2007年 10月 06日
E-330っていよいよ終焉間近、、、後継機は?
  先月終わりのリニューアル後に始めてオリンパスオンラインショップを訪れたらE-330は既に販売終了となってしまっていた。そして、気がつけば価格コムでも登録が過去機種に、、でどうなるのか?3xxの続きかそれとも、、



  第一章ボディの内、E-1はE-3へ、E-500はE-510へと第二章へ引き継がれた。そんな中で、第一章唯一E-300→E-330と二機種リリースされながら去就の定まらないのがこのE-3xx系である。恐らく第二章スタートの3ボディが揃うと言うことでこのE-330も遅かれ早かれディスコンとなるのだろう。

  第二章でE-510、E-410とE-3桁機の型番はグレードが上がるほど数字が大きくなると言う形になった。となると仮に後継が出てくるとしてこのE-3xxと言う型番で行くのだろうか。どう考えてもおかしい。一方で以前からくすぶっている一桁と3桁の間の中型機構想の行方がある。最近、ファンになられ方はご存じない方もいらっしゃるかもしれないが、この中型機構想はオリンパスがE-300を出した頃から話題には出ていた。

  そして、これは別にファンの勝手な期待という訳でもない。最近ではPMA2007で今回の第二章スタートにあたりE-systemの商品企画を担当した商品戦略部商品グループ課長の寺田氏が当時のインタビュー記事ではっきりE-二桁機の開発を表明している。上記記事の問題の発言を引用すると以下の通りだ。

----引用始め

──E-システムの第2章が始まるということで、エントリークラスの2製品とプロ向けのE-1後継機種以外に、その中間にあたるハイアマチュア向けカメラを求める声もあるのでは?

 「それは追々、E-1後継機を完成させてから取り組んでいきます。もちろん、システム全体のラインナップの中に、2桁型番の機種も盛り込まれています」。
----引用終り

額面通りに読めばE-1の後継機が出来たら、次は二桁機だよ。とまんまその通りである。ようやくE-3がと言う時に気が早いかもしれないが(苦笑)このE-二桁機、仮にこれをE-30として話を進めてみたい。E-30とするのは、
・過去にE-10,E-20は使われているのでその次と言うことでE-30
・E-3xx系の後継機と言うことで3を入れる。
・一桁機と同じ3で揃う
と言うところから、もし中型機がE-3xx系の実質後継とすればこうなるのではと思うからだ。

そして、私が妄想するところは下記の通りである。

1.商売上の理由から出るのでは、、、

何のかんの言いながらも、オリは今年度は公表目標であったDSLR50万台が行くのは見えてきたようだ。去年の瀕死の状態から見れば回復したが非常に厳しい言い方をすればこの50万台は去年度と同じ目標数字だ。E-330発売以降、フラグシップ機どころか1年以上新機種がリリースされなかった状態から、1年の間に3機種を投入したわけであるからようやく体制が整った状態と言える。
機種自体の性能アップや、営業戦略もあるだろうがとにもかくにも新機種が安定的にリリースされないと営業上はどんなに頑張っても限界があるというのを嫌と言うほど味わったのでは無いかと思う。

オリの現行の手持ち機種で、例えばキヤノンさんと同じ様な18ヶ月程度のバージョンを更新していくとした場合、E-410は2008年秋頃、E-510は2009年のPMAの頃となる。早い話が、来年秋まで空白が空いてしまう。秋と言えば、キヤノン、ニコンの普及型も2年を迎える。キヤノンのキスデジはこの18ヶ月更新で言っても来年の春迄には新機種となり、ニコンも変わるだろう。それにソニーのα100系も加わるかもしれない。オリンパスは当然、来年は更に上の目標を掲げてくるだろう。となれば、来年の秋まで新機種の投入が無いというのは辛いのではないか。

2.では、どこに投入すべきか?

キヤノンは恐らく、普及型は新型のキスデジ、中型はEOS40Dの二枚看板で来年突っ走り、新機種を出すとしたら恐らく追撃撃破の為のフルサイズに向かうだろう。ニコンも対抗上、40~80を何れ入れ替えてくるが、今年までの全てDXに注力というわけにも行かない。最近の勢いで行けばここはキヤノンに対抗してフルサイズを更にてこ入れする可能性も大いにある。そして、ソニーはフラッグシップ機としてのフルサイズ投入と、普及型の入れ替え程度では無いだろうか?

つまり、オリンパス以外の他社はフルサイズ機にエントリーするもしくは追加投入するというお仕事を抱える状態にある。特にキヤノン独占のこの市場に橋頭堡を築けるかどうかでニコン、ソニーは手抜き無しに戦わざるを得ないし、迎え撃つキヤノンとしてもこの市場での「実戦経験」には乏しいためお手並み拝見と高みの見物というわけにはいくまい。ここの攻防と、DSLR事業のボリュームを稼ぎ出す各社の普及型の売れ筋ラインを更新すると言う事に注力せざるを得ないと思うのである。

では、オリンパスはどこを狙うのか?普及型は現行3桁機の後継が担うとして狙うゾーンはE-510とE-3の真ん中である。正にオリンパスが新ラインを追加するには良い環境が整いつつある。

3.何故良いのか?

ここが穴になるのである。出来れば夏ぐらいがベストかなと思う。E-510の上値段にしてボディで10万から13,4万円(丁度L10と同じぐらいか)、ここである。ここはキヤノンの40Dが狙ってきたゾーンだ。(キヤノンはこの辺は本当にうまいと思う)
しかし、40Dも来年の夏から秋にかけては発売後1年近く立ってくる。また、ニコンのD300はこの価格帯まで下りてくると購買層のバッティングは無いはずだ。そして、ソニーはここにはこないはずである。そう、この普及型の価格ラインナップの上限のちょっと上というのが盲点になっていたのである。したたかなペンタックスがK10Dを投入し、二強に一泡吹かせたゾーンである。

そして、ここの価格ゾーンがこの秋の新機種や私の予想ではこのままでは40Dの一人舞台になるような気がする。従って、ここに40Dの新発売効果もはげて少し勢いが衰えた頃にどんと投入するのだ。そして、この価格帯への投入は今年度急増したフォーサーズファンの中で買換時に同じ3桁機ではなくワンランク上を所望する既存ユーザーにE-3以外の選択肢を用意する上でも重要だからである。

4.で、どんなカメラになるのか?

今年の春以降出ている特許で「一眼レフ」と名の付く特許の殆どは実施例をE-3xx系の機種を使ったLVA&B搭載機が殆どである。出願ベースが2006年3月頃に集中しているのと、明らかにE-330系に搭載されているものと、見送られたものが混在している。一方で、私自身はこのほぼ毎月の頻度で公開されるE-3xx系の特許を見ながら(特にE-330にはまだない使い勝手を向上させる技術等)も、これを以て妄想をふくらませることが出来なかった。

一つには、光学ファインダー系が厳しい。E-330とE-410では明らかにE-410の方が良い。加えて、中型機と言うことで3桁機との差別化のためにペンタミラーをE-3で開発した高屈折系ペンタプリズムに変えたとすればその差は埋められない。E-3のエピソード等の図面で見るとペンタプリズム自体は3桁機に載せられないほどばかでかいという感じでもない。後ろのルーペ系が奥行きを使っている。従って視野率、もしくは倍率のどちらかを若干落とせば3桁機と変わらぬ大きさも可能であろうし、510よりやや大きくても構わないとなればのせられる可能性はまた高くなる。そう言う意味では、3桁機と共通の通常のペンタ型でも高倍率を可能にした意味では今回の高屈折系ペンタプリズムの開発はリレー系よりメリットがあるかもしれない。

もう一つは、E-330発売当時から言われている現行でのLV-Aの画素数アップの限界が破れるのかというところだ。E-330では最後のハーフミラー分岐で、LV-Aのセンサー側に30%の光量が割り当てられている。そしてこれを5MPのセンサーで受けるが、光量不足を補うためにこれを9画素を画素加算している。従ってLV-Aでは5MPのセンサーを使いながら画素が粗く、LV-Bの様な拡大やMFが事実上困難になっているわけだ。(その分、TTL-AFがストレス無く行えるのがLV-Aの最大の利点でもあるのだが、、)

この辺をクリアーするあっという技術が何か潜行して開発されているのだろうか?その他今回のエピソードで様々なAFを検討した結果、やはり現行ではDSLRの要求を満たすのはTTL-AFしかないとしている点や、もう一機種中型ボディを検討していると言いつつ、第二章スタートではボディのベースはE-410系とE-3の二つと言っている点等考えると、少なくとも第二章の中型機ボディはE-3xx系では無い様な気がしている。加えて、この流れを持続するためにE-3の開発以降(8月からスタートしているとしても約1年)着手となると、現行の第二章の開発の成果をベースに中型機が作られるという気がする。

5.具体的には、どんな感じか?

となると、パターンは3パターン考えられる。

A.E-3のボディをベースにやや小型化したディチューン版

E-3があのボディ容量で且つE-1並かより軽量化されてくるのなら、ボディは基本的にE-3と同じでも良い。SWDレンズは売りたいだろうから(笑)これと組み合わせの最速AF周りと高屈折系光学ファインダーを同等とする分、防塵防滴部分や、LVを多用しない人のためにLVを固定化してしまうと言うのも考えられる。ボディ外装を金属製ではあるがあそこまで作り込まず、凝ったマルチアングルをやめればそれだけでかなりコストダウンが図れるし、マルチアングルを省いた分幾分かは小型化も可能だろう。

そして、例えばバッテリーグリップ等のアクセサリはE-3と共用で使えるという形か?

B.逆にE-510のボディをベースにバージョンアップ

パナのL10のイメージか?コントラストAFが使えない代わりに光学をペンタプリズムにして、外装に金属を採用とかそう言う感じか?ただ、これが難しいのは恐らくこれら(マルチアングル化新型AFセンサーディチューン版等)は順当に行けばE-510後継に載ってきそうな気がする。そうなってくるとE-510後継とこの中型ボディの差別化が難しい)

C.E-410のボディをベースにバージョンアップ

松竹梅のボディのメインストリームはE-410,510の後継とE-3に任せる。上のBの様なものはE-510をもう少しE-410と差別化をさせる方向で吸収する。そして、E-410の「エンスー版」みたいなモデルを投入する。

具体的には、E-410をマグネシウム外装化し防塵防滴。ペンタプリズムに光学系を換装する。AFはE-410は後継より一足早く新型AFセンサーに換装する。これに中型機以上の特権としてバッテリーグリップ等を付ける。(もちろんE-410でも使える。)マグネシウム外装化でやや重くなるが丁度OM-1程度の重さ。ペンタプリズムを載せる際に大きさがネックになるのであれば、思い切ってフラッシュをレスにしてあの特徴的な「ペンタ部」を出してしまっても良い。

普段は超小型のカメラであるが、いざとなればグリップを付ければバランスも良く防塵防滴で普及型機とは一線を画す機動性と耐久性を発揮するという形だ。少なくとも他社の中型機では比較にならない超小型軽量機が誕生するし、これなら、基本シャシやE-3の開発技術の改良で何とかなりそうである。

とまあこんな感じだ。マルチアングルもフラグシップ機の称号もいらないし、普段は思いレンズ使わないからとにかく小型軽量が良い。そしてただただAFセンサー、撮像素子、光学ファインダーだけは出来るだけE-3に近いものが欲しいという人向けか

うーむ。これ、欲しいし売り方をうまくすれば売れそうな気がする。と言うか伸男同様他社では絶対出てこないコンセプトだと思うからだ。何れにせよ、ここのところその年のオリのE-systemの動向は毎年PMAの頃の発言、リリースがベースになっているので要注目である。
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by hiro_sakae | 2007-10-06 23:04 | E,Pen-system関係


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