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2007年 10月 07日
E-1,E-3の電源周り後は、サポート期間の違い
  下の90マクロのコメントでunfinishedさんがE-1のバッテリーグリップのバッテリーの件でコメントを寄せられていたので、少し記事を、、




  E-3の発売がいよいよ間近と言うことはE-1は正式にディスコンになる。実際上もディスコン状態かもしれないが、今後のサポートを考えるとこの「正式の販売終了」と「実質販売終了」には大きな差がある。修理用部品の保存期間年限等の販売終了後という起算日はあくまでこの正式販売終了後となるからだ。ボディは比較的新製品の交代がわかりやすいがDSLRで注意して頂きたいのはレンズの方であろう。次の代替わりが出て旧バージョンになってしまってもカタログ落ちせずあくまで現行品扱いであればこの保有期間後の日数のカウントは始まらない。ボディと違ってレンズの場合は旧バージョンがすぐにディスコンとならず併売されいつの間にかディスコンというのもある。現在のレンズはレンズにも電子部品が入っているためにこの補修部品が無くなればレンズも使えなくなってしまうからだ。(従って、竹も今回の入れ替えで現行レンズがディスコンになるのであればこの辺の対応も確認するつもりである。)

  ちなみに、私が使っているE-300は2006年1月にディスコンとなり、その後オリンパスに確認したところ修理用の部品保有年数は6年でその後は部品が無くなり次第アウトという話であった。カメラの場合注意して欲しいのは、一眼レフなら一眼レフのグレードによって必ずしも全ての製品を同一年限部品保有しているわけではないと言う事だ。恐らくE-1はプロ使用のカテゴリーであれば10年程度になるのかもしれない。この辺はディスコンになった段階でオリンパスのサポートに確認しようと思う。(もし、知っていらっしゃる方がいれば教えて頂ければ幸いである。)

  もう一つ、注意して頂きたいのは本体の保有期限とアクセサリはまた別だと言うことだ。この辺も気になる方は確認しておいた方が良い。unfinishedさんの情報では、E-1のバッテリーグリップ専用のバッテリーに関しては、バッテリーが販売終了後も修理交換扱いで修理に出せば対応はして頂けるようである。E-300,それからE-3の予定されているバッテリーグリップと違い、E-1のそれは専用グリップを使うところだけにこれを使用する人にとっては気になるところではあろう。

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  ただ、総じてカメラメーカーの特に一眼レフ等の製造終了後のサポートは他の商品等と比較しても良心的である。オリンパスのOMなども既に修理部品は払拭しておりホームページ上では修理不能のカメラになっている。実際にそういう部品を使う修理は不能である。ただ、部品修理を伴わない調整や清掃はサポートセンターに頼むとやってくれた。OM2-SPの内部清掃をやってもらいたい時に町の修理屋でOM2-SPはペンタ部の基盤が込み入ってらしくあけるのを嫌がられた際も、オリンパスにメールを送れば普通清掃扱いであれば受けるという話であった。

  また、DSLRになりマニュアルの類がPDFでアップされるようになったが、それ以前の説明書も古い型のものでも原本が保管されているものは数百円のコピー代の実費でそのコピーを作ってくれる。どこまで古いものがさかのぼれるのかは不明だが、私が実際に依頼したものではOMはもとより、PenDやEEの時代もOKである。コピーもただコピーしたというものでなくきちんと両面コピーで本来のマニュアルと同じサイズにしてホチキス止めで製本してくれる。もしオリンパスの古いカメラで使用法等がわからない方は一度利用されてみても良いだろう。

  E-systemに関しては、私はまだ一度しか利用したことがない。去年の秋頃にE-300のスクリーンに傷を付けてしまいこれの交換を宅急便でお願いした。どうせ頼むのならとついでにシャッター等の調整とボディ内の清掃をお願いしたがこの程度であれば、スクリーン交換の基本修理代の中で込み込みでやってくれるようである。またスクリーンも部品代としては数百円だったのはびっくりした。(原価ってこんなに安いものだったのね(苦笑))

  と言うことで、修理補修部品は販売中はもとより販売終了後もDSLRは手厚く保護してくれるようであるし、E-300の様にデッドストック品があればオンラインショップで消耗品やアクセサリの単品販売も行われるようである。しかし、消耗部品等はそのためにいちいち修理扱いで送るのも面倒であるし万が一ストック切れになった時のためにそろそろ手当てしておいた方が良いのかもしれない。私は、E-1ではグリップは一時使ったが、今は使わない。ただ、アイカップをめがね使用で安定するので大型のものに替えている為に、これだけはストックを購入した。

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  さて、DSLRで確実に消耗する部品と言えばバッテリーであろう。今のリチウムイオン電池は性質上永久に使えるわけではない。E-systemとして考えた場合ありがたいのはこのバッテリーに関してE-510と恐らくE-3もE-1から同じBLM-1が引き続き使われることだろう。これでまた当面現役バッテリーとして供給され続けるだろうし、サードパーティ製の廉価なバッテリーや既に使っているボディとバッテリーの使い回しが効く。この辺はありがたい話だ。E-410は一回り小さいBLS-1であるが、こちらはまだ出たばかりの機種で今後も続くだろうからこれはこれで安心である。

  問題は先ほどのE-1のバッテリーであるが、ストックで買っておくと言うのが一番無難であろうか。純正品はちーと高い。ジャパンバッテリー等は既にこのBLL-1互換はディスコンになっているようであるが、今見たらROWAはまだ扱っている。パナのセル製で6980円だから保険として悪くないのではないか。私も一時使っていた時にこれとおなじパナ製のROWAを使ったが問題は無かった。興味のある方はROWAで検索したらたどり着くと思うので見て欲しい。

  最後にE-3のバッテリーグリップはと例のE-3スペックのリークPDFをみたら、
・BLM-1(現行E-510等のバッテリー)2本
・これに替えてLBH-1も可(現行品でCR123A3本でBLM-1一本になる)
に加えてこのバッテリーホルダーの付属品として
・AABH-1と言う、AAバッテリー(単三電池)でこのホルダーを使うアダプター
が付属するようである。
従って、グリップを付けるといざとなれば専用バッテリー以外にCR123Aや単三でもE-3を駆動可能と言うことでこれは地味だが機動性の確保という意味では進歩したと言えよう。

  とまあこういう感じだ。DSLRのシステムとして発展していくために何年かおきに機種がブランニューされていくのが必然でもあり、それをまた楽しみにする一方で別に手になじんだカメラを手放さず長く使うというのもまた楽しみの一つでもある。仮に登場回数が減り、メイン機材が新型に移行したとしてもちょいと久しぶりに連れ出すかというのが安心して出来るというのはありがたいものだ。この辺はカメラがDSLRになろうとも電化製品では無いところだろう。

by hiro_sakae | 2007-10-07 21:12 | 物欲あれこれ


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