2007年 05月 26日
実売価格別カテゴリと、次期E-1のおとしどころ
  各社中型機、普及型あるいは、機能作り込みによりカテゴリ分けが出来るがぶっちゃけ最終的に購入の背中を後押しする大きな要因の一つは「実売価格」である。これからE-510も登場し、何れ次期E-1を投入される今、この実売価格で見た各社ボディの立ち位置を考えてみた。



 手法としては、単純で価格.comでその機種の最低価格と最高価格をみて価格帯がかぶる機種を同一カテゴリとして区分けしたものだ。それでいくと大まかに下記の様なカテゴリ分けが出来る。

1.普及梅 ニコンD40,ペンタックスK100D

2.普及竹 ニコンD40x、キヤノンKDX,オリンパスE-410、ソニーα100

3.普及松 ニコンD80、ペンタックスK10D、オリンパスE-510

4.中級  ニコンD200,キヤノン30D

5.それ以上 ニコンD2Hs、D2Xs、キヤノン5D,1Dファミリー

1から4までは上下の価格ゾーンが連続してつながっている感じだが5以上、具体的には28万円以上はまばらになる。シェア的に入ってもそれぞれ細分化するほどでもなく一括りで見ても良いと思うからだ。

ざっくりいうと、ボディ価格で梅は5~6万、竹は7~9万、松は9~12万、中型12万~19万程度。普及型に比べ、中型はやや価格幅が大きい(2機種しかないのと、30Dが末期モデルに近い為)。一方でK10Dは中型機という位置づけではあるが、価格的には普及松に位置するので松に入れた。E-510は、E-410の実売価格比という形で当初は現行松より高い希望価格で出るかもしれないが、落ち着きとしては松価格帯にどんぴしゃに来ると思われる。

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こうしてみると、DSLRの去年からの特徴はニコンが従来普及、中級という2段階程度の区分けだったゾーンをきめ細かく細分化した。これはニコンの戦略が当たったと言うこともあるがそれ以上に、ここ2年程度の急速なDSLR市場の拡大により実際にこういうセグメント分けで市場が成り立つ程度のパイが出来上がっていたと言うことだろう。これに対してうまく機種をはめ込んだニコンはむしろしてやったりというところではないだろうか。

従って、こうして普及から中級に価格に応じゾーンが4つ存在していると見ると最近のシェアにおけるキヤノンと、ニコンの逆転ぶりはむしろ当たり前と言えなくもない。いかに戦上手のキヤノンと言えども、4つの戦場にすべて投入しているニコンに、KDXと30Dだけでは分が悪すぎる。むしろよく善戦していえる。逆に言えば、二強以外の他社が今まで結局シェア争いでは「お話にならない」のは自明の理である。1から4のゾーンで一番ボリュームの取れる普及竹と、一番利益率の良い中級にKDXと30D二機種の集中投入で臨むキヤノンと、全カテゴリーに満遍なく配置するニコンに対し、ペンタックスは普及竹と、中級にエントリーが無く、ソニーは一機種のみ、オリは新規投入すら無かったからだ。

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オリが、今回第二章で真面目に?3強を狙うスタートを切りたいと考えたとして先ずこの中で競争が厳しいが、ボリュームゾーンである普及竹にE-410を投入し、その次に普及松にE-510を投入したと言うのはセオリーだろう。普及梅の6MP機カテゴリーにこれから投入は今更という感もしないではないし、この価格ゾーンはこういった新機種だけでなく実際には型落ち機等隠れたライバルもいる。松竹梅投入するというのでなければ、竹、松に先ず投入すると言うのは理にかなっている。

そして、問題は次期E-1である。巷間各国の噂であれば価格的にはここでいうゾーン4,中級に来る可能性がある。私としては、ここに来ることは賛成したい。ここに今のE-1程度の大きさに止め(今後もそれ以上大きくはせず)そして、諸機能を詰め込む

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ここで、私は何度もフルサイズとフォーサーズはどっちがどっちでなく、35ミリと中判の様に補完共存するものではないかと書いている。フルサイズはいずれこの中級近辺までフルサイズの普及ボディが出来れば値段の下限がおりてくる。この20万円前後が棲み分けの分かれ目になる様な気がするのである。

同じカテゴリーではAPS対比小さなボディにLV等の多機能を詰め込み、フルサイズ対比ではフルサイズの普及ボディよりもフォーサーズはフラグシップ機以下すべて小型軽量というのをベースの立ち位置として、価格、性能、小型軽量の取り回しの良さすべて、「フォーマットでなく、機能、使い勝手としてかつての35ミリフィルム一眼に求められたものの後継者」としての立ち位置を明確にし、愚直に煮つめていくことこそ重要だ。そしてそうすれば自ずと二強でなく三強として確固たる位置が築かれると思うし、それであれば単なるシェア争いでなく、「フォーサーズが三強をしめる正統な意味」が生まれてくると思うのである。

そういう流れからいっても、私は次期E-1を性能を落とさずに頑張ってD200キラーとして投入できるかどうかには、注目している。妄想すれば、普及梅にファインダーをEVF化して更に小型で安価なものを投入し、この4カテゴリーでニコンとガチンコ勝負というのも考えられなくもない。そして、今後のパイ拡大と共に近い将来2カテゴリーぐらいに中級が分化される時期にオリの言う中型ボディ、はたまたパナのL1後継機が投入されれば、三強もあながち夢では無い様な気がするのであるからだ。
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by hiro_sakae | 2007-05-26 23:23 | E,Pen-system関係


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