2008年 06月 14日
敢えて言うけど、、E-420に手ぶれ補正は必要である。
  BCNを見ていると、オリンパスは2月に3位から一転5位におちたが3月から立ち直4位へE-420で5位とは更に水をあけ、E-520登場で一時2位になったがその後僅差でソニーを抜けないと言う状態が続いている。理由は簡単だ。α350とE-520が互角であるのをα200とE-420の差が埋められない。また去年のE-410とE-510同様、E-510発表後はE-420のシェアが落ちている。



  小型軽量の象徴とも言えるE-4XX系に関して、そもそも手ぶれ補正が必要か否かという議論はここ以外でもあちこちで議論されてきている。また価格コム板や、ズイこれのメールの方で時折受ける相談メールでもE-4XX系を購入する際にこの手ぶれ補正の有無の影響を気にする方は結構いる。

  私もE-420では小型軽量を評価して手ぶれ補正が無いが買っている。また、実際にそこそこE-420は売れているではないか?と言う意見もあるだろう。私が言いたいのは、E-420は手ぶれ補正が無くても売れているのは別に手ぶれ補正が無くても良い、無い方がよいと言うのではなくて、「手ぶれ補正が無くとも買ってしまうくらい潜在的魅力を有しているのだ」ということだ。
従って、手ぶれ補正が無くても売れるのでなく、「手ぶれ補正もあればもっともっと売れるはずなのにこの程度しか売れていない」と思うのである。少なくとも、手ぶれ補正が無くても良いという人はいても、あったら困るという人はいないだろう。(笑)

  では、何故搭載されていないか?と言えば巷間では、「あのボディに手ぶれ補正は搭載出来ない。一つはスペースの問題と、もう一つは関連してバッテリーがE-420のバッテリーでは手ぶれ補正するには容量が小さい」という話になっている。この裏返しとしてもし、この手ぶれ補正のためにE-420を少しでも大きく重くしたら、魅力が損なわれてしまうという考えがある。

  私は、E-420の大きさを許容出来る範囲でほんの少しサイズ等を工夫してでも手ぶれ補正を搭載し、逆にE-520はそれと差別化するとしたら、L10の様なフリーアングル液晶の搭載という形で良いのではないかと思う。E-systemのボディはZDレンズにぶれ補正を登載しない以上、ダストリダクション、LVと共に全機種ぶれ補正搭載とするのが本来の姿だと思うからだ。

1.結局、初心者向けレンズキットで唯一ぶれ補正モデルが無い特異性
  その効き目がいかほどのものかは別にしてコンデジの売れ筋はぶれ補正搭載が一般化した。DSLRもキヤノン、ニコンはぶれ補正搭載レンズを用意している。特にDSLRデビューユーザーが多いこの普及型モデルでは、「他社より秀でた機能」も大事だが、「当たり前のものが唯一無い」というデメリットの方が大きいはずである。

  ボディだけを並べてみれば、二強さんのモデルにはぶれ補正は無い。従ってぶれ補正が無いボディはE-420だけではない。しかし実際に売る場合のメインがこれらの普及型ではレンズキットであることを考えればそういえるのである。

2.大きさに工夫の余地がないか?
  元々、E-4xx系の真骨頂はOMを彷彿とさせる小型軽量のボディとあのシェイプ、たたずまいに他ならない。裏を返せば本当に1mmたりともあるいは1グラムでも増えたり大きくなればそれが破綻するのかというところだ。

  例えば厚み。現行のE-520との差もE-520の出っ張ったグリップ部分もばっさりそいでしまえばそれほど差はないように思える。E-420のボディでも目立たない厚みの出し方はあるだろう。例えばハウジング部にセンサーを仕込む分の厚みを確保するのに、2,3mmが必要だとしても背面を均等に2,3mm厚くする必要はなく、厚みの半分はボディ自体を厚くするにしても、もう半分はレンズ装着部の出っ張りだけを前に出すという形をとれば影響は半減される。

  そして、個人的にはE-420の形状で唯一サイズが大きくなっても良いかなと思える部分が一つある。それは横幅だ。E-420の横幅は129.5mmである。私はこれはグリップをわしずかみにする現行タイプであれば良いが、E-420の様なスタイルであれば横幅はもう少しあっても良いのではないかと思う。OMと並べて小さいんだけどすこしずんぐりむっくりした感があるのはフラッシュを仕込んだフラッシュのペンタ部もさることながら、この横幅の影響がある。

 ちなみに、「もっと小さく出来るのを敢えてあの大きさにした」という米谷氏がOMに適用した横幅は136mm。現行E-420対比ではここで7mm稼げる形になる。
 余談であるが、朝日ソノラマ刊の「オリンパスのすべて」にある当時の米谷氏の文章では、左手がカメラのエッジを保持し、レンズをホールド出来る最適位置を決めた上で、右手側は「カメラを保持しながら親指を巻き上げレバーに、人差し指をレリーズボタンに掛けながら、左手の指と干渉しあわない範囲の最小ボディーを取る。こうして出来たカメラの横寸法136mmは、理想的なカメラの大きさへのひとつの解答である。」(かっこ内上記P32より引用)とある。

 時代は変わり、デジタルになっても1970年代と現在で人の手の大きさがさして変わるわけではない。実際もしE-410やE-420を持っている人は人差し指をレリーズにかけた状態でホールディングし、右手を横に引っ張るというかどれぐらい横に伸びても良いか試してみて欲しい。もう何ミリか横にあった方が却って指がせせこましくならず収まりが良いと感じる人は結構いるのではないか。ひょっとしたらこの横幅を伸ばせば、現行のグリップ前提でころころんとした他社のDSLR入門機より横幅は小ささで負けるのかもしれない。しかし、それでこのシェイプにあったホールディングが良くなり、雰囲気がこわれないのであれば私はここにも容量確保の隙間があるような気がするのだ。(本当はOMがあれば、OMを持ち、E-420を持てばE-420より厚みやグリップの出っ張りが無いOMでも右指が窮屈にならないのはここの余裕の差であることが実感出来ると思う。)

 乱暴に言えば、多少デザイン上の工夫はいるかもしれないし、小さいに越したことはないがE-520からあの出っ張ったグリップを取った位までの大きさであればそんなに違和感なく受け入れられるのではないかと思う。(ちなみにE-520の横幅は136.5mm)

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 であれば、E-520はどうなるんだという形だが、、一つ考えられるのはぶれ補正が必須の方もE-4xx系で吸収出来るという前提で、差別化としてはLVのL10化+グリップありというのだけでも良いのではないかと思う。それで明らかに売れないと言うことであればまた付加機能を考えれば良い形だろう。

 もしくは、逆にE-4xx系に集約して、グリップが欲しい人には単純なグリップ、あるいはパワーバッテリーグリップを外付けで用意し、グリップは外付けでも違和感のないデザインとしてE-4xxに最初からグリップ付のモデルを用意するというのもありかもしれないと思う。もし、噂通りE-3の下に中型機がでるのであれば、3桁機を1系統に収斂するという形だ。

 また、現行のスペックでは無理だと言うことであれば、E-4xx系の上位モデルというのもいけると思う。特にE-4xx系+パンケーキ等でGRD2にするかこれにするか的な高級コンデジと比較対象する層を取り込むためである。
 具体的には、フラッシュやこれに付随するコンデンサー等をごっそりとってしまい、上記の様な工夫と共にぶれ補正をつけてしまうものだ。差別化として、ペンタ部はフラッシュが無くなった分のスペースを使って出来るだけ大きなそれもプリズムで光学性能を上げる。そして、E-520と同等か1万円高ぐらいに収めればLive-MOSがE-3並に改善された今では良いのではないだろうか。本音は更に防塵防滴、金属となるがそれを言うときりがないし、それで値段がアップしては数が出なくなるのでフラッシュレスながら、ペンタプリズムファインダーと、ぶれ補正がのったE-420がE-520の値段で買える方がインパクトがあると思う。E-420上級版とE-520は同価格で好みによりユーザーが選ぶという形だ。

 まあ、これにE-3がグリップ付の状態で現行の重量に収まるぐらいに小さくなってくると更にフォーサーズの小ささと精悍さが際だつような気がしたが、、、、この手の話は書き出すときりがないのでこの辺で、、(笑)

 
 
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by Hiro_Sakae | 2008-06-14 23:55 | E,Pen-system関係


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