2007年 04月 08日
去年のデジカメ、DSLR世界シェアと今年への期待
  既に、見られた方もいらっしゃるかと思うが米IDC調査の2006年のデジカメ、DSLR世界シェアの記事がアップされている。



  先ず、デジカメ全体としては上位4位までの顔ぶれはその前の2005年と変わっていない。ただコダックが大幅に順位を下げ1位キヤノン、2位ソニー、3位コダック、4位オリンパスと続き、5位は当初私の予想ではニコンが来ると思ったが、前年比大幅な増加をしたサムスンがランクインしてきた。

  勝手に今年のオリを占うと、ミューのぶれ補正搭載をした上で整理したのが通期で効いてくるのが2007年からであるのと、μの防水仕様のラインが全世界的には人気が高止まりしていること、カメディア系列では久しぶりに好調なSP-550UZが登場している。加えて、全世界的なシェアという意味では低廉な価格ゾーンを押さえるFEシリーズもPMAで一新してきたのでこのデジカメシェア自体の4位は今年もこのまま行けば維持は可能だろうし、コダックの凋落が止まらないと、久しぶりにベスト3に返り咲きそうな勢いである。

 翻って、DSLRのシェアは結局ここで国内シェアについて何度か書いたとおり、終わってみればキヤノンと、ニコンの二強は何ら変わらずと言う結果である。3位以下は1割もシェアが取れないと言う事では、大勢に影響が無かったと言わざるを得ない。3位のソニーが32万台、ここには出ていないが恐らく、4位は28万台でペンタックス、そして5位がオリの25万台と続く形だろう。パナが3万台強なので、オリ+パナと、ペンタックス、ソニーが大体同じぐらいと言うところか。去年と言えば、ソニーはαの新型を投入し、ペンタックスのKシリーズの快進撃が記憶に新しいが、よくもわるくも、オリ+パナでそれと遜色ない台数を世界ベースで売りさばいていたというのは正直言って驚きである。(苦笑)

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 オリは、今年度は倍増50万台の目標で菊川社長のコメントなどではこれはいわば公約的数字で実数はもっと上積みを狙いたいと言うところが本音の様である。50万台と言えば、E-410の月3万台、E-510の月2万台の数字をやれば必然的に見える形である。ちなみに、D40シリーズの月産販売目標は月8万台、キスデジは確か10万台オーバーであったと思う。E-410も現状予約前ではあるがじりじり実売価格もこなれてきているし、予約状況も好調である。

 色々あるかもしれないが、E-410でD40Xの1/3或いは、E-510と合算で約半分売れればOKと言うのであれば、これは今年度は行くのではないかと思う。何よりまたDSLRのパイ自体が増える。また、敵失に頼るわけでは無いが、目先のライバルであるソニー、ペンタックスにはこの今年前半に目立った動きがあるようには今のところ感じられない。

 ソニーは、10MP、ぶれ補正、ゴミ、等々詰め込めるだけ詰め込んで去年登場させた裏年にあたり、ペンタックスも新機種投入は今年の秋冬になりそうである。ペンタックスは新機種を投入する以上何らかのものを出してくるだろうが、こちらもぶれ補正、ゴミ等あらかた考えられるものは載せてきた後である。とは言え、キヤノン、ニコンの好調が変わらず、オリが超小型とLVと言う新たな切り口で新機種を投入する中で、全く手を打たないと言うことは考えにくい。興味深いところではある。(そんなことになれば、今度はソニーや、ペンタックスが去年のオリ状態になってしまうだろう。かといって、やみくもな価格勝負オンリーに走ればデジカメでいつか来た道である。)

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 後は、個人的興味としてはやはりソニーCCDのフルサイズ投入はあるのか?というところであろう。動きとしては来年以降になるかもしれないが。また、Dpreviewや、このブログでもコメントで情報を頂いているとおり、オリの次期E-1の価格帯がニコンのD200(或いはキヤノンの30D)を強く意識した価格帯の設定になる噂が各国で上がっている点である。

 常識的に考えて、もし来年以降にニコン、ソニーがフルサイズをやるとすれば今後はこのフルサイズをフラッグシップ機あるいは上級機の位置づけとせざるを得ないし、またいまわからないところでこれの実現のために相当の開発リソースを割いているかもしれないのである。

 そうすると、プロ用は645でと言うペンタックスさんをのぞけば各社のAPS-Cフォーマットというのは結局の所、「フラグシップ系列を有するフルサイズ機の二番手」「初心者~中級者までを対象としたフォーマット」という位置づけになってしまうのではないか?ここでフォーサーズ陣営が撮像素子の小さい、DSLR専用設計を活かしてリソースの全てをフラッグシップ機以下注ぎ込む形になれば、何れ私はAPS-Cが中途半端な形になっていくと思われるのだ。APS-Cって結局、メーカーのご都合主義があるのではというのはユーザーの間では以前から語られている話しで、これに関しメーカーはあれこれ理屈を付けてきたが、APS-Cがこれ自体の特徴を活かしてこれからも独自に発展するのか、結局「フルサイズ機の補完的、入門的立場」に収斂するのかは見物であろう。後は、フルサイズに移行する際にマウント問題をどうするのかも興味のあるところだ。

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 とまあ、脱線してしまったが脱線ついでに言うと
 私は、もし何らかの事でこりゃフルサイズの方がええと言うシチュエーションになればフルサイズを使えば良いと思うのだ。そして、両者の特徴を突き詰めていけばフルサイズとフォーサーズであれば、両者オーバーラップするところを持ちつつ、互いに補完しあえる可能性がある。そして常識的に考えて、フォーサーズの方が機動性という意味では小型軽量でボディは安価に作られる可能性が高い。クオリティがどうこうという次元ではなく、例えば撮像素子や画像エンジンあるいは、パーツ等フォーサーズの場合普及機からフラッグシップ機まで「同一フォーマット」であるので共通できるものを工夫すれば、安くなるはずである。加えて、量産効果による価格安もあるだろう。キヤノンさんやニコンさんのシェアから言って生産台数が倍になることは無理である。しかし、オリが2倍、3倍はある、と言うかそうなって貰わないと困る。(苦笑)オリがこの辺の量産効果のコストダウンを享受するのはむしろこれからである。それを考えると価格は頑張っていると思ったりもするのだ。

 何れにせよ、E-410、E-510が早く市場に投入されてどういう評価を受けるのか見てみたいものである。
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by hiro_sakae | 2007-04-08 20:14 | E,Pen-system関係


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