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2008年 10月 05日
ということで、
Macro-Elmar並びに、中望遠マクロで与太話、

ということで、_c0036985_1247882.jpg

E-3, Macro-Elmar R 100/4
ISO AUTO
CaptureOne 4




Leica-Rの中望遠マクロと言えば、このMacro-Elmarよりも後に出たAPO Macro-Elmarit 100/2.8,俗に言うAMEの方が有名だろう。絶対性能的には当然、後者の方が良いのであろうが、私はひょんなことでこのレンズの存在と実力をしってからこちらを使っている。Elmarの名前通りと言おうか、いわゆる3群4枚、広義のテッサータイプである。

元々、テッサー型及びその類型は近接撮影に強くベローズマクロの時代には色々あったとは言え非球面レンズも、EDレンズも何もないただの4枚玉でこれだけの写りをするのであるから大したものだ。下の撮り書きでも少し書いたがマクロとは言え近接はアダプター無しでは1/2倍にも届かないが無理をしていない分良かったのかもしれない。そしてこの弱点はフォーサーズの小さいフォーマットのおかげで相殺されてしまう形だ。この焦点距離としては小振りなおかげで取り回しも良好である。

フォーサーズにおけるマクロ撮影の良さは以前から、被写界深度がかせげることや、同じ被写界深度では早いシャッター速度が切れることはここで何度か書いている。これはフォーサーズの規格自体がもたらす利便性と言えるだろう。そして、特にアダプター利用においてはこれに加えてオリのE-system自体にも利便性をあげる仕組みがある。
先ずは、現行でも他社対比優位性を保っているダストリダクションがあげられる。そもそも、DSLRなどを想定しないため、最新のレンズでのダスト耐性(気密性等)では分が悪いMF時代のレンズ使用においてダストリダクションの威力は大きな保険になる。
次に、あげられるのは何と言ってもこれらのアダプターレンズにおいてもぶれ補正が使えると言うことだろう。OMには無いような焦点距離まできめ細かく焦点距離が設定出来るようになっている。これで、換算焦点距離が倍になるメリットをいかしつつ、ぶれのリスクを軽減することが可能になったわけだ。

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時々、つらつら思うのだが、オリンパスがなかなかZD100マクロを筆頭に欲しいなあと思う単焦点レンズをだしてくれないのに、まあまあと思いながら気長に待っていられるのも
・当初ダストリダクション
・次に、ライブビューでのMFフォーカシングと絞っても暗くなりにくい液晶ビュー
・更に、MFレンズでも手ぶれ補正可能
とZD単焦点をじらされているのと裏腹に、アダプター利用の利便性は着実に改善しているからに他ならない。

この、一見意図せざるアダプター利用の利便性の改善は(特に最後の手ぶれ補正対応など)「すまん、単焦点もうちーっと後回しになるんでこれでしのいでおいてくれ」と言うことなのかもしれないと勘ぐってみたりもするのだ。そう言う意味ではもしE-二桁機でアダプター利用でのフォーカスエイド機能など搭載されていたら、それはそれで嬉しいが、またZD100マクロ先に伸びるよ~という裏サインかもしれない。要注意である。(苦笑)

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最後に脱線ついでに、最近出たツァイスのMFレンズのキヤノンFEマウント版を見て、MFのレンズでも電子マウント対応(開放測光対応と、フォーカスエイド機能)が出来るなら、フォーサーズの広角用の超小型パンケーキなどはMFっていうのもありかなと思った。換算28mmと言えばフォーサーズでは14mmである。深い被写界深度を活かしてスナップするならMFでAF駆動機構も取り払って極限まで薄くするのもありかなとおもったのである。かつて、コシナフォクトレンダーであった、SnapShot Skoper25mmの乗りである。まあ、こんなものは優先順位としてはすごーく後ろの方であるとは思うが、、(笑)

by Hiro_Sakae | 2008-10-05 13:39 | LeicaR & Viso系


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