2007年 07月 01日
E-P1流出資料から、40D,D300の予想スペック
 E-P1に関する内部資料のPdfファイルには秋以降リリース予定のキヤノン40D,ニコンD300の予想スペックとE-P1との性能比較のレーダーチャートが記載されているが、1~5ポイント制で書いてあるので、実際にライバル機種がオリの調査ではどの程度のスペックで出てくると把握しているのか実数値が定かでなかった。どうやら複数あったPdfファイルの内早くにリンクが切れたものに入っていたようでもあるのだが、

 今回、その予想スペック部分の元ネタがここに、アップされている。



  先ずは、こういうオリが予想する他社次期スペックはどこまで情報が入っていて予想しているのか定かではないが、注目すべき点を書いてみたい。

1.画素数は他社12MP移行は認識済みの上で、10MP。

2.起動時間に関しては、他社比350ms余計にかかる。これは恐らくパワーオン時にSSWFのぷるぷるをするためにやむを得ないのであろう。しかしながら、これでいくとシャッタータイムラグはD200と40Dの丁度中間あたりに改善するようである。

3.AFスピードはただ一言「World quickest」と一言。よほど自信を持っているようである。(笑)

4.光学ファインダーではDiagonalだけは意味不明。他社比ではD300と遜色ない水準。40Dには勝る形。また、視野率100%確保はE-P1のみか。

5.LCDサイズは40Dの2.7インチ、300Dの3インチに比べ2.5インチに止まる。アングル可変の為か。

6.フラッシュはE-P1は内蔵。ワイヤレス機能は装備。

7.そして、気になるというか待ってましたはLVがオリだけでなく、40Dにも登載される見込み。但しフリーアングルでは無いようである。恐らくMFオンリーモードでの登載となるだろう。

大体、既に色んなところで伝えられているとおりである。この中ではついにオリだけでなく、キヤノンもフラッグシップ機に続いて40DにもLVを登載するというのが私としては印象的。結局ダストリダクションも、その必要性を声高に叫んでいたにもかかわらず一般的に認知されたのは他社が追随してきた後だった。実際、ゴミ取り機能の優劣が雑誌のレビューの比較項目に取り上げられることも今では少なくなく、ここでオリのSSWFの有効性が改めて認識されている状態だからだ。

同様に、LVもオリだけでなく、他社からも搭載機が出てLVならではの可能性、有用性、使い方と言ったものが広く認知されればそれはオリンパスにとっても「悪い話しではない」と思うからだ。

LV=コンデジと似た機能=初心者向けという考え方に関し、私は少し懐疑的である。勿論コンデジからの導入として使うことに異存はない。しかし、LVの(特に現行性能のもの)特性を考えた場合、それは気軽にぱかぱか撮るというのよりも、むしろ光学ファインダーとの併用や、MFでこそ抜群の威力を発揮する。両目を使い光学ファインダーでは不可能なまで拡大された画像で正にピンポイントでMFを駆使できるところにこそ、LVの醍醐味がある。「デジカメなんてAFでしか使わないよ」という人には無縁の部分であるがそこにこいつの威力が隠れているのである。

従って、私などはE-410、510がLVを登載した意味は、それがDSLR入門者がコンデジから移行するための架け橋的意義よりも、これを登載することにより単なる入門機に終わらず、DSLR経験者にとっても新たな使い方を呈示できる所にあると思うのである。そう言う意味では、悔しいがキヤノンがこのLV機能を敢えて入門機からでなく、フラッグシップ機から順に登載しているというのは今のLVが光学ファインダー対比アドバンテージを持つ機能とそれを必要とするユーザー層をよく理解しているような気がする。(私はそう言う意味ではキヤノンがこの40DのLVをどういう形、位置づけで利用法なりをプレゼンしてくるかを興味深く見てみたい。)

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さて仮定の話ではあるが、もしE-P1がこの形で出てきたとして、何となくオリの第二章の展開もそこから見えてくる。少なくともAFセンサーに関しては、特許でも共用パーツでこのオールクロスセンサーは合体ロボの反対版でないが、7点、5点のディチューン版がすぐ作れる使い倒し仕様となっている。と言うことは恐らく、来年以降のE3桁機のバージョンアップ版ではこの新型センサーを投入する可能性が高く、このセンサーユニットを登載すると言うことはすなわち(多少スペックダウンはあるかもしれないが、)高速AF化もなされる。ISO改善とLV化は現行機で果たしたわけであるから、これにAF周りを載せ替えて連写は恐らく他社並み(他社が上げてくれば上げてくるだろうが引き続き他社も秒3コマ程度ならここは据え置くだろう)とすれば、普及機対比の基礎体力はほぼ均衡してくる。(LVとゴミ取りが他社対比素直にアドバンテージとなりうる。)

オリの中期計画で言えば3年の今年は2年度目、初年度目で第二章入りを宣言し、この2年度目にE-410から続々ボディを切り替え、来年度3年目が第二章の仕上げの年、そして昨年屈辱を味わったあのフォトキナがまた開かれる年である。恐らくE-P1での成果を下のグレードに還元し全体の底上げをし、遅れていたレンズを充実させるのがこの最終年度だと思われる。そこにもしあるとすれば、見え隠れする二桁機の存在だろう。E-P1をプロ仕様ながら敢えて他社中型機の「おいしい市場に殴り込みをかける位置づけ」にするなら、いやそれであればなおのこと、510とE-P1の間にもう一機種入れてE-410からE-P1まで隙間無く追撃態勢をとるべきである。

与太話ついでに、長くなるが、基礎体力をこの章で一気に他社並みに押し上げた上で、LVとダストリダクションで優位を保ったとした場合、次にオリが先行するのは何か?
特許から見ると、やはり時分割の概念に基づくダイナミックレンジの飛躍的拡大(フォーマットから来るダイナミックレンジの限界からの解放)そして、ハードでピクセル単位で補正する究極とも言える電子式ぶれ補正と、LVの真の意味でのフルタイムAF化だろう。何れもオリがしこしこ研究している撮像素子に行き着く。第一章→KAF,第二章→Live-MOSと来て第三章の撮像素子がどうなるかが肝である。確か来年の秋でLive-MOSの独占使用契約の初めての期限が来るはずである。

何れにせよ、いよいよ4年ぶりの「政権交代」をこなしオリが本気で挑む為に水面下で刻々と準備がされているのは間違いない。厚い壁に挑むオリのそしてフォーサーズ連合の闘い、クライマックスはこれから、E-410,510の登場はその序章に過ぎないと思う。
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by hiro_sakae | 2007-07-01 20:03 | E,Pen-system関係


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