2008年 07月 27日
本当、久しぶりにスナップ写真を1日撮って、、
時節柄?、アップは出来ないがひょんなことから1日スナップ三昧?に浸ることが出来た。そしてそれをどうするのか?当初の予定からはずれて撮りに撮った写真の数々、果てさてどうするか、、、ちょっと長いが、「写真好き」のおじの話として読んで頂ければ幸いである。



今年の春から、私の住むマンションの自治会の役員をやっている。輪番で回ってきたものだ。マンションの自治会と言ってもマンションの世帯数が700戸を超える大所帯の為ちょっとした町内会よりもずっと大規模なものである。尤も、正直輪番が回ってくるまで活動もよく知らなかった。

マンションが出来た当時は自治会が無く、数年前に立ち上がり徐々に活動が始まって去年初めて手作りとも言える夏祭りを開催し今年2回目の祭りをマンション内の敷地を使って行った。自治会に入っている戸数自体はまだ全戸数の半分ぐらいにも関わらずボランティアで集まった人は130名を超える。比較的若い世代が多いのもうちの自治会の特徴だ。

さてさて、事の発端は去年の反省を踏まえて今年の祭りの企画の詰めを行う時に図面や検討資料は残っているものの実際の店やイベントの配置、果ては混雑ぶりの様子を知る資料写真が無いと言うことに皆で気が付いた事だ。勿論、参加した会員の「個人で撮った写真」はあるようだがどれも当然その家族のスナップのようなものでこれを資料として使うわけにはいかない。

それで、私ともう一人の副会長の方は会場設営作業が終われば祭り開催中は「警備見回り班」の一員であったため見回りしながらこの写真を撮るように写真班を仰せつかった次第だ。別に私と相棒のNさんが立候補したというわけでもなく、いわゆる年配の方も多い役員の中では二人は「何でも屋」さん的役回りのために引き受けたと言うところである。
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相棒の副会長はNさん。ボランティアを集めた最後の打ち合わせの席上で私の方から参加者の皆さんに、
・今回、今後の祭りの資料として各店舗、イベントの配置混雑状況等を写真として資料に残しておこうと言うことになり、私とNさんでイベント準備中から写真撮影を行うこと。
・資料としてテントの組み立て状況や、作業の様子、祭りの状況も収めておきたいためボランティアの方の姿も撮影されること。
・記念写真ではないので作業等の様子をそのまま撮影するが、上記の目的以外では使用せずそれ以外に使用する場合は許諾を得るのでイベント期間中フリーで撮影することを承認頂きたい
旨申し入れをしてOKを頂いた。

当日、午前中に大まかな設営作業が終えたところで、夕方開店?準備までNさんが見張りをしている間、私は各店舗のセッティングの様子を黙々と撮影した。あまり面白くない(笑)しかし、仕事だ。それで一服してNさんと話をしながら暇つぶしをしていたら、何とNさんも写真ファンのこと。現在の愛機はニコンのDXのDSLR。高校時代からニコンのMFで通したということで、私が良く行くフィールドにもちょこちょこ出られているらしい。

で、結局3時を過ぎ、開店準備から人がぞろぞろ集まってくる時になり、私はコンデジのままNさんとメインのテントを撮り始めた。で、思わぬ事が起きた。

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いつも、お堅い元会長さんとかがテントの幕を張りながらこちらのカメラを見ながらにっこり笑うのである。そうと決まれば話は早い。私は混雑の様子や「お仕事写真」やイベントの方の記念写真等オールラウンドに撮らないといけないので、E-420にLeicaの14-150ズームのオールラウンドで行くと決めた。ちなみに、Nさんは小型のニコンに、50/1.4一本勝負。

4時からスタート、警備が6時からは本格化するので約2時間勝負。とは言え、親戚や身内あるいはイベント等で観客として演者等を撮る以外準不特定多数の人々にレンズを向けるのは本当に久しぶりである。学生時代に戻った時のような感覚だ。

最初は声がけしてこちらを向いてもらったり、或いは会釈をしながら撮っていった。ボランティアはマンション住民で断っていたと言っても知らない人の方が多い。慣れない人もいる。そうやって挨拶したり、声がけしたり、また撮ったのをその場で見せたりとぐるぐる回っている内にボランティアの人も段々訳のわからないおじ2名がカメラをぶらさげてうろついているのに慣れてくるようだ。またこちらもこの人は撮られるのが苦手、あるいは意識してしまうとか何となくわかってくる。

不思議なものでこちらも自然体で且つ真剣に気合いが入って腰が据わってくると、被写体の皆さんも良い表情を見せてくれるものである。そして、久しぶりにスナップのおもしろさにはまってしまった。正直、今の世の中では一種「禁断の味」である。(笑)肖像権云々と厳しい環境の中で果敢に(良い意味で)一瞬を切り取りに行くスナップシューターの方の気持ちがわかったような気がする。

私がいつもとるような自然も良いし、鳥も良い。その他写真で楽しめる被写体は色々ある。またこれらを描写したり、記録する手段は絵画、CG、動画その他色々あるだろう。ただ、やはりこの「人、人間」の生き生きした感じや、普段見えてこないその人の一面なんていうのを描写するツールとしての写真のポテンシャルというのは他の手段に比べ圧倒的に高いような気がした。

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と言うわけで、私のNさんの手元には「後々の資料撮影とは言い難い」想定外のスナップが一杯残ってしまった。(笑)今日、後片付けで二人で
N「あれ、どうでした。見ました」
私「はい、早速、ただぶれぶれとかどうしようもないのもあってこれらは消しちゃいましたけど」
N「私もそりゃあ、でも結構残りましたよね」
私「ええ」
N「捨てるに惜しくないですか?」
私「そりゃあもう、まあご本人には記念に配ろうとは思いますけど」
N「本当はでもこれらの方が祭りの感じが伝わりますよね」
私「確かに、見て喜んでもらえるものもたくさんあるかなあと、、」

結局、会長さんとかに話をして今、これを何とか自治会の資料としてひっくるめて保存した上で、撮影した写真をマンション内に展示することを考えている。後は、自治会の広報誌等への掲載だ。まあ、展示はマンション内に然るべきスペースもありきちんとするつもりではあるものの、レベルは学校で運動会や遠足の後に模造紙に張って教室の後ろに貼ったのと大差ないものだ。(笑)

アマチュアで写真と言えば、それはパーソナルなものであるが、難しい理屈でなく小さな子どもがたわいのないことでも「ねえねえ、あのねこんなのがあったんだけど、、」と思わず話したくなるのと同じように、自分だけでなく周りの人とその写真について感じたこと喜びなりを分かち合いたいという欲求があるのも事実だ。

ネットが一番簡単で且つ広範囲ではあるが、何かあった時のリスクを考えると特に人物写真は制限せざるを得ない。かといって、個展等の発表の場があるわけでもない。またクラブ等だとどうしても見てもらう人が特定、固定化しがちだ。

自治会なり、コミュニティ内というのは、そういう特定少数、あるいは公開する中身の限定を拡大しつつ、不特定多数のリスクを回避するぎりぎりの括りなのかなあと言う気がしている。アマチュアが写真を通じて、個人で背負えるリスク(コントロール出来るとしても良いかだろう)の範囲内で、パブリックと接点を持つ(=公開範囲を拡げられる)ぎりぎりのところと言っても良いかもしれない。

昨晩はこの辺を打ち上げでビールを飲みつつあれこれNさん+αで話をした。お互い仕事も忙しく、普段自治会、コミュニティ活動などどちらかという縁遠い世代ではあるが、とにかく今回の件をうまく仕上げて?、次につながるきっかけにしていこうと話したところだ。勿論、撮る方の輪も拡げていきたいし、(実際明らかに俺も、、と言う人に声をかけられた)その中で、オリンパスロゴのストラップで頑張っていくつもりだ。(笑)
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by Hiro_Sakae | 2008-07-27 23:22 | その他写真関連


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