2007年 09月 24日
じゃあ、お前はどうなのというのと与太与太
  下の花を折る記事で予想外にコメントが来た。実は、春のことなのだが一度だけこの手のおっさんい反撃したことがある。読んでいる一部の人にひょっとすると不快感を与えるかもしれないが、個人のブログでの個人の与太話としてご容赦頂きたい。m(_ _)m




  私のお散歩は、自宅を出て大きく3つのゾーンに分かれる。と言ってもただ歩けば30分か40分程度で歩けてしまう短い距離ではある。先ずは自宅をでて市境の川(両側が遊歩道と草っぱら)に抜けるまでの竹林と、開発に取り残されたかの様に残る小さな雑木林をショートカットで抜けるところである。次が川沿いの遊歩道、ほどよく手入れがされておらず(笑)、結構ワイルドになり、年に数回市の職員さんがばりばり刈り取りに来る。その刈り取りと刈り取りの間だが撮影の旬だ。そして最後が今回の舞台になった公園。芝生、グランド、植栽がきれいにされ花壇のあるところ、森林のゾーンがある。私はここの内の森林のゾーンと、このゾーンとグランドの間のそこここにある草むらや、手入れの及ばないところが好きである。ただこのゾーンも年に数回市職員の手の及ぶところになり刈られてしまう。(笑)

  別にそういう場所が好きなわけでない。散歩コースとしては先ほどの植栽ゾーンやグランドも歩く。(出ないと周回して自宅にたどり着かない)おやっと足がとまってしまうのがそういう場所に多いのと、柵や立ち入り禁止をあまり気にせず良いからである。後は、そういうきれいなところ→そこにいる人々が面倒だというのもある。時々「なに撮っているんですか」と話しかけられると性格的についつい話をしてしまうし、同好の士がいるとマナーが悪いのがいると気分が悪くなるからだ。で、ここに春先の一時期、わざわざ銀色のケースにカメラとレンズを入れ、三脚を立て撮りに来ているおっさんがいた。隣接している児童公園から自転車で子供が来ても三脚はそのままだし、お散歩で通りがかった人が携帯やコンデジで撮るのもアングルに入りそうだとあからさまに嫌な顔をするおじである。私はそういう輩とは関わりたくないので、いつも近くのベンチでそのおっさんの行動を見ては、「やっとるな、あのおっさん」と思い「おれもああいうおっさんにだけはならんとこ」と気持ちを新たにしていたものだ。

 しかし、ある日私がベンチに座りそれでベンチにあいている木の穴が面白くてカシャカシャ撮って顔を上げた時にそのおっさんと目があった。その時そのおっさんが小馬鹿にした様に私を笑った様に見えた。それまでのおっさんの行状もあったので、「ほほう」と言う感じになった。根が関西出身の私のやんちゃ心に火を付けたと言うところだろうか?もう半年近く立つので勝手に時効にしてしまおう。
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  私の出で立ちは大体決まっている。レンズは、朝出かける時の気分で決める。殆ど付け替えることは無いがいつも予備一本と、テレコン、予備カード、電池と後はお財布等だ。これをクランプラーの5Mダラーに入れてたすきがけである。それで今は伸男であるが、当時はE-330には最初からメインのレンズを付けて右肩にかける。そして長めのレンズを使う時用にMonostatの一脚を左手に持つ。人に小馬鹿にされる様な格好ではない。(きっぱり)

  翌週、来ていればやってみようと思った。今フォルダを見ると3月17日だ。E-330にはやはりこういうおっさんの撃退にとZF25/2.8を付け、鞄の中にはOM90マクロをちょっとした小物と共にバッグに入れた。境川でZFでお目当ての草むらの写真を撮って、普段なら公園はグランド横をショートカットしても良かったが、花壇園の方にいくと案の定おっさんが来ていた。おっさんが先週、先々週と「注意喚起」したせいか、おっさんの周りに子供が突っ込んできたり、足を止めて携帯で花を撮っている人もいない。

(すいません。くどいようですが、ここから先は本当は撮影者としてはやってはいけないことです。ほめられた行為では絶対にありません。ここに集われる真面目な方は、「あくまでやってはいけない悪事例として」読み流して頂き、くれぐれもまねをしない様にお願いします。Hiro的にも今は深く反省しております。)

  私は、注意深くそのおっさんの被写体側に私の影がかぶらないのを確認しつつ声がかけられる程度の斜め後ろに立って、おもむろに声をかけた。
Hiro「すいません、この横で撮らせてもらって宜しいですか」
おっさん無言で一瞥。
Hiro「やっぱり、この逆光気味のところが良いんでしょうかね」(実際はそこからでは斜光)
と言いつつ、私はわざわざバッグに一旦しまっていたカメラをバッグから取り出した。

(私もそれとなく観察したが、一応機材はそこそこのものを使われている様である。全くの初心者ではない。しかも向こうの方が高価だし(笑)年配なので、まずいかな~と思った。が、この距離で敢えてズームを使う意図がわからなかった。APS-Cであるから画角から言ってあのレンズ(書いてしまうとメーカーわかるので(苦笑))ぐらいは使っても良いものをと思ったものだ。三脚も頑丈だと言えばそれまでだが、ここで花を撮るにはオーバーなレベルのモノの様な気がする。何となくちぐはぐ感が漂うのだ。)

おっさんは、話しかけるなよと言う感じでぶっきらぼうにうなずくような一瞥する様な、、そして、「OLYMPUS」のロゴの入ったごろごろんとした私のカメラを見て「相手にするほどの輩でもない」という感じで三脚をいじったりしだした。

私は、それからおもむろにモノスタットの一脚を一旦伸ばした後最短に近い長さにセッティングし、それからマンフロットの雲台にE-330をつけそして、Distagonを付けた。この時点で横からのおっさんの視線を感じた。関心は持った様である。(しめしめ)次に(普段はそんなことは滅多にしないのだが)銀一のグレーカードを半分のA5に切っているのを取り出し、ワンタッチWBを撮った。そして、一脚を抱え込む様ないつものスタイルで、液晶をほぼ上に向けたウェストレベルスタイルでぱちぱちとまあ撮りだした。「よし」とか、「なるほどなあ、そういうことか」と言うのをつぶやきつつ撮ったのは言うまでもない。

Hiro的にはもうこれで十分だったのだが予想外におっさんが、このE-330と言うカメラとオリンパスのフォーサーズなるものを知識として知っていた様で

おっさん「それって、液晶で見るってカメラか」

Hiro「はい、そうです。こういうマニュアルのレンズで遊ぶ時には見やすいんですよね」

おっさん「あんたも見ていると、写真が好きなようだね。」

Hiro「まあ」

おっさん「ちゃんと、基礎からやった方が良いよ」(な、何~)

Hiro「我流ですけど、楽しんでますし」

おっさん「おれもまあ我流のところはあるけど機材は選ばないと」(えっ)

Hiro「でも、私にはこのカメラ合っているみたいなんで使いやすいし、、」

おっさん「いやあ、色々勉強はしてるみたいだけどそれだけじゃ、ちゃんとした機材を使っているとそれに合わせて基本も身に付くんだよ」(け、けんか売ってんのか、おっさん)

Hiro「そうですか。やはり、お見受けしたところ××(メーカー名)のものがやはりよいんでしょうか。かなりの機材というのは私でもわかりますが、撮影の基本まで変わりますか?」

おっさん「何というか、私も人に言えるほどの腕じゃないけど、、」
おっさん「やはり、一流の機材を使っていると緊張感や気合いが違うし写真に現れてくると思うんだよね。」

Hiro「でも、それじゃオリンパスじゃあだめですかねえ。」

おっさんは話し始めると、うんちくというか教えたがりの様でかなり臨界点に達していた私にとどめをさしにかかった。

おっさん「なんて言うかなあ、ダメとは言わないけどね。やはりこう被写体に向かう心意気だよね。」

Hiro「でも、それは心の問題で私は、このカメラでこうして撮る時にも被写体に集中していますよ」

おっさん「いやあ、レベルの問題でね。やはり花に向かってそれをきれいに撮るとなると集中心もいれば、花に対する敬意って言うものもあるだろう。そういう気持ちが写真にも現れると思うんだよね。」

Hiro「うなずくのみ」

おっさん「となれば、やはりこちらもそれなりの装備というかそれで向かい合わないと」

Hiro「つまり、そういう敬意なりを機材なりをきちんとしたもので揃えると言うことで敬意を現す、そして自分の心も気合いを入れる→結果的に良い写真が撮れるということですか。んじゃ、私みたいにオリンパスでお茶を濁している様なものはいつまでたってもなかなかあなたの様なレベルに到達できないと言う事ですか」

おっさん「いやあ、まあ人それぞれレベルというものがあるし求める水準も違うからね。私の様にそういう事を考えるのもあれば、それぞれでしょう。あなたがそれで満足しているなら、それでいいことだし」

Hiro「わかりました。また色々勉強させてください。失礼します」と言った。瞬間、私は第二Rを決意した。

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おっさんは、何か小生意気そうな輩が説教を諄々と受け入れたので気をよくしたのか、三脚をまた少し拡げたり直したりしながら撮影に戻った。敬意を払う機材を載せた三脚は大きく拡がり、敬意の対象の花壇の端に食い込み、この芸術を理解せぬ輩の進入を拒む様に道にもはみ出している。

私は、丁度そのおっさんの撮影している円形の花壇の丁度反対側に位置するところに場所を変え、OM90マクロに変えた。花壇はわずかずつではあるが中心が盛り上がっている上に、直径も少し大きな声を出せば届かない訳ではないが、かなりの距離はある。おっさんが先ほどの位置より少しずれたので私の方が逆光に近く、おっさんの方が順光に近い。案の定おっさんが引っかかった。もう私の方が弟子みたいな乗りになっている。(苦笑)

おっさん「おーい、きみ。そこじゃ真正面で困るんだよな」

Hiro「何が困るんですか~」と言いつつカメラだけをはずして回り始める。

おっさん「被写体狙うと君の影が入るんだよ」

Hiro「真ん中出っ張っているし、そのアングルで入りますかね」

おっさん「わかってないなあ、このバックにそのまま君がいた辺が入るよ」

Hiro「それを言ったら私も入るけど私は気になりませんよ」

おっさん「君はそういうのを気にしないだけだろう」

Hiro「いいえ、画角の違いもあるかもしれませんが仮に入ったとしても私のレンズならこの距離の背景はぼけぼけになっていて人がいるかいないかなんてわかりませんよ。」
Hiro「嘘だと思うならここからあの一脚がある辺を入れて液晶に出しますから見てみますか?」

おっさん(明らかに近くの花にフォーカスしているのに)「あの真ん中の方を狙いたい時にじゃまんなんだよ」

実際にはおっさんのレンズで真ん中をねらったとしてもそもそも私がいたところは見えても精々しゃがんでいるので頭が出るかでないかである。実際にのぞいて確認しているわけでないのは明らかだ。これを見越して、、

Hiro「だったら、絞りをあければいいじゃあないですか。F2位まであければ何の問題もないはずですよ。私のレンズであけて大丈夫ならあなたのレンズは私のものより被写界深度が更に浅いはずだから大丈夫ですよ。」
Hiro「良かったら、ここで一緒に撮って試してみてもいいですよ。多分このカメラならちゃんと写り込まずに撮れますから、、、」
Hiro「それとも、あなたのカメラでは無理って言うことはないでしょう?」
(勿論、おっさんのズームの開放F値がF4であることを見越してのことである。)

この辺で朝の公園でいい年したおっさん同士が何かもめているようなのでお散歩途中の人とか遠巻きに視線が集まってきた。

おっさん「とにかく、被写体の方向に君が見えると集中できないんだよ。そんなのは常識じゃないか」

Hiro「と言うことは、写真に写りこむかどうか関係なくあなたの集中をさまたげるものはここに来たらあかんということですか?なら、ちょっと話が違うからちょっと荷物取ってくるから話し続けましょうか」と言いつつ、荷物を取りに一脚の場所に戻った。勿論、おっさんに対して時間を与えるためである。案の定、おっさんは聞こえるか聞こえないかの捨てぜりふを吐いて立ち去った。

申し訳ないが、その後私が散歩する時間にそのおっさんと遭遇することはない。

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与太ついでに、書くとここの××に人がそれぞれカメラのイメージをする時に少なくともオリンパスが思い浮かばれる様なイメージはついて欲しくないと思うのである。(笑)この辺はオリンパスはまだ清廉なイメージが残っていると思うのだ。(おっさんのいう「一流」の機材にはなれないかもしれないが)

後、こういうのが似合うDSLRにはなって欲しくないなと言うイメージがある。確か田中長徳さんの著作に出てきた金満のおっさんの話である。(嘘か本当かはわからない)

つまり、リッチなカメラ好きのおっさんであるが、
週末にちょいと一泊で写真を撮りに行く。行き先は伊豆あたりの内風呂の露天風呂がついた離れ屋なぞがある旅館だ。それで、ご自慢のDSLR一式にこれまたご自慢のプリンター、PC一式をクルマに乗せる。そして、傍らにはエロ可愛いモデルを侍らせるわけだ。

ついたらおもむろに、どうでも良い様な写真をモデルと一緒に撮り夜はこれまたそれをモデルをはべらせながらA3で印刷して、うまいもの食って、ちゃらちゃら鑑賞しながら、上手とほめてもらいつつ夜は更けてゆくというこういう話である。

今のところ、このストーリーに似合いそうなDSLRを上げよと言われたらオリンパスは出てこないだろう。(笑)こういうおっさんの似合うカメラだけにはなって欲しくないと思うのである。

と言うわけで、オリンパスはこういうおっさんに使って頂くのも否定はしないが、少なくとも環境配慮や、いのちを預かる光学機器を作るオリンパスのイメージに合わない様なことはユーザーとしてしたくないし、その辺の矜持はもちたいものである。
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by hiro_sakae | 2007-09-24 00:19 | 雑記諸々


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