2007年 08月 25日
二強とオリンパスの違いで気になる記事
  晴れた日に撮影にも出かけられず、、と言うわけではないが記事続きでデジタル一眼マニアックに紹介された二強のカメラ事業の収益が思った以上にDSLRに依存していると言うブルームバーグの記事。こりゃ必死だなという少々舞台裏的内容である。



ポイントは元記事にもあるが、以下の二点だろう。
・Canonのデジタル一眼の利益率は、昨年の31.7%から今年は35.4%へ上昇見込み。コンパクトは17.6%から10.1%へ下降。
・Nikonのデジタル一眼の利益率は、昨年の21.9%から今年は26.1%へ上昇見込み。コンパクトは昨年に6.6%損失、今年は5.3%損失。

つまり、DSLRの収益がなければキヤノンの営業利益率は10.1%。ニコンに至っては二期連続赤字だという内容である。オリのDSLRは見ての通り今のところ収益に貢献している途上である。(苦笑)しかし、復活を遂げた前期は世界シェアで4位、今年も1100万台オーバーを売りこれを堅持する。そして、瀕死の赤字から脱却する過程で、この二強の様にDSLRの収益に頼ることなく、去年度は9%強、そして今期の4-6はこのコンデジが引き続き全世界的には好調で営業利益率は18%迄急回復をしている状態である。先日の日経紙でC,N、オリの3社を収益率の回復も併せてデジカメ事業の勝ち組として紹介していたがもし、DSLRをのぞく収益率で上期の収益率結果を各社出したらこの3社の中ではオリンパスの収益率が一番良いのではないか。

そして、オリンパスの決算発表時のリリースによれば今期はこの営業利益額の増額をDSLRに振り向けるという話だった。他社が、DSLRの事業で儲かった収益で全体の利益率を大きくかさ上げしないといけない構造になっている一方で、オリは逆に当面他社比優勢となったコンデジの収益をDSLRに投入していく格好だろう。

また、上記記事の内容でうーむと気になったのは、、
・デジタル一眼市場は、2プレーヤーのバトル。利益率は一方が価格競争を仕掛けない限りは下がらない
先日、日経記事でキヤノンの内田社長が「何も利益率が出るDSLRであんなことをしなくても」的発言が紹介されていた。ニコンの去年秋からのD40初めとする低価格ボディでシェアを奪ったことに対するコメントだが、これに対するお返しが今回の40Dだろうか。とにかく、ビジネスとして抜き差しならない状態まで両社にとってDSLRの収益が位置づけられていると言うことだろう。
元記事では今回の両社の中型機でのバトルを「LastCard」と形容している。今後2009年過ぎまでDSLR市場は成長するものの成長率は明らかに鈍化、成熟化していくDSLR市場で安定的に巨利を確保できるかどうかの最後で最大の勝負所と位置づけている。(普及型はもうあまり儲からないから力が入らないのだろうか、、苦笑)

ユーザーの立場で言えば、そんなにシェアを取らなくてもそこそこを安定的に維持して、あまりぶれずに堅実にやってもらいたいと思う。オリンパスのE-systemが儲かること自体は良いことであるが、この辺の企業にとってでなく、ユーザー側にとってのベストな位置づけはどの辺かなとも思ったりもするのだ。
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by hiro_sakae | 2007-08-25 21:53 | 雑記諸々


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