2007年 01月 07日
E-330は売り上げ以外は好調な様で、そろそろ行くぜ
  久しぶりに4-3system.comからのリンク。先日、米国ではJ.D.Powerの600ドル以上のデジカメ(DSLRは各社ここに入る)での米国顧客満足度調査で2強以外のDSLRでは初めてオリンパスE-system(E-500)が金メダルに輝いたのを記事にした。米国オリのトップページはこのAwardのトロフィーが誇らしげに出ている。

 欧州も、E-330やE-400のHPを見ると各国、各地域の雑誌等からのAwardのワッペンがいくつも掲載されている。そんな中で、去年のTIPA受賞ボディであるE-330が欧州、カナダでレビュー記事のHPで有名なDIWAの金賞をゲットした。μ720とのダブルだ。ちなみに先月にはEOS30Dが金賞で、(すいません、続きでまた話しは大きく脱線、盛り上がってます。)



コンデジから、DSLRまで発表されるカメラをレビューしていき、その中でこれはと思うものにその時点でAwardが決まっていく。ちなみに、HPを見るとプラチナ、金、銀、胴の2004年以降のものが上がっているが、DSLRに限ると各社の受賞数は

キヤノン   4つ(プラチナ1,金1,銀1)
ニコン    3つ(プラチナ1,金2)
オリンパス 4つ(金3,銀1)コニカミノルタ1つ(銀1)
ペンタックス1つ(胴1)

とこんな感じだ。割とセールスとか関係なくユーザーサイドの各国のレビューを行うWEBからのコメントが反映される形だ。日本での雑誌等の取りあげられ方を見ているとオリが全くキヤノン、ニコンと肩を並べているのはちょっと違和感がある感じだ。(ファンが弱気でどうするといわれそうだが、(笑))

ちなみに、オリの4つは
金が、E-1,E-330,そして、銀がE-300。あれ、じゃあもう一つの金はと言うとE-1systemすなわち、フォーサーズシステムに対して金をもらっている。現行のDSLRシステムでシステム自体でもらっているのはフォーサーズだけである。去年のEISAのプロフェッショナルレンズ部門でも二強以外で初のこの部門制覇となったが、これもレンズ単体ではなく松レンズ群に対して与えられた形である。

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DIWAに限らず、TIPAの受賞理由や欧州各国でのE-330に対する様々な賞の授与、レビューを見ていると、日本に比べライブビュー、付随するフリーアングルLCDビューに対する技術革新的側面が大きく評価されている。ミラーを有する一眼レフと、ライブビューという一見両立不可能に思えた技術の融合とその可能性や、フリーアングルを「コンデジにもあり、ステップアップしやすい」と言った評価や、いわゆる新しいギミックなアイデアと言ったとらえ方でなく、フリーアングルのもたらす新たな撮影領域の可能性、ビューBのMFに対する評価と今後の展開の可能性等極めて硬派な評価をしている。ぶっちゃけ、客寄せパンダ的なものでなく、DSLRの今後の展開に一石を投じる本質的な革新と評価してもらえている様でありがたい。

また、そういう雑誌でセールス的には恐らく、英国、ドイツと言えどもキヤノン、ニコンさんがたくさん売れているはずであろうが(笑)きちんと、BestBuy等に推してくれ評価してくれると言うところはオリファンとしてはありがたい話しだ。

今年になり、フォトキナ熱も収まりいよいよ欧州に続く最大のマーケット、米国での最大のトレードショーPMA2007開幕まで、今日で丁度2ヶ月。1ヶ月前からプレリリース等もでてくるかもしれないから、そう考えると後1ヶ月。いよいよである。去年は実質年度後半は不戦敗?となった日本の我々もこの日を待ち望んでいるが、欧州の様に新機種投入もなく、実質E-500のディスカウントと、様々なセットもの、キャンペーンで善戦し、J.D.PowerのAwardをもぎ取った米国オリとて、地元PMAショーで大々的にぶち上げ、一気に攻勢に転じたいところだろう。

PMAは、E-systemでは、E-1のモックアップモデル発表や、パナ参入発表、フォーサーズ初の共同記者会見等、フォーサーズには縁起の良い(笑)イベントである。
古くは、1970年代の普及型小型一眼レフ戦争の際に、ニコンがとどめのEMを出し小型を売りにしていたオリが窮地に陥った際に、切り札として投入した「OM10」お披露目の場である。ここの雰囲気は米谷さんのOM本に詳しく書かれているが、居並ぶ米国オリ傘下のディーラーの前で、スペックと共に、その戦略的な価格が告げられた時、一瞬会場が沈黙した後大歓声がわき上がったそうである。
そして、米国オリは、これを機に反転攻勢、最盛期にはOM10だけを乗せたジャンボのチャーター機がピストン輸送をするほど売れに売れまくり、大活躍した様である。

余談だが、E-400のリリースが北米でされないと言うアナウンスが合った際には、Dpreviewの米国ファンの板などでは、「かつて、OM10と言う小さくてナイスなカメラを世界で一番買ったのは我々米国ファンだぞ~。何故、こちらに出さない」といった趣旨の書き込みがあった。OM二桁の世界的普及に貢献したのを忘れたのか~というところだろうか。

私は、まあファンの贔屓目と言われようがなんだろうが、はっきり言わせてもらう。
キヤノンさんもすごい。ニコンさんもすばらしい。しかし、しかしだ。この二強に対するポリシーと独自性を持って強烈なカウンターパーティになりうるのはやはりオリンパスしかないのである。或いはオリンパスを中心として、独からライカが、米からコダックが、はたまた他業種からパナが、シグマがと集った「個性派揃い」のフォーサーズ連合しか無い。
オリンパスには、戦前からの由緒あるブランドと歴史、内視鏡から顕微鏡、カメラまで光学機器で食っているという光学屋のプライド等、二強のカウンターパーティの盟主たる資質、素性、ポテンシャルは十二分にあるはずである。特にDSLR移行後、気が付けば銀塩MF一眼レフ時代からのプレーヤーもコンタックスが無くなり、ミノルタが無くなり、フォーサーズ連合を除けばペンタックス位か?そのペンタックスもこれからはHOYAグループの会社になり、K10Dでは1~2割だったサムスンとの協働部分も次の機種には2,3割になると言う。機械としては関係ないのかもしれないが、ペンタックスの「個性、メンタルな部分」の思想がどうなるかは要注目だろう。renovoに言ったThinkpadではないが、ブランドのイメージだけ使われる様なことにならないことを願う。

DSLR市場は今や、世界規模での成長軌道が拡大拡散し、そこの売り上げにはカメラファンを超え、大きな関心を浴びる経済事象になってきている。企業として、ここで成功していくのは重要であるが、やはり長期的に一定のシェアを維持し存続を前提にしていくなら二強に対して「敢えてフォーサーズが存在する意味、価値」を大きく訴えて欲しいものだ。そう言う意味では、私はPMA以降のオリの動きに個々の機種リリースとは別にそういうポリシーが透けて見えてこないかを期待している。うーむ。でもいよいよだなあと言う感じである。
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by hiro_sakae | 2007-01-07 09:08 | E,Pen-system関係


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