2008年 07月 03日
NikonがD700で先手を打ち
  去年のニコンに続いて、フルサイズ参入となるソニーや、EOS5D後継が噂されるキヤノンにガツンと一発とりあえずかましたと言う感じだ。



  D3登場から半年強の間に、二機種目。そして既にお店によっては30万を少し割る価格ながらきちんとした作り込みの様でまずは、FXでリーズナブルな機種を待ちわびていたニコンファンの方の喜びの気持ちはよくわかる。値段設定からうまいところを付いてきた様な感じだ。

  ニコンは先だっての決算発表でも引き続きどん欲にシェア確保を狙うキヤノンと対照的に、DSLR市場の伸び率が15%程度を見込んでいる中で、それを下回る7%の伸び率とする=シェアを落としてでも、中上位機を充実させる、利益重視で行くという方針を掲げた。そして、このD700が登場しただけでなく、早くもDpreviewではこのD3桁にもD900と言うSonyの24MP搭載機があるとの噂が出ている。これが本当なら、D一桁系にも24MP機が、、というのも容易に予想される。DXフォーマットに対して大きな撮像素子を使う場合のメリットを
・より高画素化に使うなら24MP
・よち高感度特性に使うなら12MP
というところだろうか。とは言え、何れ1,2年で一桁、3桁機の画素の少ない方も24MP位にいくのかも知れない。

  ニコンの「中上位機レンジを充実させる」の回答がFXフォーマットに二系統のラインナップを用意しこれを充実させるとしたら、、DXの立ち位置特に上位どころが微妙になってくる。私は今回のD700にも搭載されているDXフォーマットのレンズを装着すると自動的にクロッピングしDX機として使えるという機能が搭載されていることに注目した。いまはD700が12MPであるが、これが1年ほどの間に24MP機となれば、DX利用の時でも約12MPであり、現在のD300とさほど変わらない。

  ニコンはD300はDXフォーマットのフラッグシップという説明をしたが、
DXフォーマットボディ→DXフォーマット専用ボディ
FXフォーマットボディ→DX,FXフォーマット兼用ボディ
と翻訳し直せば、値段のみならずどちらが上位と位置づけられるかは自ずとわかる気がする。
DXは全てのボディで使えるが、あるレンジのボディ以上になるとFXも使えるということで上下が区分けされる構図である。この辺はD3、或いはD700あるいは、その次とFXボディが出されていく中でそれと対照的にD300後継の動きを見ていけば何れ回答が出てくるだろう。

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  対抗するキヤノンさんも何れフルサイズを秋頃出してくるのだろう。もし、去年のD300VS40Dの再現があれば、戦略的な価格で投入?と噂されているソニーのふるい落としも兼ねてアッという価格で出てきそうな気もするからだ。

  キヤノンさんの場合は、商売がうまいから、傍目から見て、「キヤノンのDSLRはフルサイズのEOSとAPS-CのKISSと言うマウントが同じだけの全く別のシステム」に枝分かれが進んだとしても、40Dを無くしたりせずに、(何れ、それが殆どKISSの上位機と同じレベルになろうとも)残し続けるような気がする。

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  さてさて、私はというとこれで二つ嬉しいことがある。

一つは、今まで曖昧だった部分が中級機以上とは言えようやくはっきりしてくることだ。各社が中級機以上の作り込みをフルサイズにシフトしていけばよりフォーサーズとフルサイズの得失、大きいフォーマット、小さいフォーマットそれぞれ突き詰めていけばどこが根本的に違い、何を得て何を失うかがより明快になると思うからである。フォーサーズ誕生時からも小さいフォーマットから来る、テレセントリック性やボディ・レンズ総体での小型軽量性等は全てフルサイズとの比較にて行われていたからだ。5年たってようやく、それらが本格的にくっきりとすると言うことだろう。これが正統な方(笑)

二つ目は、これで後2年ほどたって、今年各社から出るフルサイズの機種が次の機種に入れ替わる頃には、かなり安く?これらの中古が手に入りそうなことだ。特にそう言う意味ではキヤノンの新型には期待している。勿論、OM等のアダプターで遊ぶ母艦としてのボディだ。画素数はアダプター遊びとしてはもう十分である。

  最後に、勿論各社普及型、入門クラスはAPS-C機で行くようであるから当分シェア的にはAPS-Cがメジャーであるのだろう。しかし、もしAPS-Cフォーマットとしてそれを極限まで煮詰めていくというのはもう無いという可能性もある。フォーサーズはオリンパス自身これでDSLRのシェアを内視鏡のごとく取ろうという気は最初から無い。5年かけて20%である。多分短期的な視野ではフルサイズがフォトキナを頂点にシェアを拡大するかもしれない。しかし、オリが今までの5年弱同様これを本気で更に先鋭に磨きをかけていく中でむしろ、何か山が動く転機が来るような気がした。ニコン、キヤノン、ソニーの動きに、フォーサーズのオリンパス、パナソニック、ライカはボディ、或いはレンズで、、その答えの胎動だけでも秋に何かあればと期待したい。
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by Hiro_Sakae | 2008-07-03 23:41 | その他写真関連


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