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2007年 11月 23日
やっと届いた。光学ファインダーがやはり違った。とにかく良かった
  とりあえず、届いたので梱包を空けストラップを通し持ってみた印象は手持ちだとあまり重さを感じない。ストラップで下げているとやはり重量感はあるが重い重いと言うイメージをふくらませていたからか、質感と比例している感じで違和感は無かった。とりあえずマニュアルを読みつつ、電池を充電している間にOMレンズでファインダーを確かめてみたが、、、



  これは、何と言ったらいいのだろうか?フォーサーズファンの私が言うのも何だが、「これでもうファインダーのことでとやかく言われることは無いな」と思った。OMレンズの35ミリと、90ミリで確かめてみたが、切れと見えが違う。E-1のピントの切れをそのままに拡大したような感じだ。私の様なめがねをかけていると、これでも四隅がはっきり見渡せるぎりぎりのところである。

  また、無理にスクリーンを拡大したようなざらつきも当然なくすっきりくっきりと見える。当たり前だがMFは格段にしやすくなったと言えよう。また、明るさによる変化も当然絞りに応じて暗くなるが、蛍光灯1灯の部屋でF8まで実絞りを絞ってみても暗いもののMFが出来る。おもむろに開放F2に戻してピントのずれを比較するがほとんどずれがない。実際のZDで一番暗くなるレンズは梅ズームの18-180の望遠側でF6.3と言うのがあるが、殆どのレンズは梅でもF5.6以下なのでMFでアシストするとしても問題ないし、E-3の組み合わせで多いと思われる竹ズームに置いては、2倍テレコンを使った場合でもMFアシストは問題無さそうである。

  後、ノーマルでも十分なファインダーであるが、広ければ広いほど良いという人もいるかと思い(笑)、1.2倍マグニのMF-1を装着してみた。当たり前だが問題なく装着出来る。これだと私は四隅がそれぞれ切れる。見渡そうとすると少しぐるっと見渡さないと行けない。したがって常用はしないと思うが、これが期待していなかったがこのマグニをつけても非常にあわせやすい。個人的には四隅を捨てても良いか、裸眼でこれが支障ないのなら悪くないかもと思った。少し意地悪をして、わざとコーナーぎりぎりでMFを試みたが像が流れているようなところもなくくっきりと合わせられる。少し目を回して四隅を確認しているとフォーマットの違いこそあれ、OMにアイカップを付けていた時に四隅が見づらくて同じ様な所作をしていたことを思い出した。1.15倍×1.2倍であるから、35ミリ換算で0.7倍。APSどころかフルサイズDSLRと同等の広大なファインダーが拡がる。尤も、個人的にはノーマルの方が目を付けた時に安定するし、ノーマルでも全く問題ないし、むしろ使いやすいぐらいであるのであくまで興味のある人は試してみれば面白いと言ったところだ。

  もう一つうーむと思ったことがある。部屋の中でレンズをのぞきながら、コップや机の上の小物を葉っぱや枝のつもりでピント合わせをしながら試してみた、もとい遊んでみた。(笑)すると、「おお、あれこれ書いてあったのは本当だったのか」と思ったことがある。それはAFの測距点のちらばり、位置というものであろうか。この測距点の配置についてオリンパスは多点の数にこだわることなく、使いやすさを熟慮の上決めたと言っていたが、実際にOMレンズでAFを意識せずMFでフレーミングを行った際に、MFでのフォーカシングポイントがこの測距点と重なるのだ。全部ドンピシャと言えば大げさになるが、それでも測距点の四角形の角に接する外円で良ければほぼそこに重なってくる。これは私の構図が単にありきたりだと言われればそれまでだが(笑)少々驚きであった。この辺は、実際に撮影を行う中で検証していきたい。特にこの測距点の分布では、ぱっと見た時に3-5-3の11点でなく4-5-4位でないとゾーンの4隅が足りないのではと勝手に思っていたので尚更そう思ったものだ。

  ボディのグリップに関してはある程度大きさがあるので右手は十分なのは当然としても、左側も後方の下部のエッジを落としてあるが、これはなるほどLVを出してウエストレベルに構えて左手の手のひらにボディのエッジが載る際に角が痛くなくて且つ安定する。また左前面の下部は少しえぐってあるが、左脇をきちんとしめてレンズを支えにいくとこのくぼみに左親指付け根が通りぐっと安定するほか持ち直して、左手で上部モードボタンを押す際にはこのえぐったくぼみが薬指、小指等の指がかりになって丁度良い。また右手グリップもE-1と比較して、グリップの奥行きは浅くなっているのにレンズを付けて右側だけで持っている時むしろE-3の方が何故安定するのかわからなかったが、何度も右手で持ってこねくりまわしているうちに気づいた。(笑)右手の親指の右側が親指が安定するように出っ張っているのだが、ここの出っ張りをE-1よりも深くしてありかつ出っ張りのピークが若干下がっている。E-1だとこの出っ張りにきっちり合わせるとボタンを押す時に親指をずらさないといけないが、E-3の場合は左右の移動で届く位置にボタンがあるのでこの辺は意図的に変えたのが感じられる。

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 多分、使っていけばもっと色々な事や、気配り?が見えてくるのかも知れない。良くも悪くも使ってみないと良さがわからないのがオリのカメラだからだ。(笑)しかし、箱を開けてあれこれ触っているだけでも、やはりE-systemの一桁機として十分に練られ、他の機種とは価格差だけは割り切れないフラグシップ機としての手間暇をかけてもらって出てきたんだなあと言う気がした。E-1は手元に置いておくという人も少なからずいらっしゃるが、この絶対性能が仮に年を経て最新のものに劣るとしても、或いは他社の中型機に性能で劣る部分があったとしても、そういうものを超えて、ものとしての作り、意気込みを感じられるのがフラグシップ機に与えられた特権とも言え、E-3もE-1の後継としての血筋を引いているものだと思った。(尤も、こんな作り込みが画質に何の影響もないと言われれば返す言葉もないし、気にならない人には無用のことでもあるが、、)

 何れにせよ、無事に来てくれた。良かった。いよいよ明日は、初散歩。機能もよくわからないものがあるが、とりあえず持ち出してみたい。

by hiro_sakae | 2007-11-23 21:22 | E-x,E-xx関係


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