2008年 03月 20日
つまるところ、あのE-510みたいなものは一体なんだ?
  オリンパスがまた、何とも悩ましいモノをPIE2008に展示した。例のE-510改と思えるモデルの展示である。既に、各種板や下の方の記事のコメント、支店の方にもするどい予想、推測が記されている。まあ、オリファンは第一章時代の不規則且つ先の読めない機種リリースや、E-3誕生までの紆余曲折の中で限られた情報から「オリの意向を読む力」は他社ファンとは比較にならないほど相当「実地訓練」を積んできている。(苦笑)
  単純に考えれば、「E-410→E-420」と同等のバージョンアップをしますとE-520として展示すれば良さそうなものだ。事実、去年のE-410,510もリリース時期は違えどもPIEで仲良く陳列されていた。それをなにゆえに、、
(注、ついつい妄想モードで長文化しております。m(_ _)m)




  妄想をしはじめるときりがないが、なるべく理性的に?考えてみることにした。

1.外観上からわかること
  コンセプトモデル、モックアップにありがちな曖昧さが無いと言うところだ。このままE-420と同等の改良点を施したE-520として発表されても何ら違和感のない完成度である。そのままひょいと持ち出して稼働してもおかしくない。加えて何か意味不明のボタンだとか、意味深長なふくらみと言った怪しげな部分もない。ないないづくしである。

2.であるのに、敢えてこれをE-520として発表しないことと合わせて考えると
  去年、オリンパスはE-410,510を同時に発表した。それから考えるにこれをE-520として発表しないと言うことは少なくともE-420と違って、E-520は程なく出るという訳ではなさそうである。例年のスケジュールから行けば夏までに無いとなると次は、10-12月シーズンでの発表と予想出来る。それでも、E-510リリース後1年3ヶ月程度の入替であり他社比入替が遅いという話ではない。むしろこれぐらいがノーマル。E-420の1年が早いという形だ。

  ただ、ノーマルな入替だとすると、E-420の様な改良型バージョンアップというよりも通常のメジャーバージョンアップに近いということだ。E-420と同程度の改良に秋まで時間がかかるというのも考えにくい。となると、E-420程度の改良を施した上で最大ボリュームゾーンを担うE-510後継に関しては更に何らかの改良を施してくるのだろうか?

で、この辺を踏まえた上で私の考える妄想は以下の通りだ。

1.E-3桁機の大きな意味での整理
 これは、リリース時期、サイクルと言ったものになにがしかの意図があるのではという推測である。一昨年ソニー、パナという新たなプレーヤーが加わり二強追撃に向けて各社が挑んでいる。しかし、二強以外のメーカーは所詮「新機種を出した時にこの二強以外の中で順位が変動するものの幾ばくか立てば結局同じ」という流れから脱せない状態が続いている。

 この結局同じ、、と言う立ち位置が第2章スタートまではオリに関しては残念ながらAF一眼来のメジャー4マウント(二強+ソニー(ミノルタ)、ペンタ)の後ろであったが、去年ようやく少なくとも三社の中では団子、もう少しでこの中ではトップにと言うところまで復してきた。事実BCNでみれば、1月はトップ、2月に入りソニー、ペンタが新製品リリースを相次いで発表したあおりでまた上の法則の通りオリがこの中で最下位になったものの5.6%のシェアを維持。3月に入っ他社は新製品の売上げが加算されてきてこの順位は変わらないがそれでも5%弱を維持している。以前なら恐らく1%以下におちるところだが、「ライバル3社に新製品を出された時のペンタックス、ソニー」と同等程度のシェア落ち込みにはとどまるようになった。

 いわば、地力が上がってきたとも言えここで更に安定的にシェアを上げていくと言う事を考えた場合、どどーっと集中してリリースしてシェアを一時的に上げというのを脱し、苦しくても安定的に製品をリリースして地道にシェアを上げていくというパターンにどこかで移行せざるを得ない。となれば、本来は年度を上期下期に分ければ
・どちらか一期に新製品集中でなく、上期下期それぞれ新機種(+それに合わせた新レンズ)
・半期毎に販売的になにがしかの目玉となる機種リリースがある
と言う方が良いと思うからだ。

 そして、この辺も見据えた戦略として考えるならば、キヤノンさんの18ヶ月ルールではないが、反転攻勢上事実上2機種同時投入をせざるを得なかったE-410,510に関してもこれを見直し、おおざっぱに言えば
・上期にE-4xxなら、下期はE-5xxと分散
・E-4xxにグリップとぶれ補正が付いたのがE-5xxと言うのからもう少し個性をそれぞれ
 持たせる
と言う意味で敢えてE-5xxを多少時間をかけてでも秋にしたと言えなくもない。

 とは言え、E-410の後継からこれを適用しいきなりメジャーバージョンアップをするとなると、E-4xx後継は今年の秋、E-5xx後継をずらせば来年の春となる。これは逆に筋論とは言え時間が空きすぎる。地力も更に積み上げないといけないオリとしてもこれはつらい。従って時間軸を早めるために、E-410にE-420と言うリリーフをいれ、E-510は通常通りのメジャーバージョンアップでいくとも考えられるからだ。

 と考えると、ひょっとするとE-510後継の型番はE-520ではなく、E-530もあり得るのではないかと思ったりもする。本来オリのバージョンアップルールからいけば、E-300→330、E-1→E3と奇数に飛ぶ方が正常とも言える。今回E-410の次のE-420がむしろネーミングとしては異例と言うところか?

3.E-410→E420の改良に更にプラスされるアルファは何だろう?
 モデル通りの外観で出ると言う制限を付けて可能性を絞り込んでみる。可能性として無くなるものはバリアングル液晶化とE-3並の光学ファインダーの改善は期待薄だ。そして、E-420に新たに付加されること、E-3桁機であること(=他社の同じ価格帯の機種との比較)を考えると可能性は意外と絞られてくる。

 先ず、E-420と同じE-3からのフィードバックの流れで考えられるのは一つ、AFセンサーの改良だ。E-420で撮像素子周りのフィードバックを終え、E-510後継でAFセンサーも終えるというストーリーだろう。

 もう一つは、既存機能の更なる改良。E-420で言うLVのAFをコントラストAF化した流れの延長線上だ。これも一つに限られれる。E-410に無くてE-510にあるもの、、すなわち手ぶれ補正の改良だ。更にぶれ補正精度を上げるという地味なものや、不満点として出ていた流し撮りモードを水平だけでなく、垂直も加えるというのもありだろう。

 従って、極めて常識的に考えればE-420でなされた改良点を全て盛り込んだ上でAFセンサーと、ぶれ補正を更に改良したのが今回の謎のモデルという考え方だ。

4.E-二桁機の妄想と併せて考えると、、、

 上のノーマルな改良とE-二桁機の存在は意外にしっくりくる。まず敢えてE-510後継にバリアングル液晶をのせないとすればE-二桁機との差別化というのが考えられる。またAFセンサーの改良も
・LVでの位相差AFが二桁機の売りとなればこれに搭載可能なE-3型のAFセンサーを
 つくるはずだということ。(まさか、E-330と同じ3点はあり得ないだろう(笑))
・常識的に考えてE二桁機のボディはE-3より小型。E-330並にはしてくるのではと思う
 こと。
・となると、このE二桁機用の新型の小型AFセンサーであればE-510後継にも流用出来る
 可能性が考えられること。(従ってこれがまだ春夏では無理)
と考えればしっくりくる。

 ただ、こう考えてくると秋は、このE-510後継を出しこれで新型のAFセンサーがとりあえずお目見えし、E二桁機はまたフォトキナではモックアップ、PMAで発表で来年の今頃という感じもしないでもない。

5.と言うことでとりあえずの、今の私の勝手なリリース予定

春 E-420リリース
秋 E-520リリース (PIEの謎のモデルの製品化)
   E-420の改良+ぶれ補正改良+新型AFセンサー
   これまでにまたは同時にZD既存レンズのコントラストAF対応拡大
   コントラストAF精度が更にアップしていればE-420へのファームウェアアップデート
 
秋 同じくフォトキナで新しい謎のモデルの発表(E-二桁機)
来春  PMA近辺で、ベールを脱ぐE-二桁機、来年の今頃の目玉

とこんな感じか、そしてこれらの節目に併せて新レンズが投入と言うことだろう。

来春から夏につないだE-420にも新型AFとかがのればE-3の成果の3桁機への移植と、光学併用ボディのLVにおけるコントラストAF対応(ボディ、レンズとも)がようやく一巡し、妄想通りなら中型機含めオリのラインナップが最終的に全部揃う。

第2章も終焉?一服感?いやいや来春、夏が終わり秋は、、そう。E-3が販売丸2年を迎える。
「でも、そうすると、次期E-3ってコントラストAF対応の搭載とかAFセンサーとか既存機能の改善とか意外と地味になりそうじゃん」と思われる方もいるかもしれない。

いや、そんなことはないと思う。上の妄想には一つ敢えて読めないのではずしているものがある。

6.本当のお楽しみ、怒濤の反転が始まる予感

オリが先駆者となった技術の内、ダストリダクションは他社に抜きんでた性能が他社が追随したからこそ改めて実証された。そして今年はE-420を見ているともう一つの技術、ライブビューを、イメージャーAFを練り上げ、レンズ対応を増やし、とどめに位相差AFでのライブビューの中型機を投入して、ダストリダクション同様ライブビューも先駆者として完成度を高める。

そして、次の新たなデジタルならではの新機能が中型機で出るかもしれない動画撮影との融合だ。これでまたデジタル専用としての新たなフロンティアをオリが切り開いていくと言う感じだろう。

で、戻って次期E-3は何を?となれば、ここで追っている新型撮像素子だ。ライブビューの完成と、新たなフロンティアの開拓を3桁、2桁機に委ねるとすればフラグシップ機の新たに切り開く地平はとりもなおさず、フォーサーズというフォーマットで巷間言われる画質等の限界突破である。これを新型撮像素子の、高感度特性、ダイナミックレンジで別次元に拡大し、今まで飽きることなく?語られていた、フォーマット大小論争に終止符を打つ形か?

ああ、妄想しまくってすごく長い文章になってしまった。ここまで読んでしまった(笑)方はご苦労様である。しかし、一つだけ言えることはE-sytemの本当のお楽しみはむしろ、様々な技術が実を結びつつあるこれからなのかもしれないということだ。
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by Hiro_Sakae | 2008-03-20 23:08 | E,Pen-system関係


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