2005年 02月 20日
一眼レフの読みを誤ったのは フォーサーズだけではない?
フォーサーズの批判の中に「デジタルに最適化するにしても別にフォーサーズでなくAPS-C」
にして、それに最適化したマウントを創れば良かったのではと言う議論がある。どうせ1から創るのだからである。

これは、正直それでも良かったかなと思う節がある。こんなにデジタル一眼レフの市場が立ち上がり、コスト的にも安くなると思っていなかったのも事実であろう。

ただ、誤解を恐れずに言えばデジタル一眼レフを立ち上げようとする場合、マウント自体を変えてしまうと言う選択は他社にもあったはずである。

過去の歴史から言ってもM42マウントに縛られず各社が独自のマウントで立ち上げ結局M42に縛られたペンタックス他のメーカーはニコン、キャノンの台頭を許してしまった。

そして、一大変革となったオートフォーカスにおいては各社互換性を維持しながらマウントを変える中で、キャノンがFDマウントを切り捨て、EFマウントを立ち上げた。結果どこが最終的にAF一眼レフの覇者となったかは一目瞭然である。

今回のデジタル移行も、キャノンだからこそ過去のEFユーザー用の暫定的なモデルを残存しつつ、新マウントを立ち上げると言うことも可能だったはずである。誤算はこれに加えてニコンが従来通りマウントを替えず、APC-C一本で参入し、市場がブレークしてしまったことであろう。

対抗上、キスデジ等で市場を押さえる傍ら私としてはユーザーの声に押される形でこのAPS-C用のEF-Sレンズを出してしまったことがキャノンにとってルビコン川を越えた事になったのではと思う。
キャノンは、フラッグシップのフルサイズデジ一眼が有る以上、Lレンズは出さざるを得ないが、恐らくハンパな数でない、EF-Sレンズを売ってしまったために、EF、EF-Sレンズという二つの過去の資産を抱える形になってしまった。これの集約をするのか、力業で二つのラインを維持するのかは定かではない。

逆に、デジタル専用レンズを出すスピードが遅い、ペンタックスやコニカミノルタはメーカー的にキャノンの様な力業が出来るわけでもなくこのまま今のマウントの上にデジタルレンズ資産を重ねていいものか悩みもあるのではないかと勝手に思っている。

マウント変更は鬼門である。しかしながら一眼レフスタート期にニコンは、当時のユニバーサルマウントM42を採用せず、新たにFマウントを作り銀塩MFの王者となった。AF後名実共に覇者になったキャノンもEFマウントで成功した。違いを言うならば、このときは前者はペンタックス、後者はミノルタという他社の先行組に追随して成功を収めた。今回は皮肉にもこの両巨頭自らが先行組となったところだろう。何れにせよ、そういう過去の一眼レフの技術革新時の攻防と併せて考えると、面白い。
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by Hiro_sakae | 2005-02-20 16:50 | E,Pen-system関係


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