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2008年 11月 16日
E-30の立ち位置と価格について
 ただの私的与太話ではある。



  
  E-30の現在の価格設定は高いという話がある。オリンパスには申し訳ないが昨今の他社の同グレード(例えばキヤノンの50Dであったり、ニコンのD90あたりであったり)と比較してやはり私もこれはE-systemのミドルクラスとしては高いと言う印象を持たれても仕方がないのかなと思う。

 ここにきてDSLR全体の価格低下は従来以上に顕著になっている。メーカーとしての適正価格とは別に、商品でありオープン価格である以上は実売価格に需給が反映されるのは当然のことと言えよう。そう言う中で他社の同クラスDSLRとて1円でも高い値付けをしたいところを現状の価格に落ち着いているところを見れば、
・このまま高止まりに固執して売れないか
・結局、他社と均衡するところまで価格が下落した後落ち着く
のどちらかしかなく、過去のオリンパスのDSLRを見ていると後者になる可能性が高い。よってオリンパスのユーザーで既にボディを持っている人ほど「様子を見よう」と言うことになると思う。

 実際に、E-30の中身を見れば防塵防滴とファインダー倍率をのぞけばE-3よりも改善していたりE-3にない機能が色々付加されている。と言うよりも、基本部分はE-3と共通のようであるから、むしろ兄弟機という感じに近いのかもしれない。実際、DpreviewでE-3登場前の次期E-1はプロ仕様のEP-1と、ハイアマチュア向けのEA-1の二種類のコードネームがあると噂が出ていた。EP-1がE-3とすれば、EA-1がE-30と言うことなのだろう。

 今更であるが、こういう形のミドルクラスボディとして出すなら、いっそのこと、E-systemは上下2ラインの2バリエーションとした方が却って良かったのではないかと言う気もする。
すなわち、エントリークラスのE-xxxライン、ミドル以上のE-xラインの二系統でそれぞれ、そのカテゴリーで機能を満載したフル機能バージョン(E-520と、E-3)とベーシック性能を維持しつつも極力小型軽量に振ったバージョン(E-420とE-30)と言った位置づけだ。もしこうするなら、次機種は、E-4,E-40でなく、E-4P,E-4Aとしても良い。

 現行のE-30と何が違うのかというと機能の端折り方の違いである。すなわりミドルクラス以上は撮像素子や、電子的機能と言った年々進化するとは別の陳腐化しない部分、すなわち、防塵防滴であるとか、ファインダーをこそ極力けちらずに奢るというのがセオリーだと思うのである。ミドルクラス以上を敢えて買おうとすれば、当然気に入れば一世代買換を飛び越してでも使うレンジとなる。また、多少機能が最新機種対比劣ってもユーザー側も「慣れでカバー出来る」層がかなりいる。つまり、E-30をE-3の派生小型化バージョンとして再編成するとなればE-3から端折る機能が変わってくると言うことになる。となると、例えば

・仮に外装は軽量化のために非金属素材を使うにしても防塵防滴は極力E-3同等。
・ペンタ部分の小型化は、倍率縮小によるプリズムの小型化でなく、フラッシュレス等で対応する。

要は、E-3の金属ボディ外装をエンプラにし、フラッシュを取るなどしして小型軽量化したが、防塵防滴や、ファインダーまでE-3と同等もしくは1年新しい分正常進化したE-一桁の軽量小型バージョンという位置づけだ。これで、現行のE-30と同等価格であればまだ抵抗が少なかったように思う。場合によっては、E-3があるのであるからフリーアングル液晶を省いてもっとソリッドに小型に出来るならそれもありかとは思った。(個人的には、フリーアングル液晶はE-520タイプにこそ早く搭載すべきであると思う。)

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脱線ついでに妄想を書くとすれば、オリはこれに更にマイクロフォーサーズ機が加わるわけであるから、既にここでもいくつかのコメント等にあるように、マイクロも含めたラインの整理をすべきだと思う。すなわち、

上級、中級
フォーサーズのE-3型シャシをベースにしたモデル
マイクロフォーサーズのハイエンドモデル

エントリー~中級
フォーサーズのE-xxx型シャシをベースにしたモデル
マイクロフォーサーズのベースモデル

と言う形か?エントリーではフォーサーズ、マイクロフォーサーズ相乗りも想定されるのでZDのスタンダードレンズ群は基本的にマイクロのコントラストAF対応モデルに統一する。

問題は、フォーサーズのE-xxx版だ。私は、やはりここのバリエーションにはG1と同等のEVFモデルの投入は何れ避けられないと思うし、入った方が良いと思う。マイクロのEVF,そしてE-xタイプの光学ファインダーと並べた場合に、E-xxx型の光学ファインダーは、やはり使いづらいとなってしまうと思うからだ。
もしくは、光学ファインダーの場合と逆転の発想で、パナソニックがG1,同動画対応をリリースした後に、L1もしくはL10の後継機をEVFバージョンで出すというのもありかもしれない。尤もフォーサーズでEVFを登載する以上は、これを位相差AFで使うというのを売りにすべきだと思うので、ボディ側の工夫も必要になってくる。むしろこの辺は共同開発した方が良いのかもしれない。

フォーサーズ版のEVF機となると、ざっくり言ってしまえばソニーのα350等のEVFバージョンと言うイメージだ。ファインダー、ライブビューとも位相差AFセンサーでストレス無く使えるイメージだ。おまけにコントラストAF対応レンズであればコントラストAF対応も出来る。この辺がパナのLシリーズバージョンとして出し、オリバージョンはこれの兄弟機と出して、既存E-xxxの光学ファインダー機とどちらが売れるか見てみるのは良いことだと思う。勿論、明らかにフォーサーズでも利点が多く、売れるとなれば切り替えればよいことだ。
そうなるとフォーサーズ、マイクロフォーサーズのファインダーは、
・E-3タイプの高倍率ファインダー(E-xシャシベースモデル)
・G1タイプのEVF(E-xxx&パナL、マイクロフォーサーズ)
の二つに収斂される。パナが高性能なEVFを奢れば、現在のEVFでも充分実用になることをG1で証明した。私のような未だ違和感のあるレガシーを引きずっている者はこれは慣れるしかない。(笑)慣れるのがいやだったり、光学ファインダーにこだわるのならE-xシャシモデルがあると言うことだろう。それでも不満なら、他社があるというところだろうか?

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レフ構造の記事でも書いたが、この新しいものをどん欲に取り入れていく、或いはどんどんデジタルのレンズ交換式システムとしての「純度」を極めていくという方向性は、フォーサーズがデジタル専用システムとして産声を上げた時から小型軽量化と共にDNAの様にビルトインされた進化ではないかと思う。結局、このDNAを止めるような事があれば、それは別にオリやパナやフォーサーズでなくてええやんという事だと思う。


勿論、今実際に使う上での使い勝手等で自ずと限界はある。例えばEVF搭載もG1が出るまではもっともっと先の話であると思っていた。実際に今フォーサーズのシステムをフルに生かすためには光学ファインダーをはずすわけにはいかないし、将来的にもEVFモデルに併存している可能性が高い気がする。しかし、それはあくまで「光学ファインダーでないと実現出来ない領域、満足出来ないという需要が残っている」という前提の話だ。

と考えてくるとマイクロフォーサーズだ、いやフォーサーズだ、EVFだ、光学だなどとあれこれ言うのはあまり意味が無い様に思えてきた。もしマイクロでEVFがユーザー側の評価を得てそれがフォーサーズのE-4xx,5xxよりもよいとなれば、メーカー側とてそれに固執する理由はなにもないはずである。むしろ、EVF専用機によるツイン千鳥AFとの融合が出来るのであれば、(ミドルクラス以上を高倍率プリズムに統一することとあわせて)フォーサーズの泣き所のひとつであった、ファインダーの小ささというデメリットが一気に解決する。(そうなってくると、いよいよ残ってくるのは、撮像素子の従来のLive-MOSの延長からのブレークスルーがいつ来るかになってくる。)

と、E-30の話から大きく脱線してしまった。とりあえず、私がこういう妄想の下に将来光学搭載機のボトムとなりそうなこのタイプの現状のファインダー等含め、今回はE-30を検証してみようと思っている。

by Hiro_Sakae | 2008-11-16 22:35 | 未発表機種/他社動向


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