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2008年 09月 27日
E-XXの情報やオリマイクロ機から考える次期E-x
フォトキナの話題も出尽くしたようで、、

E-XXの情報やオリマイクロ機から考える次期E-x_c0036985_23348100.jpg

E-3, Zuiko 90/2 Macro
ISO AUTO
CaptureOne4

これの与太話を書こうと思ったのだが、、




やめて次期E-3絡みで思ったことを書こうかと思った。

今回、オリンパスはE-xxラインを揃えることによりボディラインがようやく揃った。ここに至るまでオリンパスは、DSLR特有のダストリダクションこそE-1誕生前に完成させていたが、49分割のAEシステム、新型AFセンサー、そしてレンズのSWD駆動等第二章に至るまでに、AF一眼レフ時代があった他社と違い、文字通り走りながらこれら基礎の部分も開発してきたことになる。加えてボディによるぶれ補正システム等も全て自社開発でこれをものにした。結果的に、何だかんだといわれながらも、AF一眼レフ4大マウント(FE,F,α、PK)以外では唯一、シェアらしいシェアを現在確保することが出来た形だ。とにかくもAF一眼レフ空白のハンディをがむしゃらに詰めて次につなぐべくひたすら走った5年間とも言えよう。

そして、とりあえず生き残ってみたが他社とて止まって待ってくれていたわけではない。これからを見ればAPS-Cもそれぞれ進化した上に、早くから予想されていたことではあるがフルサイズのDSLRがいよいよ本格的な展開をしてきたわけだ。ここで、私としては言いたいのはフォーサーズが本来の強みを更に際だたせるためには小型軽量化を更に進めるしかないのではないかということだ。

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今回、例えばマイクロで小型化に対する強いニーズを考えればEVFを省いた上に、ボディ内のぶれ補正システムの搭載をも見送ろうかと言う意見が出た。またE-xxに関してはE-3のシャシを基本としながらも防塵防滴を省いたことが恐らく、軽量化に効いているのだと思う。この辺から、恐らくオリンパスもフォーサーズが際だつべき重要な「機能」の一つとして小型軽量化を念頭においてくれていることは読みとれる。

今は、上記のマイクロや二桁機の様に小型軽量にベクトルを振る際には何かの機能を省かないといけない。またフォーサーズにおいても、E-4xx,5xx型シャシにおいてのみようやくOMの質量に比較対象となる程度に収まってきた感じだ。尤もここに至るまでに大変な苦労があったことはよくわかる。

個人的には、フルサイズが既にソニーなどはE-3とさして変わらない重さに近づいてきていることやAPS-Cのハイエンドに対する小型軽量の強みを打ち出すとすれば、OM並は無理にしても、やはりE-一桁機の重量はE-1並(660g)にまた戻す努力をすべきだと思う。そう言う意味で今度のE-二桁機がどこまで軽量化してくれているのかは注目したいところだ。インタビュー記事によれば100g以上は確実に詰めてきたとのこと。E-3は810gであるから、600g台には戻したか。

理想は、E-xxで「とりあえず防塵防滴のボディ外装は出来なかったがE-3と同等の機能を詰め込んでE-1と同じ重量にまで戻したぞ~」というのであればありがたい。未だ不明の「新機能」よりはこちらの方が、私的にはよほどありがたいくらいだ。(笑)そして、これを更に詰めて今度はE-xxと変わらぬ重量で防塵防滴ボディにし、E-xxより後に出る分より改良されたスペックで次期E-3が出てくるとなれば良いだろう。勿論それにはあのE-420を実現した時の様な実装技術から新たな「ブレークスルー」が必要なのかもしれない。

もしくは、E-xxx型や、マイクロでぶれ補正や、EVF等機能を削ってまで小型化を目指す「こだわり」をこの上位機用のシャシでもやってもう一機種作れないかと言うところだ。
すなわち、フリーアングル液晶や、フラッシュも取り払えるものは取っ払って(そういうのがある方が良い人は全部付いたモデルを買えばよい)徹底的な小型軽量版を作り上げるというものだ。次期E-3の防塵防滴、ダストリダクション、ぶれ補正、ファインダー、画像エンジンと言う写真撮影の根っこの部分だけは同一にして後は省けるだけ省く仕様である。小型機のニーズは何も、DSLRの初心者、入門者だけでなく、経験者でも「軽いに越したことはない」はずである。むしろ、自分のニーズを把握し、カメラの操作、使いこなしも自分自身で工夫出来る経験者こそ便利機能を省いたモデルでも「より軽ければ欲しい」という層はいるような気がする。


勿論、レンズにおいても、小梅のラインナップ完成のために編み出されたレンズ小型化のための様々な技術を竹以上の今後のレンズ(含むリプレース)に入れてレンズも更に小型化してくれればありがたい。

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まあ、ユーザーの無茶な希望とは言えなくもないが、ただDSLRシステムとして破綻したり使いにくくなってしまう限界までは小型化をしていかないとフォーサーズの立ち位置は危ういと思う。実際、小型化が普及型だけで一桁機はむしろAPS-Cのハイエンドやフルサイズの方が軽いとなれば、仮にその時はフォーサーズが進化して、画質的にはさしてかわらないとしてもより軽いAPS-C等を選ぶという逆転現象も起こりうる話ではある。

そう言う意味では、マイクロフォーサーズの小ささもさることながら、今度出てくるE-xx機が実際どれほどE-3対比小型軽量化されてくるのか?そしてそれは実際に連れ出すときの肩に、あるいは構える手でカタログ上でなく実感として感ずるほどのものか?と言うのは大いに気になるところだ。出来れば、防塵防滴と(恐らく)プリズムをこれぐらいにすれば、ここまで軽くできるところまで改善してきているのかと感ずるようなものを期待したい。それはE-xx機の派手ではないが、大きなメリットになると思うし、何よりもその先に何れでてくる次期E-3に対する期待にもつながるからである。

by Hiro_Sakae | 2008-09-27 23:15 | 未発表機種/他社動向


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