2006年 12月 09日
久しぶりのでかい大妄想、ファインダーについて
  E-systemは現在でもポロ系と通常のペンタプリズム系の二つの光学系とライブビューの計3つのファインダー系統を持つ、ユニークなシステムといえるだろう。しかし、実は特許の流れを見ていると、不思議なそしてどちらかといえば昔からあるファインダー光学系が営々と特許公開され、改善されている。しかも、カメラ使用の様である。私的には注目しているしある意味ユニークな方法となるのだが、、



今回は、様々な技術の部分は難しいしもの自体は昔からあること。数としてはかなりの数にまたがるために個々の特許の引用は省く。何よりも私の妄想の域を出ず、すぐこれを活かした商品が出るとも思えない。(出ても技術的には可能なのだが、、)

E-systemの光学系の将来を考える場合に、リレー光学系等新しい光学系を駆使して小さいフォーマットをクリアし、一眼レフとしてのファインダー光学系を真っ当に推し進める流れがある。

そして、もう一つはデジタルの新しい可能性であるLCDビュー、或いはEVFの可能性がある。E-systemは現在、E-330でフルタイムライブビューによりA,Bと言う二つの方式でLCDビューの実用化に先鞭を付けた。
・EVFに耐える小さな表示素子が無い代わりに、LCDで、
・そして、動体追随性等の弱点は光学ファインダーとの使い分け
と言ういわば、ハイブリッドによりこれを何とかクリアーしている形だ。現行の技術ではこの光学+LCDビューというのは一つの解決方法であろう。

本来は、フルタイムライブビューをLCDビューだけでなくアイポイントのファインダー系でも使える様にすればいわゆるEVF化が完成する。これはデジタルを真っ当に進めるための王道だろう。
一方で、フルタイムライブビューのLCD化の利点として、極端に言えばLCDビューのみのコンデジの様な割り切りをすれば、一眼レフのファインダー光学系が全く不要となり、小型化のみならず、かなりのコストダウンが期待でき、低価格なボディを作れる可能性が出てくる。しかし、この場合、動体追随等光学ファインダーの利点を全く失ってしまう。コンデジならいいがいかに低価格システムとは言えこれはマイナスだろう。

整理してみると、フルタイムライブビューにより、
・フリーアングル、高倍率という光学系では得難い能力を得られる。
・光学ファインダー等の併用がベストだが当然割高になる。
・一方光学ファインダーレスだと、明らかに光学ファインダーのみよりも性能は劣る
・かといってEVFとの併用もそもそもEVFがまだ光学ファインダーに劣る。
と言うところか。
従って、今のところ2番目の解決が一番良く、E-330で実用化されたが値段的には普及機の位置づけの割にはオリの中でも少し高めになっている。本来ニーズから行けばより小型化した上で、コンデジと同じようにフルタイムライブビューも出来るという方が売れるだろう。

ここで、何か解決策はないか?
・ライブビューBが洗練されれば、厳密なフォーカシングを要するものはこれで行えば良い。
・一方で、より動きの早い被写体等を追いかけたり、AFで大半の用途が足りるケース等に光学ファインダーを使う。
実際私のE-330の使用法がこれに近い。そしてこれであれば、光学ファインダーはフォーカシングはAFが過不足無く使えればよい。構図が出来ればよい、フレームファインダーの乗りである。

そう、実はオリンパスが今ではあまり意味がないだろうというファインダーの特許を一時見かけなくなったが、ここにきて今年に入ってからいくつか発表している。出願で見ると2005年に入っても営々と改良しているファインダーがあるのだ。
何のことはない、実像式光学ファインダーである。当然今の時代ズームが前提であるので辺倍式である。コンタックスGシリーズについて居た様なファインダーだ。

フィルムのコンパクトカメラについていた実像式ファインダーとフルタイムライブビューの組み合わせである。コンデジも昔は付いていた機種が結構あったがあまりのファインダー性能のしょぼさと、LCDビューの改善によりすたれてしまった。これをもっと「まともな実像式ファインダー」を乗せて復活してはいかがというものである。

光学ファインダーそのものをやめてしまうよりはお金はかかるが、一眼レフのミラー機構等は不要になるのでコストダウンは出来る。AF周りもミラーを上げ下げする必要がないので固定のペリクルミラーを付けてAFセンサーに光を導けば問題ないであろう。一眼レフ方式だとこれではファインダーが暗くなると言う問題があったが、そもそもこの光路はファインダーとは関係なくなるため問題ない。

実像式ファインダーもオリの特許を見ると、収差や見えの改善をした上で小型化及び辺倍追随も改善されている。
また、ファインダーもダハプリズムや、ペンタプリズムをきちんと使っており実施例で見るからには距離測定部をレスにしたライカファインダーのごとく極めて緻密な構成で、新しい非球面や正負屈折系のレンズの組み合わせを従来技術と違うものを使い小型化出来る様に改良をしている。

面白いのは実施例は石けん箱の様な素っ気ないデジカメや、μの筐体に強引にファインダーの絵を描いた図があしらわれている。一方で内部の構成図を見るとどうみても、コンデジの撮影光学系よりも明らかに「立派な」プリズム等をあしらったファインダー光学系が示されている。本当にこれで作ったらファインダーの方が高いくらいだ。(笑)

私は、オリンパスの意図はわからないが、E-systemの名に恥じぬ高精度の実像式ファインダーが作れるのならこれとライブビューBの組み合わせの超小型ボディは売れるのでは無いかと思った次第だ。さながらぱっと見ればレンズ交換式レンジファインダーカメラだろう。

もしくは、フォーサーズクラスの撮像素子で固定単焦点の高級コンデジにこの高性能実像式ファインダーを登載するというのはどうだろう。GRDすらファインダーレスになった時に、この辺で差別化し、そして高級の証にこのかめらだけはレンズにZuikoDigital銘のレンズを乗せ、コンデジに無い秀逸な光学実像式ファインダーの登載となれば結構これも当たる様な気がするからだ。(個人的にはオリファンとしてはPenWideの雰囲気か、オリンパスワイドスーパーを一回りした、かつてのオリのスナップシューターの名カメラを彷彿とさせるのが良い(笑))

光学ファインダー=一眼レフ方式か、馬鹿高いライカのファインダーというのでなく、かつて一番ポピュラーであったこのファインダーを復活させるというのはありだろう。怪しいのは、この流れの特許で小型化して、高性能で高倍率にした実施例のファインダー倍率が1.7倍であるところである。フォーサーズクラスで使えば、1.7倍、、イイ数字だと思うんだけど、、(笑)
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by hiro_sakae | 2006-12-09 23:20 | E,Pen-system関係


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