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2007年 05月 26日
運動会と、じじ&パパカメラ
  最近はどこでもそうなのだろうか?幼稚園の頃からここら辺は春=運動会のシーズンである。そして、よたよた話は続きへ
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「背中は見えたぞ!”ブルー”頑張れ!!」






  春の運動会、それは子供達にとってパパママ、じじばばの前での晴れの舞台でもあるが、またそれはカメラを持つ大人たちにとってもある意味ハレの舞台なのである。(笑)

  幼稚園の頃は、どちらかというと何故かビデオが大幅に幅をきかしていた。幼稚園がそうなのか、はたまたうちの子供が幼稚園の時代がビデオ優勢だったのかそれはわからない。大体、パパ軍団まずこの狭い観覧ゾーンの場所取りを朝早くから並ぶと言うところで「パパの存在価値」を示さなければならない。そして、グランドの出来ればかぶりつきの所に三脚を確保しビデオを据え付ければとりあえずのミッションは完了である。始まると、それとは別にカメラを持ってスナップを撮ると言うこんな感じであった。

 私の娘が幼稚園時代と言うのは今から、5,6年前。そうたった5,6年前であるがこの頃ビデオとデジカメ以外に敢えて一眼レフを首から提げているパパのその一眼レフは殆どがフィルム一眼レフだったと思う。当時、私はと言えばこのハレの舞台はOM2-spotがメインカメラであった。ちなみに、運動会等の動きが激しいものや、室内でもフラッシュを使える時はこのOM2-spotで、それ以外の遠足等ではキヤノン7とロシアレンズの組み合わせ(jupitar8か11、Bessaだとこの11が付かないのである。)が多かった。ちなみにお散歩はOM-1だ。

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 さて、小学校になるとビデオは相変わらず健在であるが、最近はDSLRが本当に増えた。見ていると、やはりここら辺はキヤノンとニコンではキヤノンが多い。べつにキヤノンよりニコンの方がじいさまが多いというわけでもなく、キヤノンが多い様な気がする。(苦笑)オリンパスの特にDSLRは極めて少数である。(笑)。今年は少し増えた様な気がするがE-410を連れ出している仲間には会えなかった。ママさんは逆にキスデジ一辺倒だったような昨年に比べてニコンが増えている様な気がした。

 ママさんたちと違って、パパさんは明らかに気合いの入れ方が違う、恐らくカメラ趣味なんだろうなあと言う人がちらほらと目立つ。中には、ご近所の顔見知りの方が少なからずいるが普段見かける「装備」より明らかに気合いが入っているのだ(苦笑)。しかし、私はこれは大いに理解出来る。ちなみに、私も今回はボディはE-410乍ら、きちんとクランプラーのバッグに竹ズーム3つを入れて持ち出した。そして、デフォルトは標準でなく、50-200ズームである。

 周りからみれば、「なにも、たかが娘、息子のスナップに、、」となるだろうが、少なくとも私の「同じマンションのカメラおじ8人の意見」としては、これは何も娘、息子のためだけに気合いが入っているのではない、「おのれ自身のためにある」と言うことだ。考えても見て欲しい、子供が小学生、これからまだまだお金がかかる時期。そして、他にも予算をさかねばいけないし、子供には「んな、わけのわからんゲームソフトばかり買って勿体ない。小遣いつかうことばっかり考えてどうするんだ~」と言いながら、やれLレンズがどうした、ZDだとお互い言いながらにんまりしているわけである。

 「この、一見ただの大人のおもちゃに見えるものは、パパのためにあるのではなく、こんなにすばらしい思い出が撮れるんだよ」「ほうら、こういうのは普通のカメラじゃなかなか撮れないんだよ~」というのを広く、そして印象深く家族にアピールせねばならないわけである。場合によっては、自分の子供と一緒にお友達のスナップを撮ってそれをママさんが配って「某々さんの、パパ写真上手ね。うれしいわ」と言われようものなら今年度の予算計上にかなりの好影響を及ぼすことは必定である。(笑)そこまでいかなくても、知らない打ちにまたがらくたが増えたのを目撃されても黙認してもらえる程度の効果は見込めるはずだ。

 また、この出来上がりの評価もシビアである。PCで拡大してぶれがどうこうだとか、或いはぼけがきれいだのきたないだのそういうレベルでない。「ぱっと見て、どうか」である。いくら適正露出でも、子供が可愛く写っていなければ台無しである。日の丸構図オンリーでも、中心に子供が収まっていれば「何も言われない」反面、ここのピンぼけだけは許されない。真剣勝負なのである。(笑)

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 与太の最後に、「お前は裏切り者か!!」と言われそうだが、やはり「パパママカメラの元祖、本家」たるキスデジはやはり、このパパママでごった返す中で、望遠で子供を狙い、はたまたスナップも撮りというシチュエーションをよおく考えて力の入れ、抜きを作って考えたカメラではと思うのだ。カメラ好きでもない普通のパパママを想定すれば、このシチュエーションでMFで使う暇など到底ない。ファインダーは極論すればフレームファインダーとして機能すればよく、またAFもチャートで正確度云々よりもむしろ、人垣から動く子供を捉えるためには、「2L程度までの引き伸ばしに耐えられる精度でいいから機敏に追随してくれるC-AF」が便利だろう。AFもセンター中心にこれを十分かなえてくれればよい。何てたって真ん中にかわいく、かっこよく入るのが一番だ。露出補正も、照り返しあり、日陰日なたありの中の一発勝負である。オートでとにかく写れば良いし、ご近所配りや、じじばばにすぐ写真をお披露目するにはとりあえず、Jpeg一発でそのままDPEにでも持ち込んで見た目の良い写真がぱぱっと出る方が便利である。

 この辺の用途を想定すると、キスデジはうまくおさえている。いわば、この用途では完成されたカメラといえるかもしれない。オリンパスが、女性層のファン拡大にあたりE-410を拡販戦略する際に、今まで女性向けでは最大のニーズ、顧客層であった「ママ需要」向けの訴求のガチンコ勝負を避け、あおいさんからイメージされる様な女性層や、ママ向けには、LVを使ってのほのぼのスナップで訴えているのは賢明であるとも言える。逆に、今回オリが女性向けの訴求に関しては、先行機種をそれなりに研究したのかもしれない。

 何れにせよ、私の方はとりあえず今回も首尾良く終えられた様であるが、お仲間の諸氏はいかがだったのであろうか?(笑) 
 

by hiro_sakae | 2007-05-26 21:10 | ZD50-200 & SWD


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