業利益145億円と増収増益。
要因としては、今年度一新したμシリーズ、特にμ720SWが好調だったとのこと。また、DSLRが「欧米で順調に売り上げを伸ばした」事が寄与したとのことである。(敢えて欧米と書いてあるところが、、泣)

次に、上期の研究開発の成果では
μ750で採用された、従来のレンズ数枚分にあたる光学性能を実現した「デュアル・スーパー非球面レンズ」と、「CCDシフト式手ぶれ補正機構」が上げられている。どちらも早くE-systemに転用して欲しいものだ。
また、敢えて別段落を設けて、例の「木製カメラ」の木材技術を大きな成果として紹介している。エンジニアリングプラスチックを超える硬度を得られる他、木を採用することにより、「商品の情緒的価値を高めることが出来る」と書いてある。オリの様な会社が真面目にこういうウェットな事をわざわざ決算短信に書くのは、面白い。

最後に、やはりうーむと思ったのは、オリの各地域別の売り上げ構成。
連結全体では、一応日本のメーカーなので、シェアの高い順では、
日本40.4%、欧州25.4%、北米21.5%、アジア10.4%、その他2.3%と言う構成比だ。
ところが、カメラが中心になる映像部門では、何と、
欧州43.3%、北米22.1%、アジア20.3%、日本11.0%、その他3.3%となっている。コンデジも入っていて今期に入り日本の伸びが好調なので日本はこれでも約1%前年同期よりシェアが拡大している。

今回、E-400が欧州だけ投入と言うことで欧州が映像部門にとって重要地域であるのは認識していたが、欧州だけで43%というのはすごい。日本の4倍と言うことは単純に言えば、この半期だけで、日本で2年かけて売る量をさばいてしまうという形だ。北米と、日本を足したシェアよりも大きい。独に本拠を置く欧州オリ(グループ)恐るべしである。(まあ、欧州の半分の北米ですら、日本の倍は売っているだけであるから、日本が少なすぎるのかもしれないが、、(苦笑))

後、地味な部分であるが、在庫、売掛債権とも増収増益にもかかわらず期初と殆ど変わっていない。(ここの増加による売り上げ増要因はない)したがって、荒っぽい言い方になるが、営業利益増加がそのまま営業キャッシュフローに反映するという良い形になっている。荒療治ではあったが、極めて真面目に体質改善に取り組んだと言えよう。

何れにせよ、今までの映像部門そして、これのコアとなるべきE-systemを取り巻くオリの収益、財務環境は第一章の時代とは様変わりしたのは確かな様だ。あの苦しい中をしぶとくここまでつなげたE-system、大きく飛躍して欲しい。
[PR]

by hiro_sakae | 2006-11-08 00:34 | E,Pen-system関係


<< やはりDSLRリリース遅れはオ...      raw現像とE-300と使いこ... >>