2007年 09月 12日
やはりこの辺にE-3の改善の余地もしくは、秘密があるのか
  デジカメジンにもリンクされているので目を通された方も多いのではないだろうか。E-510の白飛び特性に触れたデジカメwatchの記事。記事自体は、あまり個人的には参考にならない部分もあるが、特性に触れているところでうーむと思うところがあった。



やや、長いが引用させてもらう。
「「露光量」を落とすと白トビしていた部分の階調が少し出てくる。ただ、階調は出てくるものの、ハイライトがマゼンタがかってしまう。これが問題。「露光量」を-2(単位の記載はないが、たぶんEV)にまで下げてヒストグラムを見ると、R(赤)とB(青)は重なっているのに、なぜかG(緑)だけレベルが低い(要は、暗いんである)。」
「もしかすると、Live MOSセンサーの出力自体が、ある程度以上の高輝度になると、RGBの各チャンネルの出力が一致しなくなる可能性がある。」
「JPEGはRGBの出力がずれる範囲をカットしているから、その分白トビが早く起きる。RAWも純正のOLYMPUS Studio 2では高輝度域はカットしているものの、情報自体は残っているからマイナス補正をしたときに出てきてしまう。結果、ハイライト部がマゼンタがかってしまうというわけだ。」

とまあこんな感じだ。要約すればLive-MOS自体の明るい方のレンジは本来もっと伸びているが、RGBの出力に癖が出るために、画像処理の段階であるレベルでカットしてしまっているのではと言う推論である。

私は、こういう風に実験の様に厳密にやるのが面倒くさいのであまりやらないが、一度Silkypixで、ダイナミックレンジを拡大というか補償だったかする機能でびよーんとrawファイルを伸ばしたことがあるが、確かにそういう感じの時がある。また上の事象とは関係ないのかもしれないが、アンダーにしすぎて、ヒストグラムのヤマがまだ右側に十分余白があるにもかかわらず、「ぶつっと切れている」様なイメージになる時がある。

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なにがしかの事情で現行Live-MOSはハード側の高輝度出力の限界の手前でソフト側でこれをカットオフしていてしかして明るい側のダイナミックレンジが今ひとつの印象になると言う推論自体は私はあり得ると思う。

理由は、パナが嘘を付いていない限り素人目で見る限りL10のHPに掲載された10MPのLive-MOSは7.5MP版より無駄な部分を少なくして撮像素子のセンサー自体はむしろ大きいぐらいだというのは嘘でない様な気がするし、あの酷評されたDCMのダイナミックレンジのテストでも中間、そしてシャドウとも好印象の評価を得ている。

逆に言うと、このハイライト部分とそれ以外の部分に落差がある分、余計にハイライト部分の物足りなさが目立つ格好になっている。L10のパンフでは、L1のセンサーよりもさらに改良されたと明記してある。しかしL1のダイナミックレンジはDCMの上記記事でも明らかにE-510よりも広く、絶対値も悪くない。もし、本当にこれより更によいダイナミックレンジをたたき出していたら恐らく、ハイライト側が今の様な状態になっていないだろう。

そう言う意味では、L10でのパナのビーナスの出来が早くわかればこの辺の謎が出てくるかもしれない。ひょっとすると、オリはこのTruePic3の初投入となったE-410,510ではまだLive-MOSのポテンシャルをフルに発揮できていない可能性もなくはない。かつてE-300で始めてTrue-PicTurboを導入し、同じセンサーでE-500が出た。AEの違い等その他差異はあるかもしれないが、例えば高ISOでのノイズ処理など、全く同じセンサーと画像エンジンとは思えない改善があったのも事実だ。引用記事にも少し触れているが、RGBのバランスが若干乱れながらも、ハード側で出力が伸びているのであればその辺を「うまく手なずけて」極限まで絞り出すチューン、追い込みの余地はあったのではと思う。

勿論、ハード側の細かな改善もそれに加わる可能性もある。価格コムで以前E-510の輝度差が激しい場合の横縞問題でオリのサポートが12月頃にファームウェアのアップがあるかもと言う情報が出ていたし、ここはハードと合わせて、True-Pic側もE-3では改善されて出てくる様な気がしたと同時に、改善が期待できるのではと思った。またソフト側に改善の余地があったのであれば、オリならば必ずファームウェアのバージョンアップで既存ユーザーにも還元してくれるのでこれはこれで楽しみが増える気がする。
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by hiro_sakae | 2007-09-12 23:44 | E,Pen-system関係


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