2008年 11月 09日
ということで、ZD35-100で
与太話。

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E-3,ZD35-100/2
ISO AUTO
CaptureOne 4.5 Pro




このレンズの登場は2005年秋。丁度ボディの方はE-1登場後、2004年秋にE-300,そしてE-500が登場したもののE-3は当然無い。これと同時期に梅ラインでは今やZDの名レンズのひとつとして評価が定着した感があるZD35/3.5マクロがリリースされた。ZD35マクロは登場時から高い評価とリーズナブルな価格で人気を得た一方で、このレンズは雑誌等を見るに付け、その描写力は高いものであったものの今ひとつだった。思うに、ZDの場合には竹に50-200/2.8-3.5と言う強力な弟?がいた上に、松レンズをハンドリングするに足るボディがE-systemには存在しなかったと言えよう。いわば早すぎたデビューとも言える。

勿論、E-1あるいはE-500でこのレンズを使いこなしておられる方もたくさんいる。ただ、今回私は念のために一脚を持ちだしたが、いつも通り手持ちで撮影をした。もし、E-1対比改善されたISO感度特性、AF、そして手ぶれ補正搭載が無ければ多分そういうわけにはいかなかったと思う。尤も、松レンズのポテンシャルからすればまだまだボディの進歩に追随していく余裕を感じる。とは言え、ようやくZDの最高峰である松レンズ群とボディが見合ってきたのかなという感じだ。

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ZD14-35と同じく、絞りはただただ被写界深度のコントロールのみに存在するかのようで解像力をどうこうするための絞り込みは一切必要ない印象を受けた。開放から全開は変わらずである。ピントのあったところがシャープなのにぼけのつながりがなだらか、従ってF2と言えども被写界深度は(35ミリ対比)深いのだがそれだからと言って画面全体の印象として柔らかさがなくなるわけではないところはZD14-35と同じである。むしろ、こちらの方が焦点域が長い分そう言う部分は勝っている印象を受けるかもしれない。

実は、換算70-200mmというのは私にとってはよく使う焦点域であったため今回導入した松の中でもいの一番に入れようと思っていたのはこれである。このあたりも何れSWD化するのかもしれないが、実際リミッター付のAFでインナーフォーカスでもあり私の用途では現行のAFで特段支障がない。SWD対応で重くなるぐらいならこれで良いかと思う。またフォーカシングリングはSWD非対応の電子リングであるが、これぐらいの重さになるとむしろ手持ちで保持しつつリングを回すにはこちらの方が軽く回しやすい。かといってリングを回す感触は悪くないし何よりファインダーで見る開放絞りの世界ではピントがとても見やすい。

使っていて感じたのは、上に触れたように絞り値をいじるとなるとそれは単に被写界深度、ぼけ具合の調整でしかない。逆に言うと気になり出すと絞りによる変化がよくわかる。わかってしまうと気になる。気になると、これがベストだっただろうかと悩む。ZD14-35などでもPあたりで撮っているとおおーっと満足出来るけどA等でとりだすと途端に悩み、却って難しく感じてしまうと言う類の書き込みを各所でみたりするが、このレンズもそうだ。

また、私の手持ちではこれが最重量級となる。E-3との組み合わせで今日は2時間弱あれこれ歩き回ったが、やはり肩にかけて移動している時は通常より重いなと思ってしまう。しかし、歩きながら気になるターゲットを見つけて肩からカメラをはずして、撮影を一段落させるまでの間は重量バランスが悪くないこともあり、重くて撮りづらいと言うことはなかった。勿論上に書いたようにE-3側のアシストのおかげもあるが、とにかくのぞいていて見えてくる世界が楽しくさせてくれる。重さを気にしなくなるというところか?

年甲斐もなく、書いてしまうといささかこっぱずかしいが、撮っている間重いの軽いのなど気にならないほど私を「夢中にさせてくれるレンズ」に久しぶりに合った気がした。
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by Hiro_Sakae | 2008-11-09 19:16 | ZD35-100


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