2007年 07月 08日
【予告】本ブログのE-system主力部隊編成の変更について
  オリンパスのE-systemによるデジタル専用SLRシステムを目指すという事にも呼応し、ズイこれでは一部「彩り、血迷い?」としてフィルムカメラが登場することがありましたが、メインストリームはあくまで「デジタルカメラのシステム」で突き進んでおりました。
  先般、E-systemのサブシステム導入においてもこの一線を堅持すべく、SLRに対するレンジファインダーとしてR-D1sを導入しましたがあくまで、「デジタルのシステムに対するアプローチの両極」と言うスタンスでありました。このデジタルへの拘りは、一つはカメラ自体に溺れ撮ることを忘れてしまった過去の自分への戒めでもありました。

  しかしながら、今回上記の「原則」を侵してE-system,R-D1sに続く、第三のレンズ交換式のボディを銀塩で導入することを企画しました。理由は続きに書きましたので興味のある方は読んで頂くとして、、、結論は、今般私的にはE-system,ズイコーを益々好きになってもらうために、

「ズイこれE-systemに、敢えてOMのボディを導入することに致しました。」




  とまあ、堅苦しく始まってしまったが一つはここで何度も書いていたE-systemが当初DSLR専用システムとして殊更過去からの流れと断絶するかのようなスタートを切りながら、徐々にOM等の壁紙ギャラリーの開設、米谷氏を持ち出したりとE-systemをDSLR専用システムであると同時にフィルム時代から続くオリのフラッグシステム、或いはZDであればズイコーと言ったブランド、DNAを継承するシステムであるという位置づけを全面的に打ち出すようになったことと呼応している。

 E-1誕生時の当時の小島氏のインタビューによれば、発表数ヶ月前まで「レンズにZuikoブランドを復活する気もなく」、また発売当時はOMアダプターも非売品と鬼っ子扱いされていた。そして、DSLR専用システムを打ち出すあまり置き去りにされていた「オリンパスのDNA,伝統の延長線上に位置するフラッグシップシステム」の側面は今では当時とは比較にならないくらい鮮明に打ち出されるようになった。その伏線は既に第一章後期から出てきたが今では、オリのHPの開発者の話の中でも、「E-410のデザインはOMを意識した」或いは、「ZDで新たなズイコー伝説を作る」と言った内容の話しが臆することなく書かれている。「E-systemは、DSLR専用システムではあるが、そこにある思想、DNAは正にフィルム時代から続くオリンパスの或いはズイコーの正統なる後継である」と言う位置づけの再確認とでも言おうか?

 実際、フォーサーズという撮像素子の小ささ或いは、要求水準という観点からフィルム時代のレンズは制限や追随性能の限界が出てしまうのは否めない事実である。(例えばOMレンズの殆どはフォーサーズでも使えるが、オリの要求水準を満たすには推奨絞りの制限がある等)
 しかし、皮肉なことに
1.デジタル専用システム設計から来る小さい撮像素子
2.ダストリダクション
3.ライブビュー
と言ったDSLRならではの特徴が、
1.小さい撮像素子→フランジバックの短さから来るアダプター使用を可能とした。
2.防塵性等に劣る、MF時代のレンズもダストリダクションによりゴミを気にしなくて良い。
4.LVにより、MFと実絞り時に暗くならないため使い勝手の大幅な改善等
全てアダプターによるOMレンズ使用の利便性拡大に寄与するという結果になったのだ。マウントもフォーマットも変え過去をばっさり切ってしまったE-systemではあるが、画角が変わってしまうと言う点を除けば(全てのボディで実絞り乍ら絞り優先AEが使える点等も考慮すると)自社の銀塩MF時代のレンズが使えるという点では他社のDSLRと遜色ないかむしろ使いやすいという事になってしまっている。実際、クラシカルで小型というE-410ではこの「マウントアダプターによる楽しみ」が各雑誌で紹介された。

E-systemでオリンパスを知り、ZuikoDigitalの魅力を知りそして更にOM時代のZuikoに触れてみる。となったその先に楽しみの一つとして、OM自体に興味が沸くというのは当然の帰結であると思う。そして、OMやPenFTと言ったオリンパスの銀塩時代のSLRシステムというのは今でも人気がある。オリンパスが培ってきた小型軽量化とZuiko水準を天才設計者の米谷氏がその思想、エッセンスを、一つの「作品」にまとめ上げた印象がある。

オリファンとして、敢えて今までのE-systemに苦言を呈するとすれば、そういうオリンパスならではのエッセンス、魅力をぎゅーっと詰め込んだという感じがE-systemには欠けていた感じがする。何というか、カメラを機材としてでなく、相棒として見た場合そいつの中に見る個性、性格みたいなものだろうか。上手く言えないが、第二章になりようやくE-systemもその辺を「語り出して」来た感じがするのである。

そして、そういう流れで考えてくると私がここで一ファンとしてE-systemとあれこれやっていき、OMレンズ群にも活躍してもらっている中で殊更、OMボディ自体に触れないと言うのは何だか自分自身も居心地が悪いし、「そんな窮屈な思いをする必要を何でせなあかんねん」と開き直ってしまったというのが正直なところだ。(笑)実際、一眼レフのズイコーの魅力という観点から見れば、OMとE-systemが共存した方が、より深くZuikoを知ることが出来ると思うからだ。

とまあ、また先祖返りした言い訳はこんなもんである。

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さて、ここからは具体的な与太話だが、、

OMに戻るとして何にしようかなあと言うのは実際の所大分迷った。もう以前メインで使っていたような使い方の部分はE-systemに移行している。真面目にやると、OMはアクセサリが膨大できりがないし、正直これを集めるのが一つの楽しみなってしまう危険な部分がある。(笑)

従って、今回はあくまで先代でしゃしゃりでず、E-system用のOMレンズを付けて補完的に使うというコンセプトでボディを選んだ。従って、以前メインで使っていたOM2-Sはパス。またOM-4、同tiはパスである。(当たり前だが、検討以前にOM-3系は予算的にもパス。(笑))やはり、デザイン的なもの、そして今となってはクラシカルな雰囲気も欲しいのでOM-1,2系で探すことにしたのだ。

そして、かつてOMボディをあれこれお願いしていた先にいくつか網を張っていた。と言っても私の場合は、全てネット経由である。かつてOMで溺れた時にチェックポイントはわかっているし、相手もしれた先かお店に限定した。で、本日ようやく網にかかった。OMファンでは割と有名な静岡の修理業者のHカメラサービスへ取り次ぎをしてくれるお店である。ここは自身ではなかなかOMの出物が出ないのだが(苦笑)、このHカメラサービスさんのフルOH済みの機体が数台まとめて売りに出た。ここのOH代を考えるとボディが捨て値に近い形だった。結局OM-1の白と、OM-2nの黒を入れることにした。

白は、(いくつかの分け方があると思うが)、MDになる前の前期型でワインダー装着可能にしてあるもの。MD以降の後期型と何が違うんだと言われるがシャッター音が若干違う気がする。(気がするというのは結構個体差があるからである。)後は、実際に撮る時にはAEで補正の方が楽ちんなときがあるので、(特に私のようなめがね使用者はOM1,2系でマニュアル露出の際には注意が必要である。)2nも入れた。黒にしたのは、黒はやはりところどころ真鍮が見えて渋い雰囲気を出しているんだけど、中は全くダメージがないと言うのが私のベストで、今回のものがこれに近い感じだったためだ。2系はシャッターがいかれると今はもう終わりであるが、そうそうヤワなものではない。逆に2のシャッターは電磁式であるものの、高速シャッターがスピード通りでない病にかかっているものが多い。泣き所である。今回は当然ここを調整済みと言うことがだ。余談だが、2系を買ってAE時でも、高速シャッター時に露出に疑問を感じておられる方がいれば先ずここを疑ってみた方が良いと思う。

ちなみに、このHカメラというのは、浜松カメラサービスさんの事である。オリンパスの認定修理業者で、ご本人が現役時にはOMの生産に携わっていて且つOM好きという方で私は何社か使ったけど、特にOM及びズイコーレンズのOHはオリでなく浜松カメラさんを知ってからここにもっぱらお世話になっている。電気周りがアウトであればダメであるし、プリズム再蒸着等そういうのはやっていないが、曲がりなりに使えているものをOHしてぴしっと清掃、調整してもらうには最高である。特にOM1関係は今でもこまごまパーツをストックしておられるし、ちゃんと腐食しないようにといえば、モルトを使わない形で組み上げてもらえる。今回のOM-1の方もファインダーグラスの汚れが当初結構あったようなので、ここは新品に交換されている。

まあ、OMの話しになると正直言ってE-system以上に与太話が止まらないのでこの辺でやめておく。後は今まで勝手を言って、OM関係のご相談等をメール頂いた方は失礼をさせていただいていたが、私の知っている限りで今後はご相談に乗るので興味のある方はメールを頂いて結構である。

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とは言いつつも、実際にブログへのOMのアップはフィルム故、ぽつぽつという形になると思うが一応これでズイこれのズイコーの部分はOM~E-systemへとシームレスにつながっていくことになった。趣旨をご理解の上、あわせて楽しんでもらえると嬉しい限りである。
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by hiro_sakae | 2007-07-08 00:03 | 雑記諸々


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